最短3泊からシンガポール発着。ぐっと身近になったディズニー・クルーズライン!

▲母港、シンガポールのマリーナ・ベイ・クルーズ・センターに停泊するアドベンチャー号。ディズニー・クルーズラインがアジア発着で楽しめるなんて夢のよう!
7歳の息子、4歳の娘を連れて、シンガポール発着の最新ディズニー・クルーズライン(以下DCL)、アドベンチャー号に乗船してきました。この船はDCL史上初めてアジアを拠点に通年運航するクルーズで、DCL史上最大となる20万トン超えの超大型船。デッキ数は19階分、客室数は2,000室以上、乗客定員は約6,700人、全長は東京タワーより長い約342mと桁違いのサイズです。
DCLの多くはアメリカ・フロリダ州から出港するため気軽に参加するのは難しかったのですが、アドベンチャー号はシンガポール発着なので子連れでも劇的に乗りやすくなりました。しかも、航路は3泊か4泊のショートクルーズ。以下のモデルプランのように、5日間の休みがあれば乗船が可能です。
1日目 日本→シンガポール(シンガポール泊)
2日目 昼頃、クルーズ乗船(船内泊)
3日目 終日クルーズ(船内泊)
4日目 終日クルーズ(船内泊)
5日目 早朝、クルーズ下船。シンガポール→日本
上記は3泊クルーズの例で、4泊の場合は「終日クルーズ」が1日プラスになります。ちなみに深夜に日本を出て早朝シンガポールに着くフライトならば、計4日間の弾丸トラベルも可能ですが、欠航やディレイのリスクがあるほか、子連れの場合はハード過ぎるので、さすがにおすすめできません。

▲マリーナ・ベイ・クルーズ・センターに展示されていたアドベンチャー号の模型。海に浮かぶテーマパークのようです!
テクニック1:可能ならゆとりある「4泊クルーズ」で。内側客室(窓なし)で予算を抑えるのも一考!

▲ディズニー・イマジネーション・ガーデン(左)やディズニー・ディスカバリー・リーフ(右)など、テーマエリアに面した客室もあります。
アドベンチャー号は「Cruise to Nowhere(どこにも寄港しないクルーズ)」スタイルで、船内には7つのテーマエリア、劇場、プール、映画館、アトラクションなどゲストを楽しませる豊富なコンテンツが待ち受けています。部屋を出てエレベーターで他階へ移動すれば、すぐにディズニーキャラクターやプリンセスとのミート&グリート、劇場やガーデンステージでの本格ショーを楽しむことができ、例えるならタワーマンションの中にディズニーランドがある感覚です(住んだことはないけど笑)。また遊び疲れたら部屋に戻って即ひと休みできるので、1日がかりのテーマパークよりもはるかに快適で、子連れにもぴったりです。

▲海側バルコニー付きの客室。写真に写るのは子供たちが寝ていたソファベッドで、その手前には大人用のダブルベッドもあります。
4泊クルーズがおすすめの理由
私たちは4泊クルーズを選び、海側バルコニー付きの客室(カテゴリー6D)に滞在しました。泊数に関して言えば、3泊と4泊で船上のイベント内容に大きな差はありませんが(「ミッキーのカラー・スピン・ダンス・パーティ」が4泊のみ開催)、できることならゆとりある4泊がおすすめです。
アドベンチャー号は一般的に想像するのんびりした船旅とは違い、かなり忙しないクルーズです(笑)。ショーやディナーは自動的に時間指定され、その合間にミート&グリートやイベント、プールやアトラクションの予定を詰め込んでいきます(一部はアプリから予約必須)。3泊の場合、欲張りすぎると連日分刻みのスケジュールとなってしまい、小さなお子さんは疲れてしまうと思います。実際、私たちも4泊あったからこそほぼすべての見どころを回ることができ、リゾート気分を楽しむゆとりも生まれました。

