被爆から80年を迎える広島を見つめ続けた写真家・三浦憲治氏の記録

(C)三浦憲治
有名アーティストの撮影でも広く知られる写真家・三浦憲治氏。華々しい経歴の一方で、故郷広島の“今”とそこで生きる人々の姿を長年撮り続けてきました。2014年より続けてきたこの活動が12年目を迎えるにあたり、過去に撮影した写真の中から108枚を厳選して、写真集『ミウラヒロシマ』を刊行。

(C)三浦憲治
写真集には、季節ごとに表情を変える広島の風景、訪日外国人を含め広島の地でいきいきと日々を送る人々とともに、過去11年の8月6日の祈りの姿も収められています。また、三浦氏が故郷広島を撮影するに至った経緯とその思いを語ったインタビュー記事も。

“三浦憲治の広島だから「ミウラヒロシマ」” 。そう名付けられた写真集は、同時に広島の地に身を置く人、すべてのなかに“ひとりひとりのヒロシマ”があることを教えてくれます。
2025年7月25日発売

定価4,950円(税込/小学館) A12取判180頁
『ミウラヒロシマ』公式サイト
◉タイトルロゴ:仲條正義
◉アートディレクション:原耕一(TROUT)
写真集発売を記念し【「ミウラヒロシマ」写真展】を広島&東京で開催

写真集出版を記念して、広島と東京で写真展を開催。広島で6カ所、東京では3カ所での写真展開催が予定されており、三浦氏が会場ごとにテーマを決めて写真をセレクト。2点程度の小規模展示から巨大プリントでの展示まで、展示手法もさまざです。複数の会場を巡回することで、より『ミウラヒロシマ』からのメッセージを強く感じ取ることができるそう。
◉広島会場
本展会場
・広島PARCO 4階特設会場 8月1日(金)〜10月13日(月・祝)
サテライト会場
・広島市平和記念公園レストハウス 2階ピアノカフェ 7月20日(日)〜7月31日(木)
・おりづるタワー 12階おりづる広場 8月1日(金)〜8月31日(日)*おりづるタワーは入場料が必要
・広島アンデルセン 1階エレベーター付近 8月1日(金)〜8月31日(日)
・八丁座 ロビー 8月1日(金)〜8月31日(日) *福屋八丁堀本店8階
・ジュンク堂書店広島駅前店 8月1日(金)〜8月31日(日)*エールエールA館6階
◉東京会場
・ギャラリーAL(恵比寿) 7月28日(月)〜8月10日(日)
・BEAMS JAPAN (新宿) 7月31日(木)〜8月11日(月)*4階 TOKYO CULTUART by BEAMSにて
・ギャラリー@btf (勝どき) 8月14日(木)〜9月6日(土)*木、金、土のみ開催
展覧会場についての詳細は「ミウラヒロシマ」公式サイトをご覧ください。

写真家・三浦憲治氏
(みうら・けんじ)1949年、広島市南段原町(現広島市南区)⽣まれ。1971年、英国のロックバンド、レッド・ツェッペリン初来⽇公演の撮影をきっかけに、ピンク・フロイド、サンタナ、クイーンなどの来⽇アーティストの撮影を⼿がける。1980年代からは松任⾕由実、坂本⿓⼀、⽮沢永吉、井上陽⽔、奥⽥⺠⽣などの⽇本⼈ミュージシャンの撮影を数⼗年に渡り続ける。主な作品にはYMO写真集『OMIYAGE』『40ymo 1979-2019』 、奥⽥⺠⽣写真集『EZ』『TAMIO GRAPHY 1994-2024』、吉永⼩百合写真集『吉永⼩百合』(共著)などがある。
Oggi 編集部
「Oggi」は1992年(平成4年)8月、「グローバルキャリアのライフスタイル・ファッション誌」として小学館より創刊。現在は、ファッション・美容からビジネス&ライフスタイルテーマまで、ワーキングウーマンの役に立つあらゆるトピックを扱う。ファッションのテイストはシンプルなアイテムをベースにした、仕事の場にふさわしい知性と品格のあるスタイルが提案が得意。WEBメディアでも、アラサー世代のキャリアアップや仕事での自己実現、おしゃれ、美容、知識、健康、結婚と幅広いテーマを取材し、「今日(=Oggi)」をよりおしゃれに美しく輝くための、リアルで質の高いコンテンツを発信中。