カジュアルイタリアン【LENOX HOUSE(レノックス ハウス)】

新しいお店の情報は日々入ってくるけれど、その中でも「ここは早めにチェックしておかないと!」と思ったのが、2026年4月20日に参宮橋にオープンした「LENOX HOUSE(レノックス ハウス)」。
原宿にある「THE GREAT BURGER」などを手がけるLDFSの新業態で、店内で手打ちするパスタを中心に、旬の食材を使ったイタリア各地の郷土料理など、伝統的な技法で仕立てた料理が楽しめるカジュアルイタリアンのお店。ランチにもディナーにも使いやすい、参宮橋駅から徒歩1分という立地も魅力的!

店内は、ブラウン、ホワイト、グレーを基調にした落ち着いた空間に、優しさを感じるタイルがアクセント。

お気に入りのワインを購入することも可能な、オシャレなワインセラー。

ヴィンテージとモダンが自然に溶け合う雰囲気で、肩肘張ってないのにセンスがいい! さじ加減が絶妙です。テーブル席に加えてバーカウンターと個室も用意されているので、友人との食事はもちろん、少し特別感のある集まりや、ゆっくり話したい夜にも頼れそう。この振り幅の広さが、女子会候補の店としてもかなり優秀です。
まず気分をつかまれた前菜!

まず気分をぐっとつかまれたのが、冷菜の「明石産 柔らか真蛸のマリネとキタアカリ」。食感の組み合わせがとにかく最高! 真蛸は、名前の通りしっとりと柔らかく、口の中にうまみが広がります。じゃがいものキタアカリは、ほくっとやさしい甘さを添えてくれます。魚介の軽やかさがありながら、じゃがいもの存在感がしっかりと感じられ、ワインと合わせたくなるバランスのよさ。

さらに春らしい華やかさを感じたのが、温菜の「北海道産 ホワイトアスパラのビスマルク風」。ホワイトアスパラの繊細な甘みとビスマルク風ならではのコクが重なって、味わいは驚くほどなめらかな味わい。季節の食材を使ったメニューは〝今だけ感〟で惹かれることも多いけれど、それだけでなくきちんと美味しさで印象を残してくれる一皿でした。
この先のパスタにも期待してしまうのは当然!
この店の軸である手打ちパスタ。実際にいただいた「自家製サルシッチャと黒トリュフのノルチーナ・ウンブリケッリ」と「蛤と春野菜のビアンコ・リングイネ」は、それぞれが個性的なパスタです。

ウンブリケッリとは、イタリアの伝統的な手打ちのパスタ。一本ずつ手で伸ばして成型され、うどんのように太く、もちもちとした強いコシが特徴です。一口食べると黒トリュフの香りがふわっと香り、もっちりとした太めの食感に自家製サルシッチャの肉感が重なります。リッチなのに重すぎず、華やかなのに嫌味がない。ひと口ごとに〝手打ちパスタを食べている満足感〟があります。

もう一皿は、春らしい「蛤と春野菜のビアンコ・リングイネ」。テーブルに登場した瞬間、わ〜! っと思わず声が出てしまうほど、食べる前から蛤の香りと華やかさに気分も上がります。蛤のふっくらとした身と、うまみが全体を優しく支えながら、春野菜の瑞々しさが際立ち軽やかなのに味わいはしっかり。春の美味しさをギュッと味わうような一皿です。

メインの「薩摩牛ランプの石窯焼き」も、しっかり印象に残る一皿。外側の香ばしさと、中のしっとり感のコントラストが絶妙で、赤身の肉らしさをまっすぐ楽しめました。ランプらしい力強さはありながら食感はやわらかく、前菜やパスタのあとでも重すぎない。でも、満足感はしっかり残る! 石窯料理と聞くと少し無骨なイメージもあるけれど、この一皿はきちんと洗練されていて、コース全体の流れにもすっとなじみます。
最後のデザートまで完成度が高いのもうれしいところ!

「アップルパイ バニラミルクジェラート添え」は、どこか懐かしさのあるクラシックな雰囲気があります。りんごのやわらかな酸味と甘みの中に香ばしさがじんわり広がって、食後の気持ちをやさしく整えてくれます。

一方の「スティッキー トフィー プディング シーソルトミルクジェラート添え」は、ぐっとご褒美感のあるおいしさ! デーツを練り込んだしっとり濃厚な生地に甘い余韻が重なって、食後の幸福感を感じさせてくれます。キャラメルソースも濃厚で、ソースだけでも食べたくなるほどの美味しさ!
ひと皿ごとに気分が上がって、食べ終わる頃には自然と「次は誰と来ようかな?」と考えてしまう。そんな余韻が残る店。手打ちパスタが好きな人も、石窯焼きのメインをしっかり楽しみたい人も、デザートまできちんと満たされたい人も、誰もが満足できるのが魅力。メニューは季節に合わせて変わるので、筆者も次回が楽しみです!
参宮橋という落ち着いた街に似合う穏やかさはありながら、今っぽくてきちんと気分が上がる。次の女子会候補としてメモしておきたくなる、そんなお店です。気になるメニューを、みんなでシェアしながらワインを飲んで、最後はしっかり甘いもので締める! そんな夜を想像するだけで、ワクワクします。参宮橋で〝新定番〟になりそうな一軒です!
【概要】
LENOX HOUSE(レノックス ハウス)
住所:東京都渋⾕区代々⽊4-9-1
営業時間:11:30〜14:00/17:00〜22:00
電話:03-6273-6600
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大雄寺幹子
女性誌の制作に15年以上携わり、常に情報のシャワーを浴び続けるデザイナー。
職業柄見た目も重要だけど、味が一番大切。「手土産はコミュニケーション」を信条としている。学生時代にデパート地下のお菓子売り場でアルバイトをしたのをきっかけにデパ地下の魅力に取りつかれる。
以来、20年以上最低でも週に3回以上(多いときは週5日)はデパ地下に通うマニア。今までに手土産、お土産、自分へのご褒美に費やした総額は高級外車が買えるほど。(現在も金額は日々更新中!)
365日手土産、お土産、お取り寄せ、自分へのご褒美情報を仕入れ、デザイナーとしての仕事の他、手土産の相談を受ける日々。手土産は貰うのもあげるのも大好きで365日、何かしら甘いものを食べるスイーツマニアでもある。
もちろん美味しいものに目がなく、スイーツ以外に肉マニアとしても寄稿。



