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LIFESTYLE

2016.09.16

築地初心者の週末TSUKIJI散歩【8】侮れない美味しさ! 築地のスイーツをお試しあれ

小池新都知事の決断で、築地場内市場の豊洲移転は「延期」になりました。
理由は、「豊洲の地下水の調査が終わっていない」こと、そして「膨れ上がった移転関連の総事業費が不透明」なこと。
また、総面積は広がったが使い勝手の悪さが指摘されていることなども挙げられています。
加えて、盛り土が行われていなかった、地下水がしみ出している、など新事実が続出。
都の情報公開のあり方そのものが問われています。

数々の問題点が解決して、皆こぞって移転賛成となるのが望ましいですが、どうやらそれは無理なよう。
ただ、不満がありながらも移転の準備を進めていた市場関係者の皆さんの中には大きな戸惑いが広がっている様子。
移転の時期は、来年3月、はたまた5月、あるいはもっと先、という声も聞かれます。
昨年末、あらゆるメディアが「最後の築地」と題して報道していましたが、今年の年末が場内市場にとって本当の「最後の築地」となるのかどうか、今後の動向に注目したいところです。

意外に楽しめる「築地デザート散歩」。おすすめ3店は・・・

さて、移転とは関係なしに、今回も築地の食のお話。

意外と思われるかもしれませんが、築地はスイーツも豊富。
「有名なあの店」から「無名な(というと失礼ですが)あの店」まで、数多の店がありますが、ここは、勝手に、築地住人2年目の「マイブーム甘味」3店を紹介することにします。

初めに紹介するのは、なんとあんぱん
お店は「築地木村屋」。名前からわかるように銀座通りに店を構える「銀座木村屋」の暖簾分けですが、店頭の看板には何と「SINCE1908」の文字が。
つまりは100年を優に超える老舗ということになります。
同じく看板には「あら!懐かしや明治のあの味 あの香り 築地木村屋ケシあんパン」の文字が。
そう、名物はケシの実がトッピングされているあんぱんです。
日比谷線築地駅を出てすぐのところにあるのが本店。そして、場外市場にも店があります。定休日は日曜・祝日です。

おすすめは、5種類のあんぱんが入って1100円とお得なお楽しみ袋。栗入りあんぱん、りんごあんぱん、などなど、季節のあんぱんがいろいろあるのも楽しみのひとつ。牛すじカレーパン、まぐろステーキサンドなど、甘くない菓子パンの種類も豊富なので、楽しめることウケアイです。

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▲ある日の築地木村屋のお楽しみ袋の中味。栗あんぱん2種類にこしあん、りんご、バナナのセット。

次に、築地の甘味といえば、他の町にはこれほど専門店が存在しないのが卵焼き
場外には卵焼きの看板を掲げる店が何店もあり、まさに築地ならでは。
全国の有名百貨店などにも出店している老舗の「つきぢ松露(しょうろ)」、テリー伊藤氏の実家で、現在は兄のアニー伊藤氏が経営する「丸武」、厳選した「地養卵」を使用するという「大定(だいさだ)」、串に刺した卵焼き「串玉」が人気の「山長」などが有名です。

そんな中で、筆者のイチオシは「渡辺商店」
築地7丁目に小さな店舗を構えており、卵を10個相当使った、程よい上品な甘さと塩加減の卵焼きです。
卵を店内で手で割って溶いて焼く、手作りの味。店先には使用した卵の殻が容器に入って山盛りに。まさに「ここで割ったんだぞ」と主張しているかのよう。ホームページには「ネット販売を近々開始」と告知されていますが、やはり築地散策のついでに立ち寄って、できたてホヤホヤを購入されることをおすすめします(日曜、祝日、市場が休みの日は定休。営業時間は5:00 – 14:00)。

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▲渡辺商店の卵焼き。冷蔵保存で賞味期限は4日間。このボリュームで630円。

最後は、築地2丁目の路地裏に店を構える「天まめ」生寒天と豆のお店です。

この店はオープンしてまだ3年ほど。国内産の厳選した材料を使い、すべて店内でつくる「自家製」。席数は6席ほどですが、テイクアウトもできます。
おすすめは、店名と同じ「てんまめ」。
たっぷりの生寒天(神津島産の天草を使用)の上に2種類の豆、そして粒あんが。お好みで波照間産の黒糖を使った黒蜜をかけていただきます。どの材料も自然の味が感じられて心地よし。特に豆は硬さと甘さ、つまりは煮加減が絶妙です。身体にいい甘味、という表現がぴったりくる和の代表的なスイーツと言えるでしょう。日曜日定休です。

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▲天まめのテイクアウト用てんまめ、480円。寒天と豆、餡、蜜は別になっており、自分でトッピング。

他にも築地には、場内・場外に店を構える老舗の「茂助だんご」、たい焼きならぬ「まぐろ焼き」で昨今人気の、場外市場にある「築地さのきや」、明石町には、今から660年ほど前の1349年(室町時代!)に日本で初めて饅頭をつくったという「塩瀬総本家」など、一度は食すべきという注目のお店がいっぱい。
築地で食事後は、築地の「別腹」デザートをどうぞ。

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▲聖路加ガーデンの隣に店を構える塩瀬総本家。暖簾には「日本第一番 饅頭所」の文字が。

築地場内の食事どころについてのコラムはこちら

初出:しごとなでしこ

T.KOMURO

編集者。主として男性向け情報誌の編集長を歴任。2015年5月、住居を築地に移し、愛犬の悟空とともに週末TSUKIJIライフを楽しんでいる。

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