最新香港。香港の朝はお粥だ
お粥…普段日本ではまず食べない。だけど香港では食べたくなるお粥。香港のお粥はどこで食べても美味しい。朝だし、わざわざ遠くに食べに行くのも面倒なのでホテルの近くに見つけたこの店にin。店向かって左の柱に「粥」。右の柱に「麺」の文字がなんとも誇らし気でいい感じです。
ここの「麺」メニューにもちゃんと出前一丁あり。しかも“わざわざ”アピールさせての別枠扱い。
お粥だけでは物足らないので三文治(サンドイッチ)とインヨンティーも付けてみたら、なんだか妙な取り合わせの朝ご飯になりましたよ。
最新香港。香港はまだ暑い。故にプール。
お粥とサンドイッチで快調なスタートを切った本日、いつものように予定なし。
とくにすることも決めていないし・・・。で、浮かんだのがまだ暑い香港、夏が終わった日本ではできないことをしたいと、九龍公園遊泳池に。遊泳池…プールだ。今回泊まっているホテルにはプールがないので、ここでちょっと泳いでおくことにしたぞ。お値段17HKDとちょっと高めだけど、緑の囲まれた広くて快適なプール。
最新香港。上環でスパイスの買い物。
プールから出たら地下鉄に乗って上環へ行くことにした。香港の地下鉄は椅子がステンレス。滑るぞ。
滑る地下鉄の椅子で滑らないよう足を踏ん張って上環駅着。
実はスパイス好きな自分。上環はアジアや中国各地からのスパイスを扱う店が多く並ぶことで知られたエリアでもあり。スパイス好きなら行っとかないと。
今回のミッション「青麻椒」を発見&購入。
上環に来たついでに骨董街もチェック。売っているものといえば、毛沢東グッズにブルース・リーグッズ、それとよくわからない時計…。相変わらずのものばかり。
こういう昔の香港を感じさせてくれるエリアを歩くのが好きだし、最も香港を感じたりして。しかしながら再開発で近頃は少なくなりつつあるのが残念。
上環はまた、ローカルB級フードストリート街。「生記清湯牛腩麺」か「生記鮮魚湯米線」で食べたかったのだけど、この日は生憎ランチタイムにかかってしまい、店の前には勤め人が行列。入店を断念。
疲れたのでタクシーでホテルに戻ることに。そうそうタクシーといえば香港のタクシーのバンバーに貼ってあるシール。
こっちはお客5人まで乗車可能で、
こっちのシールなら4人、と覚えておきます。
最新香港。ホテルで今っぽい飲茶ランチ。
ホテルに戻ったら部屋ではなく3階の飲茶「YUM CHA」に。知人の横浜中華街の廣東飯店の若旦那から「香港で今注目されている飲茶」と聞いたなら、行かないわけにはいかない。
香港にもクラフトビールブームが到来しつつあるらしく、町で見かけないビールとインスタグラマーが大好きそうな点心を頼んで満足。
最新香港。ミシュラン駄菓子でおやつ。
そうだ! ミシュラン香港版には香港にしか無い「ストリートフード」カテゴリーがあるのを思い出した。しかもそのうちの一軒はホテルから近いエッグパフの店、Mammy Pancake。元々は香港のどこにでもあるようなエッグパフの店だったのだけど、チョコレートやチーズなどいろいろな具材を入れてみたら大ヒット。気がつけばミシュラン掲載ですよ。
店に掲げられた「ミシュラン掲載」アピール。
で、これがミシュラン掲載のパフ。右がプレーン(16HKD)、左がチョコ味(20HKD。約300円で食べられるミシュラン味。
最新香港。西環にサードウェーブコーヒー登場。
香港でもサードウェーブコーヒーの波がきていて、こだわりのコーヒーを出す店ができたと聞き、ミシュラン駄菓子の後に出かけたのがArtisan Room。イタリア・トリノから直輸入した1890年から続くブランドコーヒー、コスタドーロコーヒーが飲めるのは香港ではここだけ。バリスタにより丁寧に淹れられた一杯をアーティスティックなカップでいただきます。
店外にはテラスラウンジ席があり、まったりカクテルという使い方もあり。お茶ベースやコーヒーベースのカクテルほか、ジントニックなどの直球カクテルからオリジナルまでいろいろあって楽しい。
最新香港。香港の夜は長いぞ。競馬場へ…。
週末に行われるハッピーバレーの競馬場へ。
期間限定で競馬場の平場がビアホール状態に。高層ビルが乱立して空が狭い香港にあって、おそらく最も開放的な空間で飲むビール。いいもんです。ジョッキーと馬とパドックを横目に、ビールで酩酊しつつ2日目が終了。
(最終日へつづく)
香港旅のお供には「香港1000円でできること」(山下マヌー著・KADOKAWA/メディアファクトリー刊)をお忘れなく!
取材協力:香港政府観局
初出:しごとなでしこ
山下マヌー Manoue Yamashita
雑誌編集者を経て旅行コラムニスト/作家に。渡航回数300回超、著作56冊超!!
Travel columnist&writer after a magazine editor.
Over 300 times to foreign travel, and over 50 books of the copyright so that work.