ジャズピアニスト・上原ひろみさんってどんな人?
今回ご紹介するのは、上原ひろみさん。
年間、150本以上のライブをこなし、1年の2/3を海外で過ごす、言わずと知れた世界的に有名なジャズ・ピアニストです。
2011年には「スタンリー・クラーク・トリオ feat.上原ひろみ」でグラミー賞を受賞し、2016年にリリースした「SPARK」で全米ビルボードのジャズチャート1位を獲得。また、ジャズの本場ニューヨークのBlue Noteでは、日本人唯一となる13年連続公演を成功させています。
突出した才能で、24歳にして世界デビューを果たす。
上原さんがピアノを始めたのは、6歳の頃。
先生は、音楽の楽しさを情熱的に教えてくれる人だったそう。子どもながらにお客さんの笑顔にポジティブなエネルギーを感じ、「これが世界中で出来たら幸せだろうな…」と思い、ピアニストの道を志すように。
その後、17歳でジャズ界の巨匠チック・コリアに絶賛され、20歳でアメリカ・ボストンのバークリー音楽大学に入学。在学中にジャズの名門テラークと契約し、2003年に24歳にして、世界デビューを果たします。
以来、国内でも、ドリームズ・カム・トゥルー、矢野顕子、東京スカパラダイスオーケストラなど有名アーティストとの共演ライブも行っています。
上原ひろみさんの「7つのルール」
さて、そんな上原ひろみさんが「いつもしている7つのこと」=「セブンルール」とは…
1.毎回88コの鍵盤すべてに挨拶する
いつもピアノを最初に弾くときに、88の鍵盤全てを弾く。会場ごとに聴こえ方が全く違うので、まずは挨拶する。
2.本番前にお腹いっぱいにする
本番前に食べない時はない。いつもお腹いっぱいにエネルギーを蓄え、本番に臨む。
3. OFFの日は観客になる
休みの日は、ライブや舞台を観に行くことが多い。本当に音楽が好きで、音楽のライブに行くことはもちろん、お芝居やお笑いも観に行く。
4. ホテルの部屋にキーボードを置く
ツアーの際は、いつもキーボードを借り、ホテルの部屋に置く。
5.現地の言葉で挨拶する
現地の言葉で話すことによって、その国で演奏させてもらっていることに対しての尊敬や感謝を表したい。
6. 静岡産のお茶を常備する
子どもの頃から緑茶を飲んできたので、お茶がない生活が考えられない。慣れ親しんだものをどれだけそばに置けるかというのは、精神的にすごく大切。
7.一生ルーキーでいる
いろいろな事情でお客さんが入らないこともある。また、演奏のほとんどはアドリブで、自分でもライブがどうなるかわからないから楽しい。いつまでも、ルーキーでいたい。
1年の2/3を海外で過ごされていることに驚きです。同じ日本人として、こんなに世界で活躍されている方がいることがとても誇らしいです♡ 今後の更なるご活躍を期待しています!
次回の「7ルール」の放送は、11月7日(火)よる11時~11時30分です。主人公は、アパレルメーカーH&Mの敏腕広報マン・室井麻希さんです。
しごとなでしこでは、番組の内容をもとに彼女にフォーカスしていきたいと思いますので、是非チェックしてくださいね♡
初出:しごとなでしこ
ジャズピアニスト 上原ひろみ
静岡県出身 38歳。6歳でピアノを始め、ヤマハ音楽教室で作曲を学ぶ。17歳でジャズの巨匠 チック・コリアと共演し、1999年にアメリカ・ボストンの名門・バークリー音楽大学に入学。在学中にジャズの名門レーベルと契約し、2003年にアルバム「Another Mind」で世界デビューを果たす。ニューヨークを拠点に数々のビッグアーティストと共演し、2011年には「スタンリー・クラーク・トリオ feat.上原ひろみ」でグラミー賞を受賞。2016年にリリースした「SPARK」で全米ビルボードのジャズチャート1位を獲得するなど、世界の音楽シーンを席巻。今年9月にハープ奏者 エドマール・カスタネーダとニューアルバム「LIVE IN MONTREAL」を発売。