あまり見かけない漢字だけれど、メールや書類に「仝」という文字が入っていたら、あなたはなんて読むでしょうか?
「全部」などに使われる「全」の字に似ているけれど、少し形が違います。
ふだんあまり使わない漢字でも、いざという時に読める人ってカッコいい!
では、この漢字はなんと読むのが正解でしょうか!?
日本語の「いま」を見つめる国語辞典『大辞泉』が発信しているクイズで、ことばセンス&知識に関して自己点検してみましょう。「間違いやすい表現」をマスターして言葉・表現に自信をもてるビジネスウーマンに♪
【問題】
「仝」あなたは、どちらで読みますか?
1.とう
2.どう
正解は?
2.どう
「仝」は「どう」と読みます。「前に同じ」という意味で使われる漢字です。つまり「同」と同じ意味の漢字というわけ。
かしこまった書類で使われることもあるだけに、ビジネスウーマンなら知っておいて損はありません!
【ことばの総泉挙/デジタル大辞泉】では46%の人が正解していますが、53%つまり過半数が、本来の読み方とは異なる読み方で認識してしまっています(2017年11月10日現在)。
「仝」は「どう」と読み、
薩摩藩 西郷隆盛
仝 大久保利通
のように、「前に同じ」という場合に用います。
『大辞泉』では、漢字項目「同」で、「仝は(同の)俗字。」と説明しています。
(ことばの総泉挙/デジタル大辞泉より)
【もっとことばの達人になりたいときは!】
▶︎ことばの総泉挙/デジタル大辞泉
初出:しごとなでしこ