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LIFESTYLE

2017.05.16

地元女子が教える! 浅草【三社祭】をもっと楽しむ3つの方法

今年も三社祭の季節がやってきた!

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GWが終わった浅草。いつもの街に戻るかと思いきや、活気はさらに増していきます。というか、浅草住民の心、ここにあらずといった感じ。なぜなら、「三社祭(さんじゃまつり)」がもうすぐ開催されるから!

その気持ちが、ここ数年でわかるようになってきました。関西から浅草に嫁いで9年目、ライターのニイミユカです。

4月に入ると町のあちこちに提灯が掲げられ、お祭りの準備が始まります。この姿を見ると、「今年も三社祭の季節がやってきた!」とワクワク。

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▲4月から少しずつ町中に提灯が吊るされていく

正式名称は「浅草神社例大祭」
氏子44ヶ町と浅草神社奉賛会が運営しています。お神輿が浅草を巡るのは土日で、土曜は各町会のお神輿が。日曜は「本社神輿(ほんしゃみこし)」と呼ばれる、浅草神社のお神輿3基を各町会が順に担ぎます。

ここでまずは、今年の日程をおさらい!

* * *

■5月18日(木)
○19:00 本社神輿御霊(みたま)入れの儀
本社御輿3基へ御霊(みたま)をお移しする儀式

■5月19日(金)
○13:00 大行列(雨天中止)
お囃子屋台・金棒・鳶頭木遣り・総代・各町役員・びんざさら舞・芸妓連の手古舞・組おどり・白鷺の舞・屋台で編成された「大行列」が浅草の町を歩く

○14:20
浅草神社の社殿と神楽殿で、国無形民俗文化財に指定されている「びんざさら舞」の奉納

■5月20日(土)
○10:00 例大祭式典
○12:00 町内神輿連合渡御
氏子44ヶ町の町内神輿約100基が浅草寺裏広場に集合。1基ずつ発進し、浅草神社でお祓いを受けたあと、各町会に渡御(とぎょう)する

■5月21日(日)
○6:00 宮出し
○20:00ごろ 宮入り
朝6時に浅草神社の本社御輿3基が神社境内から発進する「宮出し」からスタート。そのあと、本社御輿が各町会を渡御し、夕方ごろから浅草神社へ戻る「宮入り」へ

楽しみ方_1
木曜の夜に催される「本社神輿御霊入れの儀」が美しい

お神輿を担ぐのは土日。木金は、フェスで言う前夜祭といったところでしょうか。

木曜の夕日が沈むころ、浅草神社には氏子の皆さんと浅草神社奉賛会の方々が集まって「本社神輿御霊入れの儀」が行われます。本社御輿3基へ御霊(みたま)、つまり神様をお移しする儀式で、とても厳か。

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▲浅草神社の横にある神輿蔵で行われる

浅草の人たちにとって、神輿は神聖で大切な存在なのだなあとしみじみ感じるひと時。一般の人は境内の後ろから見学することができます。

「週末は見に行けないけど……」「人が多いのは苦手」などという人たちは、ぜひ静かな美しさのある木曜の夜を体験してみてください。ついでに、観音裏で夜ごはんを食べて帰るのもいいですね。

楽しみ方_2
「朱引図(しゅびきず)」をチェック!

「三社祭」といえば、3基の本社神輿が町内を巡る様子を見ずして語れません。そんな見物に役に立つのが「朱引図」。

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▲浅草神社のホームページからダウンロードできる

一之宮(いちのみや)・二之宮(にのみや)・三之宮(さんのみや)、それぞれで用意される本社神輿の進路を示した地図で、浅草神社のホームページからダウンロードすることができます。お祭り期間中は町内のあちこちに貼ってあり、それを地元の人たちも参考にしています。

書かれている時間やコースはかなり正確なので、お目当の町会を追いかけたり、「3基ぜんぶ見たい!」というなら、チェックして計画を立てると吉!

楽しみ方_3
町会ごとに個性豊かな半纏の柄や着こなし

氏子44ヶ町は、大きく南・東・西の3エリアにわかれます。「南」は雷門や浅草寺周辺。いわゆる観光地エリアで、今年は二之宮(にのみや)を担ぎます。「西」は浅草寺の裏手、向かって左側。芸者を取り仕切る「浅草見番(けんばん)」なども含むエリアで、今年は一番大きな一之宮(いちのみや)を担ぎます。「東」は浅草寺の裏手、向かって右側。銀座線の浅草駅や「待乳山聖天」あたりも含み、今年は三之宮(さんのみや)を担ぐ番。(細かなエリアは、ぜひ「朱引図」を見てくださいね)

私が担いでいるのは、「東」の「猿若(さるわか)」町会。ここは江戸の歌舞伎の原点で、今年の2月には銀座・歌舞伎座で「猿若」に縁のある演目が上演されました。歌舞伎や時代劇の小道具屋さんがあったり、和太鼓の老舗があったり、歴史を感じます。

……と、こんな具合に、各町会にはそれぞれ名前と由来があって、それを知るだけでもおもしろい。半纏の色柄もそれぞれ違います。

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▲「宮入り」を待つ各町会の担ぎ手

さらに、ボトムス(と言うか、下半身のスタイル)も町会や担ぐ人たちの趣味趣向によって違うんです。

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▲祭り用品店で全身揃えて2〜3万円(オーダーメイドは+α)

ベーシックなのは、「股引(またひき)」というタイパンツのように合わせて紐で固定する長ズボンを履いたスタイル。祭り用品店の既製品から選ぶのもよいですが、理想はジャストフィット。オーダーメイドする人も少なくないようです。

次に多いのは、「締め込み」と呼ばれる、いわゆるふんどし。男性限定ですね。最初のころは想像以上の露出度に驚きましたが、今では慣れたもの。キリッと格好よく着こなしていれば、どんなスタイルもあり! と感じるようになりました。

お気に入りの町会を追いかけるもよし、朱引図をもとに時間の許す限り見てまわるもよし。ちょっと知識をもって踏み込めば、お祭りはもっとおもしろくなりますよ。

浅草神社

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初出:しごとなでしこ

ニイミユカ

兵庫県出身、浅草在住。編集者・ライター。アウトドアやスポーツなど、アクティブなジャンルをメインに活動中。この連載コラムではイラストも手掛ける。instagram:yuka_nim

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