母のお取り寄せは「電話と手紙」
こんにちは。ブランディングコーチの大島文子です。
今年のお正月、皆さんはどこで過ごしましたか?
私は実家で両親とゆっくり過ごせたお正月でした。
高齢者の両親は二人暮らし。
お陰様でなんとか元気に過ごしてくれています。
そんな両親にAmazon dashをプレゼントしました。
Amazon dashをプレゼントしたのには理由があります。
母は、美味しいモノや美しいモノのお取り寄せが大好き。実家には野菜やお肉、生花や調味料などが毎日のように届きます。(甘えた娘も頻繁にその恩恵を被る日々です)
写真は、千葉の生産者さんから届いたという甘―い白菜。
そのお取り寄せ、母が元旦からお礼の電話をしていて知ったのですが、すべて電話と手紙でのオーダーだったんです!
時代は2017年…。
Amazon primeが1時間で届く都内に住み、iPadでYouTubeを楽しむ母が電話で取り寄せ!!!
確かにカードより現金の世代です。Amazonや楽天などのクレジットカード登録には抵抗あることは理解していますがそれでも新鮮な驚きでした。
母のお取り寄せ先は旅先で知った小さな商店や生産者さんも多いらしく、ECをやっていないところも多いようです。(元から母はネットオーダーできないですけど)
手紙を書き、オーダーを重ね、季節のささやかなご挨拶を贈り繋がっているアドレス(メルアドでなく本当の住所なのも新鮮!)は母の宝だと思います。
母にAmazon dashをプレゼント
50年以上、お取り寄せは電話と手紙。そうしてきた母の当たり前の日常。手間暇かけなくては手に入らないものの価値。改めてありがたいと感じた年の始まりでした。
そこで私は、私にできるお取り寄せを実家と我が家に設置しました。
それが、Amazon dash!
ご存知、Amazonで人気の該当商品ならボタンを押すだけでオーダーができる、Amazon prime会員専用のサービスです。Wi-Fi環境があればiPhoneやAndroidのAmazonショッピングアプリからお気に入りの商品を設定するだけ。あとは必要な時にDash Buttonを押すだけで注文ができる、ホーム版IOTとも言えるサービス。
まずはお気に入りのサントリー「南アルプスの天然水」ブランドのAmazon dash buttonを500円で購入しました。この500円は初回同製品オーダー時に価格から引かれる仕組み。つまり、実質0円で設置できます。
届いたらアプリの商品設定とWi-Fi設定をすれば完了です。
dash buttonが押しやすいところに張っておけば準備完了。これで母にはワンプッシュでミネラルウォーターが届きます。水を届けて美味しいお肉をもらうとか…海老で鯛をなんとかですが(笑)。
パソコンやアプリを触らなくてもネットにつながるIOT製品。
時短の便利さはもちろんですが、デジタル弱者が多い高齢者の生活にどれだけの恩恵をもたらしてくれるのか期待したいです。
IOTは今後、どのようにして人の役に立っていくのか!?
Amazon dashは2016年12月5日に発売されたサービスですが、アメリカではすでにAmazon Echoが2015年に発売されて支持を得ているようです。
人工知能スピーカー、iPhoneのsiriのようなものでしょうか?
音楽再生や家電連携など「語りかける」だけでデジタル機器に繋がるなんて、映画アニーに登場するスマートハウスそのものです!
日本発売は未定のようですが、私はその練習(?)を兼ねPC用マイクをバージョンアップしました。小さな置き型マイクで音声入力やCORTANAなどを試してみようと思います。
実は今日のこの連載も音声入力を一部使ってみましたよ(*^-^*)
人とITの関係性はどんどん進化していきます。未来がより人にやさしい社会になって、IOTが人に役立つ、特に困っている人を助けられるサービスを生み出していくことに期待しています。
IOTでできるコト、できないコト、そしてこれからできるコト。
それぞれの価値をしっかり体感して、毎日の生活を心豊かに過ごしたいですね。
初出:しごとなでしこ