聞きたいけれど、誰に聞けばよいのかわからない!そんなお悩みNo.1は「保険事情」なのではないでしょうか?
生活スタイルによってがらりと変わる保険事情ですが、前回は「シングル編」の見直しポイントについてお伝えしてきました。今回は「夫婦編」の保険の見直しポイントについてお伝えしていきます。
夫婦の場合のポイントとは?
夫婦の場合、保険の見直しの重要なポイントは「お互いの保険を認識しているか?」ということがまず第一になってきます。基本的に子供のいない夫婦であれば、シングル編と見直しのポイントはほぼ変わらず「保険に入っていないこと」、そして「入り過ぎ」の両方がタブーです。医療保険は夫婦どちらも加入しておく方が良いものの、夫婦間でお互いの保険を把握していない方も意外と多いのです。お互いの加入状況を知らなかったが為に「いざという時に保険金を受け取りそびれてしまった!」なんてことや、「無駄に似た内容の保険加入をしていた」ということも起こっています。これまで確認したり、話し合う機会がなかったご夫婦は、是非この機会にチェックしてみてくださいね。
チェックすべきはこの4つ
1.お互いの加入の保険の「保険の種類(何の保険?)」、「保障内容(どんな時の為の保障?)」、「支払期間(何歳まで支払う?)」、「支払保険料(毎月いくら払ってる?)」、「保険金額(いくらの金額が支払われる?)」
2.加入している保険で重複内容がない?不足はない?
3.「保険金受取人」と「指定代理人」は配偶者にしてある?
4.名字、住所、連絡先など変更はない?
もし変更手続きがある場合には保険会社へ連絡すれば大丈夫です。
夫が「一家の大黒柱」の場合には…
既婚者のしごとなでしこの皆さんは、「働く女性」と言えど妊娠出産や育児などで、キャリアプランの変更をする状況も起こりえますよね。その場合、夫の収入が生活の柱になる方もいるかもしれません。
そんな時に夫に万が一のことがあると、残された自分の生活も苦しくなってしまいます。夫婦間のみの時には過大な「生命保険」は必要ありませんが、夫がいわゆる「大黒柱」の場合には、夫の生命保険が重要になります。
妻の働くスタイルや会社の保障など、人によって全く違うので、それを差し引いた額が生活費に足りないようであれば、夫の生命保険への加入も視野に入れましょう。社会保険や会社の保障は独身、夫婦のみの方なら意外とそれだけでも手厚い保障となっていたりもしますので、まずは「いざ」の時のためにお互いの会社の保障をチェックし話し合っておきたいところです。
私の周囲ご夫婦からは「保険の話」や「万が一のときの話」は、あまりしたことがないとお聞きします。でもお互いの存在を大切に思えばこそ、こういう話も重要です。お互いの考えと向き合ういい機会にもなりますよ♪
初出:しごとなでしこ
花田浩菜 ファイナンシャルプランナー
学生時代からCanCamなどを中心に読者モデルを始める。
大学卒業と同時に金融関連会社に就職し、その後フリーランスのファイナンシャルプランナーに。
現在は月刊誌やweb上で連載を持ち、様々な媒体で女性のライフスタイルを大切にしたマネーコラムや経済情報を発信中。
趣味は旅行と食べ歩き。
instagram→hanadahirona