ちょっと優雅な暮らしをしている先輩に、「セレブですね~」と声をかけて、褒めてはいませんか?
後輩から「セレブ」って言われて、まんざらでもない表情になっている先輩を見て「よし! これでゴマスリは完璧!」なんて、ちょっぴりあざとい女子もいるかも?
ところで、この「セレブ」ということば、あなたはどんな意味で使っていますか?
日本語の「いま」を見つめる国語辞典『大辞泉』が発信しているクイズで、ことばセンス&知識に関して自己点検してみましょう。「間違いやすい表現」をマスターして言葉・表現に自信をもてるビジネスウーマンに♪
【問題】
「『セレブ』にも人気のダイエット」あなたは、どちらの意味で使いますか?
1.富豪
2.有名人
正解は?
2.有名人
「セレブ」は「セレブリティー(celebrity)」の略語で、著名人を示すことばです。
冒頭の「先輩、セレブですね~」は、「先輩、有名人ですね~」の意味に!
【ことばの総泉挙/デジタル大辞泉】では55%の人が正解していますが、45%つまり半数近い人が、本来の意味とは異なる意味で認識してしまっています(2017年11月6日現在)。
「セレブ」は「セレブリティー」の略。日本では、映画スターや実業家などが多く「セレブ」として紹介されるため、富豪のイメージが強い言葉ですが、本来は所得や財産とは関係のない言葉です。
※ ※
セレブリティー【celebrity】
(1)著名人。名士。セレブ。
(2)名声。高名。
(ことばの総泉挙/デジタル大辞泉より)
【もっとことばの達人になりたいときは!】
▶︎ことばの総泉挙/デジタル大辞泉
初出:しごとなでしこ