干支の馬をモチーフにした描き下ろしプレートが付いてくる!
創刊36周年を迎えた、大人のための文化・教養誌『サライ』。12月9日に発売された1月号の付録は、日本が世界的に誇る陶磁器ブランド「ノリタケ」製の「ドラえもん ミニ・イヤープレート」です。陶磁器ブランドのノリタケが製造する『サライ』でしか手に入らない逸品となっています。
ノリタケは、日本の美意識を活かした繊細なデザインや、高い品質と品格で世界中から愛されるブランド。貿易商として日本の骨董や雑貨を輸出していた森村一左衛門らが、1889年のパリ万国博覧会にて目にした美しく絵付けされたヨーロッパ製の陶磁器に感銘を受け、日本でも白く均質なベースに精緻な絵柄の陶磁器を生み出そうと心に誓ったことから始まっています。

今回の付録は、そんなノリタケの小皿に、2026年の干支である馬に乗った描き下ろしの「ドラえもん」があしらわれたオリジナルデザイン。直径約9.8cmと使いやすいミニサイズの、本誌限定ミニ・イヤープレートです。
裏面には『サライ』の駱駝マークと「ノリタケ」ブランドのロゴマークが記されています。

『サライ』1月号の内容もチェック!
【大特集】サライの新漫画論
若い頃にむさぼるように読んだ漫画を、今あらためて読み返すと、そこから受け取るものは、あの頃とどこか同じで、どこか大きく違っている――そんな視点から、今こそ大人が読むべき名作漫画の真髄に迫ります。
第1部
大人になった今だから、心に刺さる名作がある――――「諸星大二郎」をフランス文学者・巌谷國士さんが、「萩尾望都」を作家・夢枕獏さんが、「宮﨑 駿」を民俗学者・赤坂憲雄さんが、「藤子・F・不二雄」を作家・瀬名秀明さんが独自の視点で作品性を深掘り。
「萩尾望都は、ジャンルの先頭に立ってその可能性を押し広げていった作家」と夢枕獏さんは論じます。

第2部
石田衣良さん、穂村弘さん、タケカワユキヒデさん、津村記久子さんら、漫画育ちの賢人が「人生を変えた名作漫画」を語り尽くします。
とじ込み付録:ドラえもん「おばあちゃんのおもいで」(藤子・F・不二雄)
「読めば知らずに涙があふれる…」と噂の名作がとじ込み付録に。ドラえもん「おばあちゃんのおもいで」は1970年『小学三年生』に「おばあちゃん」のタイトルで掲載されたのが初出、その後作者により数コマ加筆されました。本付録では当時の原画の扉絵から物語が始まり、冒頭の2ページを原画でそのまま掲載。読む手が止まらなくなる全16ページ構成です。

【第二特集】牡蠣礼賛
牡蠣の季節が到来。みずみずしい磯の香り、乳白色の旨味、すべらかな舌触り… 。厚くてクリーミーな冬のご馳走は、新しい産地と注目銘柄が続々登場しています。「生牡蠣 新時代」の視点から、改良された種苗や各地の銘柄牡蠣、さらに必見のお店まで、この冬、牡蠣を存分に楽しむためのポイントを案内します。

▲全国の生産者から直送される選りすぐりの生牡蠣が通年で味わえる「オイスター酒場さくらの」(東京・千歳船橋)の生牡蠣10種盛り合わせ(時価・1個850円〜)。
【連載】サライ・インタビュー
サライ・インタビューは、舘野鴻さん(画家、絵本作家・57歳)。舘野さんは、幼少時より画家の熊田千佳慕氏と交流を持ち、絵に親しみます。札幌学院大学在学中に学生運動、演劇、舞踏、音楽と出会い1年で中退。札幌で6年間、各種アルバイトを経験したのち、横浜に帰って環境調査の仕事に就いたのを機に独学で細密画を学びました。
2005年より絵本制作を開始、とくに〈科学絵本〉のジャンルで、生き物の習性だけでなく、棲む場や人間との関わりなども含めたうえで理解し表現する「関係性のリアリズム」を追求しています。
そんな舘野さんに、デジタル写真の技術が進歩して、忠実な再現だけでは絵が太刀打ちできなくなったときに考えたことや、驚くべき種類の生命が複雑に関わり合う「自然」をそのまま捉える仏教の曼荼羅のような自然観、さらには「自然科学と人文科学を繋なぎ合わせた絵本を作りたい」という今後の構想などのお話をうかがいました。
現在とりかかっている絵本のテーマは小笠原諸島と外来種なのだそう。島の歴史や暮らしを細部に至るまで考証したうえで絵に落とし込む。1枚描き上げるのにかかる時間は2か月以上といいます。

『サライ』1月号は、小学館から発売中です。この機会をお見逃しなく。
【『サライ』 2026年 1月号】
2025年12月9日発売
特別価格1650円(税込)
小学館




