アラサー期になると、同期入社でも、仕事の質や会社での立場に差が出てくる頃です。同じように……むしろ、自分より仕事ができなかった人が、成績を残すようになり、どんどん上に引き上げられていく姿を見るようになる。
これからは、その差がどんどん開いていくので、「もっと面白い仕事がしたい」と思う人のために、コツを紹介して行こうと思います。
その1:嫉妬をしない
嫉妬をすると、自分の努力を怠り、人のアラ探しや弱みを見つけることにエネルギーを持っていかれてしまいます。そうすると、自分の人間性のようなものが下がってしまう。
また、嫉妬をすると同意してくれる仲間が集まり、なんとなく自分の気持ちが安定するようになる。その安住感に慣れてしまうと、状況は悪くなり、いい仕事が回って来なくなる可能性を高めてしまいます。
その3:常にあいさつをして、笑顔が多め
会社員として働く場合、仕事は受け身の部分が多い。いい仕事を任され、いい上司に出会えるのは運だと思っていたら大間違いです。「類は友を呼ぶ」という言葉通り、いい部下はいい上司と引き合うものなのです。
ではいい上司とはどんな人かというと、私欲に走ることがなく、仕事を楽しめる人。こういう人には、お世辞やおべっかが通用しませんし、自分の仕事を一生懸命やっても、目覚ましい成績を残さない限り、チームに入れてもらえないほうが多いです。
そこで、威力を発揮するのは、あいさつをすることと、笑顔が多いこと。これができていると、いいプロジェクトのメンバーになれる可能性が高まります。
いずれも、簡単そうに見えて、実行し続けるのは難しいですが、やるだけの価値はあります。仕事への姿勢や周囲からの効果もどんどん変わっていくのを実感するはずですよ。
初出:しごとなでしこ
前川晶紀 Writer
1977年東京都生まれ。女性のマネープラン、投資などの企画を手掛ける。現在、銀行系の雑誌に連載を持つなど、多角的に活動。
企業経営者のインタビューなどを多く担当している。