「楽天オーネット」結婚アドバイザーの石川です。
もしお食事会や合コンで、「自己紹介してください」って言われたら、あなたは何を話す? 結婚アドバイザーとして日々たくさんの女性に会っていると、初対面のたった数分の会話で「結婚をがっちりつかめそうな女性」か「結婚がするりと通りすぎる女性」かだいたい分かってしまいます。
私の経験値で言えば「結婚をがっちりつかめそうな女性」はさりげな~く自己アピールするのがとてもお上手。ついつい私もその方の人柄に引き込まれてしまうほどにね。
そこで今日は私がお上手!と感じる自己紹介の達人たちのワザをこっそり(?)お伝えしますね!
モテ達人のワザ1:自己紹介は相手の印象に残り、質問しやすいネタで勝負!
先日、婚活のご相談をいただいたのは、役員秘書をしている29歳のA子さん。2週に1度の合コンをこなす、自称「婚活上級者」です。そんなA子さんのお悩みはこちら。
「合コンの自己紹介では、秘書という男性ウケする職業であることや、料理やお菓子づくりが得意と女の子らしさをアピールしていますが、ほかに参加している女子たちの自己紹介に比べると盛り上がりに欠ける気がして…その後も男性たちの自分に対する態度が薄い気がします! 自分ではわりとうまく自己紹介をしているつもりなんですが、どうすればもっとアピールできるでしょうか」
A子さん自身は、お顔立ちも可愛らしく、コーディネートも甘め。髪の毛もきれいに巻かれ、爪にはピンクのネイルが塗られています。そんな彼女が白いワンピースを着て「29歳です。Aちゃんって呼んでください♪ お仕事はぁ役員秘書をしています。趣味はお菓子づくり。今はパンのお教室にも通っています♪」と、自己紹介をする姿を容易にイメージできます。そして「A子ちゃんって女の子らしい~」と形ばかりの称賛を送る女友達や男性陣の姿も…。
見ための女子力が高い女性ほど「お菓子づくりが趣味です♡」などと自己紹介までかわいらしさを演出しがち。でもあたりさわりのない自己紹介では、男性からもあたりさわりのない反応になるだけ。ここに気がつけないと、いつまでたっても結婚には到達できないかも?
ではどんな自己紹介をすれば「この子、気になる!」と思ってもらえるのでしょうか。ここで大事なのは、ギャップ&インパクト。つまり人の記憶に残りやすくまた質問をしたくなるようなことを自己紹介に入れ込むのが大事なのです。
例えば婚活サービスに登録してすぐに結婚が決まったB子さん(会社員・28歳)。見た目は巻き髪でメイクもお上手な可愛らしい女性。ですが私に初めて会ったときも「幼いころからプラモが好きで、最近はもっぱら車のプラモに夢中です」と、女性としてはとても個性的な趣味のお話をしてくれました。私も思わず「プラモデル? 面白いの?」とか「今はどんな車をつくっているの?」と突っ込んだ質問をしてしまったほど(笑)。だってとても気になってしまったんですもの。
また先日婚約が整ったC美さん(販売員・33歳)の場合は「苔を育てるのにハマっています。苔のほわほわ・しっとりがたまらなく好きで、この夏はひとりで奥入瀬渓流まで希少なコケちゃんに会いに行ってきました」と自己紹介。「苔を育てる」というインパクトに加え、旅に出たというアクティブさをさりげなくアピールできていて私にも強く印象に残りました。
上記のような趣味を、いわゆる可愛らしい女性が言うのが面白いのです。意外性、ギャップというのは、会話をつなげるための潤滑油のようなものと考えましょう。日頃からいざ自己紹介をしなければならないとき、潤滑油を使わなくてはならないときのために、自らネタを仕込んでおくような努力も必要なのです。
モテ達人のワザ2:隣の男子に使うべきミラーリングテク!
ミラーリングとは、鏡に映ったときのように相手の仕草やテンポを真似すること。隣に座った男子とお話するときは、会話のテンポを合わせ、同じタイミングで飲み物を飲んだり、食事に箸をつけたり…さらにグラスの持ち方やうなづきなどもさりげなく合わせてみて! このミラーリングはベタな技だけど、相手の潜在意識に「自分に似ている」働きかけて、男性に「この子とはなんとなく気が合う、自分に好意をもっている」という意識が生まれるのです。
ただし、やりすぎは注意! あくまでもさりげなくがポイントです。
ちなみに、合コンや食事会で幹事の女性はお金の計算などテキパキとやったり、場を仕切りがち。そのようなリーダー的なイメージが前に出てしまうと、女性的な魅力や可愛らしさが半減してしまう可能性も…。頼れる感じは悪くないのだけれど、男性から無意識にライバル視されてしまう場合もあるので要注意。そんな損をこうむってはもったいないので、しゃしゃり出過ぎず、さりげなく♡を心がけてくださいね。
初出:しごとなでしこ
石川未樹 結婚アドザイザー
2003年楽天オーネットに入社。銀座支社長を経て、現在は北海道から関東甲信越地区まで14支社を統括するエリアマネージャー。 ロジカルでありながら優しさのあふれるアドバイスと母、妻としての見地からの鋭い視点で、これまで1000名以上の会員を成婚に導くカリスマアドバイザーとして活躍。
新人育成支社も兼務しており、多くの新人アドバイザーが彼女のもとで研修を受け現場へと巣立っており、社内でも信頼が厚い。