多くの女性を取材してきて感じることは、初対面で「美人だな……」と思う人の多くが、実はよ~く見ると顔立ちはそれほど美人ではないということ。
目が細かったり、鼻が低かったり、唇がぶ厚かったり……不美人とされる要素が重なっていても、彼女たちは全体として美人に見える。それはなぜなのでしょうか。彼女たちの共通点を紹介します。
美人になる方法1
髪の毛がツヤツヤしていて健康的。髪の長さはボブ以上、ロング以下
美人だと相手に印象付けるのは、髪。とにかく、髪は印象を決定づける重要なパーツです。顔を絵に例えると、髪は額縁。平凡な絵でも額縁が美しければ、名画に見えます。では、その“額縁”、すなわち美人に見える女性のヘアスタイルの条件は2つ。
・長さはボブからセミロングまで。
・色は黒から栗色でツヤがあり美しいことです。
前髪はあってもなくてもかまいません。自分が好きな前髪を作ってください。
上記2つの条件が整うと、ビックリするほど美人になります。髪が長すぎると加齢や痛さが強調されてしまう恐れがあり、明るすぎる髪色はアラサーになると下品さを強調してしまう可能性が。
美人になる方法2
赤系の口紅をつけており、笑顔が多い
唇の色が赤いと、肌が美しく見えます。肌の調子がイマイチというときは、思い切って赤い口紅を付けてみましょう。ビックリするほど美人に見えます。
そして笑顔を増やすこと。笑顔は美人の条件です。歯並びが悪かろうが、虫歯があろうが大きな口を開けて笑ってください。そうすればあなたは即美人。
笑顔の重要性については、多くの人がスピリチュアルっぽいことを言っていますが、筆者はなぜアラサーになると笑顔が大切なのかを分析してみました。
まず、アラサーは女の子ではなく、いい年の大人という前提があります。女の子は暗い表情で不機嫌にしていても魅力になり人の気を引きくこともあります。しかし、いい年の大人が同じことをすると、その場の雰囲気が台無しになり、公私ともに評価が大暴落し、男性のみならず人を遠ざけてしまいます。
美人になる方法3
あごを軽く引いていて、姿勢がいいこと
アラサーになると、気を付けていてもあごが前に出て、背中が丸まって、弛緩した姿勢を取ってしまいがち。
顔はイマイチでも美人に見える人は、姿勢がいい。それも歌手のように背筋を伸ばしているのではなく、リラックスしつつ自然に姿勢がいいことが大切。では美人の姿勢とはどうつくるのか。それは壁にかかと、お尻、肩、頭を付けて立ったときの姿勢だと思っていれば十分。これを意識するだけで、美人度は上がります。
髪、笑顔、姿勢は今すぐ実践できます。苦しいダイエットも、手間のかかるスキンケアも必要ありません。だまされたと思って、ちょっとやってみてください。劇的に美人になるはずです。
初出:しごとなでしこ
沢木 文 Writer&Editor
1976年東京都足立区生まれ。大学在学中よりファッション雑誌の編集に携わる。恋愛、結婚、出産などをテーマとした記事を担当。著書に『貧困女子のリアル』『不倫女子のリアル』(小学館新書)がある。