働くみなさん、「正しい表現」に自信はありますか? 書類を作成するとき、ちょっとした手紙を書くとき…「あれ? この表現でいいんだっけ?」とふとわからなくなるときがありますよね。また、受けとった書類やリリース、メールに間違いを発見すると「うっかりした人だなぁ」「もしかして雑な人?」とその人への評価が下がることはありませんか?
日本語の「いま」を見つめる国語辞典『大辞泉』が発信しているクイズで、ことばセンス&知識に関して自己点検してみましょう。「間違いやすい表現」をマスターして言葉・表現に自信をもてるビジネスウーマンに♪
問題
「社会の厳しさを○○○○と感じた」あなたは、どちらで書きますか?
1.つくずく
2.つくづく
正解は下に!
正解は?
つくづく。
「社会の厳しさをつくづくと感じた」となります。漢字で書くと“熟”となります。
【ことばの総泉挙/デジタル大辞泉】では78%の人が正解しています(2017年9月7日現在)。
つく‐づく【熟】
(1) 物事を、静かに深く考えたり、注意深く観察したりするさま。よくよく。じっくり。
(2) 物事を痛切に感じるさま。しんから。しみじみ。
(3) もの寂しく、ぼんやりしているさま。つくねん。
※ ※
語源ははっきりしませんが、「尽く尽く」や「付く付く」、「就きて就きて」から転じたとする説などがあります。
(ことばの総泉挙/デジタル大辞泉より)
【もっとことばの達人になりたいときは!】
ことばの総泉挙/デジタル大辞泉
初出:しごとなでしこ