ポジションより〝やりたいこと〟。TENTIAL「BAKUNE」執行責任者・一木梨乃さん(36歳)

Career History【IT企業→子会社のコスメメーカー執行役員→ウェルネスブランド】
22歳 新卒でサイバーエージェントに入社。広告事業部に配属
24歳 子会社のコスメメーカーに出向。ブランドの立ち上げを担当
33歳 子会社の執行役員に就任
36歳 1か月の転職活動後、TENTIALに入社。リカバリーウェア「BAKUNE」のマーケティング戦略を担当
入社約半年後、執行責任者に。新規事業も手がける
長年のスポーツ経験を活かして、だれかの人生を豊かにする仕事がしたい
期待に応える受け身型から、〝成し遂げたいこと〟を仕事に
新卒から13年在籍し、子会社の役員まで務めたサイバーエージェントを昨年退職した一木さん。リカバリーウェア「BAKUNE」で知られるTENTIALに転職して約半年が経った。
「前職では、与えられた仕事に全力で応えることが楽しかったんです。でも、1年ほど前に会社のリーダーシップ研修や、知人にすすめられたビジネス書を読んで自分の人生に向き合ううちに、『このままでいいのかな?』と思い始めて。役員になるまで駆け抜けてきて、そのまま突き進んでも楽しいかもしれない。でも、自分が本当にワクワクするのは、〝逆境〟に立ち向かうことだと気づいたんです。
学生時代に競泳でインターハイに出場後、大きな挫折を乗り越えたこと。社会人になっても、当時まだ事業が不安定だった子会社にあえて出向したこと。厳しい環境で困難を乗り越えるのがいちばん楽しかった。… だったら、仕事の経験はないけれど、スポーツをやっていた〝自分らしさ〟が生かせる、ウェルネス業界に挑戦してみたい! と心が決まりました」
約1か月の転職活動を経て、2か月後には現在の会社で働き始めたスピード転職。
「双子の娘を育てていることもあり、収入が大幅に下がる求人は避けましたが、ポジションにはこだわらず、転職エージェントを介して数社を検討。TENTIALに決めたのは、『健康に前向きな社会をつくる』というミッションに共感し、製品を通して身近な人たちも幸せにできる未来を想像できたからです。
ちなみに娘たちからは、『次の仕事は、今よりもママがキラキラできる仕事なの?』と聞かれて。『みんなを幸せにできて、同じくらいワクワクするところに行くよ』と答えたらすごく喜んでくれました。一社員として『とにかくなんでもやります!』という気持ちでリスタート。結果的に収入もほとんど変わりません。4月からは執行責任者になり、新規事業にも挑戦中。入社してから始めた週4〜5回の朝のランニングも定着して、健康意識もUPしました。集中力が増して、仕事のパフォーマンスも上がっていると感じています」
小物はテンションがアガるシルバーで統一

人生のロードマップを見直すきっかけに

「山口 周さんの本『人生の経営戦略―自分の人生を自分で考えて生きるための戦略コンセプト20』を読んで、人生で成し遂げたいことを見つめ、今、何をすべきか逆算するように。休日は10歳の双子の娘たちとの時間。最近は料理のつくり置きも手伝ってくれます」
2026年Oggi7月号「私たちが『セカンドキャリア』に踏み出した理由 リアルレポート」より
撮影/HIROYA ASAI 構成/酒井亜希子・渋谷遥夏(スタッフ・オン)
再構成/Oggi.jp編集部
Oggi編集部
「Oggi」は1992年(平成4年)8月、「グローバルキャリアのライフスタイル・ファッション誌」として小学館より創刊。現在は、ファッション・美容からビジネス&ライフスタイルテーマまで、ワーキングウーマンの役に立つあらゆるトピックを扱う。ファッションのテイストはシンプルなアイテムをベースにした、仕事の場にふさわしい知性と品格のあるスタイルが提案が得意。WEBメディアでも、アラサー世代のキャリアアップや仕事での自己実現、おしゃれ、美容、知識、健康、結婚と幅広いテーマを取材し、「今日(=Oggi)」をよりおしゃれに美しく輝くための、リアルで質の高いコンテンツを発信中。
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