今まさに転職を考えているアラサー女子がキャリアアドバイザーに誌上相談! 即戦力として転職から3年後もハッピーに働くためには何をすべき? 転職活動で気をつけるべきこととは? キャリアアドバイザー藤井佐和子さんが答えます。
相談|フリーランスになるタイミングが分かりません
「広報の経験を生かしてフリーランスになるべく、カメラやデザインをただ今勉強中。独立するにはまだ早い?」
500万円のF・Aさん(28歳)
・今の仕事/人材系サービス会社の広報として、媒体へのプロモートやブランディングなどを担当
・経歴/22歳:広告代理店に営業・企画職として就職→23歳:IT企業に広報として転職するも、8か月後、会社都合で退職→24歳:現職。企業や経営者をより魅力的に見せるためのアドバイスを行うフリーランスを目ざして勉強中
キャリアアドバイザー藤井佐和子さんからのアドバイス
まずは副業から始めてリスクを軽減。激安の報酬でもとにかく実績を積んで、スキルアップを。
「SNSが普及し、だれでも情報を発信できて“売る側”と“買う側”がマッチングしやすい今、フリーランスという働き方が増えています。“何を売るのか” “だれに売るのか”が明確になっていれば独立に向けて動き出すのもよいでしょう。Fさんは、どちらもある程度目処がついているので、まずはクライアントになりそうな人に『こういうビジネスを始めたら使ってもらえますか?』と具体的に聞いてみて。利用したいと言われるかもしれないし、必要ないと言われるかもしれない。新しいアイディアをもらえるかもしれません。カメラやデザインのスキルが心配ということですが、ゴールのない世界なので、先に期限を決めてしまったほうがいい。半年から1年以内にリスクの少ない副業としてスタートさせて、まずは試験的にでも仕事をしてみましょう。それで実績を残していって、次につなげていく。長くても3年ほど続ければ、副業のままがいいのか、フリーとしてやっていけそうかわかるはず。その時点でどうするか決めればOKです」
藤井佐和子/キャリアアドバイザー。キャリエーラ代表。大学卒業後、カメラメーカー事務職を経て、大手総合人材サービス企業に転職。派遣事業部、人材紹介事業部の立ち上げに携わったのち独立。20~40代の女性、のべ13,000人以上のカウンセリングを行う。
Oggi4月号「転職3年目の真実」より
メイン画像/Shutterstock 構成/酒井亜希子・佐々木 恵・赤木さと子(スタッフ・オン)
再構成/Oggi.jp編集部