▲客室は全室スプリット・バスルーム型(洗面&シャワーとトイレが別々)。無料のコーヒー&紅茶はBACHA COFFEEとTWGでした。
バルコニーは必須ではないが、付けるなら向きにこだわりたい
客室タイプは、窓がなくもっともリーズナブルな内側客室(カテゴリー10A〜Dや11A)を選ぶのも一案だと思います。船内を散策していれば客室にいる時間は少ないですし、実際海側バルコニーがあってよかったと思ったのは、朝日で目覚めた時と海風にあたりながらコーヒーやワインを飲んでいた時、あとは水着を外で乾かしていた時くらい(笑)。どれもこのクルーズの本質ではありません。予算を抑え、その分を船内ショッピングや有料イベントで豪快に遊ぶのもメリハリがあって良いと思います。
もしバルコニー付きを選ぶ場合は、どこに面しているかも重要です。一般的なオーシャンビュー(カテゴリー6B〜D)ならばクルーズ気分が高まり、リーフビュー(カテゴリー5C)ならばディズニーの世界観を存分に楽しめ、ガーデンビュー(カテゴリー5A)ならば部屋からショーを鑑賞できます(ただしちょっと騒がしいかも)。またウェイファインダー・ベイビュー(カテゴリー6A)はリゾート感とエンタメ感のバランスが良さそうですが、船尾にあるため少し遠く、どれも個性があります。

▲ウェイファインダー・ベイを見下ろす客室(カテゴリー6A)。『モアナと伝説の海』のショー、「モアナ:コール・オブ・ザ・シー」もここで上演されます。
実際に客室の料金を比較してみると…
客室タイプは他にもいくつかあるのですが、一旦デラックス内側客室(カテゴリー10D)とデラックス海側バルコニー付き客室(カテゴリー6D)を比較してみましょう。両者の室内レイアウトはまったく一緒で、違いはバルコニーの有無だけ。ちなみに「デラックス」でない客室はソファベッドがなく、シングルベッド2台+壁掛けベッド2台の仕様で部屋も少し狭くなっています。ただ、いずれにしても子供が小さければ家族4人で十分快適に寝ることができるはずです。
3泊クルーズの場合のモデルプラン(5日間)
3泊・デラックス内側客室 1室あたり約39万円
3泊・デラックス海側バルコニー付き 1室あたり約52万円
4泊・デラックス内側客室 1室あたり約51万円
4泊・デラックス海側バルコニー付き 1室あたり約68万円
上記金額は、大人2人・子供2人参加で、2027年8月発のクルーズ料金を2026年4月8日時点で調べたものになります。一見すると高く感じるかもしれませんが、家族全員分の宿泊や食事(ソフトドリンク込み)、プールやアトラクション、ミート&グリートやショーなどの体験も含んだ金額と考えるとリーズナブルに感じるのではないでしょうか(上記の金額にアルコール代、有料レストランでの食費、一部のイベント参加費、Wi-Fi通信費、写真代、チップは含まれていないので注意)。
興味深いことに「3泊・デラックス海側バルコニー付き」と「4泊・デラックス内側客室」が同予算ですが、この2択であれば個人的に泊数の多い後者をおすすめします。アドベンチャー号はその性質上、バルコニーの有無より1日でも長くクルーズを楽しんだほうが満足度が高くなるからです(ちなみに予約に関するテクニックは、記事の最後に紹介します)。
テクニック2:できるだけ早い乗船が鍵!空いている間にデッキを制覇し、アプリでイベントを予約

▲マリーナ・ベイ・クルーズ・センターでの乗船手続きの様子。スーツケースは別の場所で預け、乗船後に部屋の前まで運んで来てくれるのでスムーズです。
早い時間の乗船はメリットだらけ!
クルーズにはできるだけ早い時間に乗船しましょう。私たちは午前中、のんびりシンガポール観光をして14時過ぎに乗船したのですが、そうこうしているうちにプリンセスと写真が撮れる「ロイヤル・ギャザリング」や、ジェットコースター・アトラクションの「アイアンサイクル・テストラン」など、アプリで予約必須の人気イベントの枠が埋まってしまい、予約を取ることができませんでした。

