壁にぶち当たった時が転機!それをどうチャンスにするかが大事
こんにちは。ブランディングコーチの大島文子です。
私は「コーチ」と言う肩書きで仕事をしています。ディレクターでもアドバイザーでもなく、野球で言う「監督」じゃなくて「コーチ」の役割。
「チームを組むブランドの人たちと、手取り足取り関わっていきたい」と願って付けたものです。
時に厳しく、でも現実的な仕事の術をパーソナルに伝えたい。そんな仕事の日々の中で取引先企業の方に限らず、お仕事悩み相談を受けることが多々あります。
その度に思い出します。仕事がうまく回らないとき、壁にぶち当たって跳ね返されたとき、信頼されなかったときの悔しさを。
誰だって、誰とでも相性良く仕事できるものでもないし、経験が浅ければ浅いだけスキルがないのだから、失敗だってする。
20代の頃、怒られたことが悲しいのでなく、理不尽な状況が悔しくて、オフィスの階段でひとり涙が止まらなかった、あの心を締め付ける感覚を30年経っても忘れられてない私です。
「仕事を頑張れば比例して、成果や充足感、やりがいがついてくるよ」と言ってあげたいけど、一生懸命頑張る程、同じように辛いこともあるかもしれません。
ステージが上がる程、結果を出すことを求められるし、思いが強い人ほど反動も大きくなる。
上司に悩んでいた人が、何年もすれば自分の部下に悩み傷つけられる。上も下もですよ。
そう永遠に続くんです、仕事の悩みは。懸命に取り組むならね。
でもそんな辛い時、壁にぶち当たった時が転機。そこで「いかに自分を変えられるか」が大切なキャリアのポイントです。
相手にすり寄るということでなく、自分自身の未熟な部分を認める。
理解できない相手でも、憎い相手でもリスペクトしてみる。
これは仕事で持つべき「当たり前のスキル」。
だから最初の転機で、この頭の切り替えをしないとずっと課題が積み残されたまま生きることになる。一度切り替えて乗り越えたら、また来るその時には、もっと嫌な感情もリスペクトに変えれるはず。
そんな簡単じゃないよ!!
と思うあなたに、「当たり前のスキル」を手にする、とっておきの方法をお教えします^^
どろどろの気持ち、くやしさ、情けなさ。仕事でそんな気持ちを抱えたときは…。
口角を上げるんです。できれば鏡を見ながら、ぐっと上げるの。
笑えとは言いません。口角上げて、背筋を伸ばす。
そして自分を奮い立たせてから、自分自身の至らなかった点を振り返ってみましょう。
「たられば」ではなく、自分自身がどのように動けば、良い結果をもたらせたのか。
もし怒っている上司がいるなら、その人は何を自分に求めているのかと。
口角上げて堂々と謙虚になるんです。
ひとり立ちしたての生意気盛りの頃に、大きな企業でキャリアを重ねてきた女性上司に指導してもらった印象的な仕事術があります。
私が社長に出来立てのカタログを届けようとしていた時、「ぜひご覧ください」といったメモを添えていたのだと思います。そこに一言「お気づきの点がありましたらぜひご指導お願いいたします、と書きなさい」と言ってくれました。
それは、書く事だけを伝授しようとしたのではなく、「謙虚な気持ちを持ちましょう」と指導してくださったのだと、今でも感謝しています。
仕事ですから、もちろん謙虚なだけでは何も生み出しません。
自信を持って堂々と、でも「恐れを知る」謙虚さを持つとき、人はより高い目標が見えてくるのではないでしょうか。
「チャンスの神様は毛が3本」ってご存知ですか?
すれ違った時に神様に気がつかないと、もう髪の毛をつかむことができないそうです(ツルツルだからw)。
しごとなでしこの皆さん、口角上げて背筋を伸ばして、前を向いて歩いてきていきましょう。
チャンスの神様とたくさん出会えますように。
初出:しごとなでしこ
大島文子 BLOOM&GROW INC 代表取締役/ブランディングコーチ
資生堂ザ・ギンザ、三陽商会、パルグループ等にて日本発ブランド及びセレクトショップのブランディングや広告宣伝等マーケティング全般を担当。ファッション分野にとどまらずライフスタイル雑貨・ショップ等もプロデュース。大人女子に素敵な時間を提供するブランド育成のための、ブランディング&プロモーションコンサルティング会社(株)ブルーム&グローを設立。
アメブロも更新中▶︎http://ameblo.jp/branding-coach/