▲人気キャラクターとのミート&グリートもアプリからの予約制。こちらは17:30に一斉予約開始で、無事に参加できました(レギュレーションは変更の可能性はあるので注意)。
乗船時間は事前オンラインチェックイン時の「ポート・アライバル・タイム(港への到着時間)」選択で決まります。DCLのリピート頻度によってチェックイン開始日が異なり、初めてDCLに乗船するゲストは乗船30日前から可能になります。ポート・アライバル・タイムは枠が限られており、早い時間から埋まる傾向にあります。ここで出遅れると遅い時間しか選べなくなるのでご注意ください。船に早く乗れれば、アプリでのイベント予約だけでなく、その日のランチも船上でいただけますし、またデッキのプールは初日の乗船直後が一番空いており、おすすめのタイミングとなります。

▲ウェルカムショー「レッツ・セット・セイル」も初日のみ開催。3回上演がありますが、一番遅い乗船枠では間に合わなかったのでくれぐれもご注意を!
テクニック3:日本からの準備は用意周到に。ドアデコ、ピクシーダスト、そして撮影用コスチュームetc.

▲参加率80%以上のドアデコ!お子さんと一緒にオリジナル装飾を制作してみては?部屋に戻ってくるたびにテンションがあがります。
知らなかったじゃもったいない! DCLならではの楽しみ
DCLに乗船するのであれば、ぜひ用意したいのが「ドアデコ」と「ピクシーダスト」。「ドアデコ」とは客室のドアをマグネットで自由にデコレーションするDCLならではの文化。もともとは同じ扉が続く中で自分の部屋の目印になるように始まったらしいのですが、今では各部屋が個性を競い合う定番の楽しみになっています。
もちろん私たちも「ドアデコ」にトライ。DCLがWEBにアップしている公式素材(素材はここからダウンロード可)があるので、それを日本でダウンロードしてプリント&ラミネート。最後にハサミで切り、裏にマグネットシートを貼り付けて低予算で完成させました。切り貼りなど船内でやるのは時間がもったいないので、必ず下準備は日本で済ませておくことをおすすめします!

▲左が私たちのドアデコ。ディズニー関連のマグネットも持参して仕上げたのですが、海外勢と比べると地味でした(笑)。右はウォールポケットに届いたピクシーダスト。初日夜だけでこの量!
「ピクシーダスト(直訳すると「妖精の粉」)」は、乗客同士のプレゼント交換を指します。ドアデコした扉の横に袋をかけておき、そこに見知らぬゲスト同士がお互いに小さなプレゼントを贈り合う、非公式ながらDCL定番の心温まるイベントです。また袋に「Feel free to take it!」と書いてあれば、中のものをいただいてOK。プレゼントは個包装のお菓子や文房具、小さなおもちゃなど自由ですが、やはりディズニー関連のものが喜ばれるように思います。
初日や2日目あたりは部屋に戻るたびに袋にピクシーダストが届いていたので、子供たちも大喜び。部屋番号の書かれた手紙が添えられているケースもあるので、あとでそっとお返しに行きましょう。もらうだけでなく、用意したものを他の部屋に配って回るのもピクシーダストの楽しみ。ドアデコの装飾とピクシーダスト、そしてそれを入れる袋。この3点はDCLならではの必需品と言えるでしょう。
他に準備してよかったものも紹介!
また船内にはさまざまな写真スポット&撮影サービスがあるので、ハロウィンに望むつもりでさまざまなディズニーキャラクターや映画のコスプレ衣装を用意するのもアドベンチャー号を楽しむ秘訣だと思います。他に持参してよかったのは、室内スリッパや歯ブラシなど(客室のアメニティは最小限です)。またスマホのアプリやカメラを多用するので、充電のためのモバイルバッテリーやコンセント変換プラグも持ち込んで便利でした。なお、船の16階に立派なランドリーがあるのですが、正直洗濯&乾燥に時間を費やすのはもったいないので、着替えは多めに持っていくとよいでしょう。

▲当初はランドリーで洗濯するつもりでしたが、いざ乗船するとそんな時間はないことに気づきました(笑)。汗もかくので、下着は少し多めに持参することをおすすめします!
テクニック4:ショッピングは初日夜にGO!完売した商品はその後補充されない可能性も

▲ワールド・オブ・ディズニーに陳列されたアドベンチャー号限定商品。オーバーサイズのロングTシャツ「スピリットジャージ」は人気商品!
船内のメインショップ「ワールド・オブ・ディズニー」は初日の21時にオープンしました。就航当初は初日のみ予約制だったそうですが、今回は予約不要で入店できました。日本では売っていないミニリュック「ラウンジフライ」の一部商品は初日で売り切れてまっていたので、買い物が楽しみの方はぜひ初日夜から足を運びましょう。アドベンチャー号の限定商品は比較的在庫豊富で、希望の商品やサイズがない場合、リストックされるとアプリのメッセージで通知が来るサービスもあります(レジスタッフにお願いすればOK)。

▲アドベンチャー号限定ではないですが、とてもかわいらしいDCL限定のラウンジフライ。
またシンガポール資本のコーヒーショップ「BACHA COFFEE」や、ティーショップ「TWG」でもパッケージにディズニーキャラクターの描かれたクルーズ限定商品がありました。どちらも高級感あるパッケージなので、大人の方へのお土産候補として良さそうです。どちらも在庫は十分にありそうで、私は乗船後半のタイミングでも希望のものを購入することができました。

▲BACHA COFFEEは『アラジン』、TWGでは『美女と野獣』をテーマにしたエクスクルーブな限定商品が!
テクニック5:プリンセスに憧れる女の子には「ビビディ・バビディ・ブティック」を是非!クルーもお姫様扱いしてくれます

▲4歳の娘の「アリエルになりたい」という夢が船上で叶いました(ちなみについ最近までは「エルサになりたい」だった笑)。
日本から事前に予約(有料)できるイベントのひとつに「ビビディ・バビディ・ブティック」があります。こちらは東京ディズニーランドでも体験できるのでご存知の方も多いと思いますが、憧れのディズニープリンセスに変身する夢が叶うビューティーサロン。娘は今回のクルーズで初体験となりました。
メイクアップとドレスがセットになったフルパッケージがあるのですが、現地ではサイズが欠品しているドレスもあると聞き、我が家はあらかじめ日本でアリエルのドレスを購入して持参。そちらに着替えた上でサロンへ行き、メイクアップ+記念Tシャツのみのパッケージにしてもらいました。

▲ヘアスタイリング、メイクアップ、マニキュアをしてもらい、プリンセスに変身!娘にとってはこの日が一番忘れられない1日になったようです。
予約のタイミングにも、ちょっとしたコツあり!
ビビディ・バビディ・ブティックの予約は、できれば午前中の早い時間がいいと思います。プリンセスの魔法が長く続くほうが子供は喜ぶし、その後船上で出会うキャラクターやクルーたちもプリンセス扱いしてくれるので、娘も終始ご機嫌でした。当日はミート&グリートを積極的に予約したり、予約不要の写真スポット(船内のいたるところで開催)で撮影したり、またもうひとつの有料イベント、プリンセスとのアフターヌーンティーが楽しめる「ロイヤル・ソサエティ・フォー・フレンドシップ・アンド・ティー」に参加したりするなど、存分にプリンセスメイクを楽しみましょう!
テクニック6:劇場でのショーは必見!特に『リメンバー』はリピート推奨!

▲上映中は撮影禁止なので説明できる写真がないのですが、『ディズニー・シーズ・ジ・アドベンチャー・ショー』と『リメンバー』、どちらも素晴らしいショーでした。
船内にある劇場「ウォルト・ディズニー・シアター」では『ディズニー・シーズ・ジ・アドベンチャー・ショー(約30分)』と『リメンバー(約60分)』が上演されます。前者は他のDCLでもお馴染みの人気作品。後者はアドベンチャー号のために書き下ろされたオリジナル作品です。
この2つのショーは乗船が近づくと自動的にアプリ上で日時が指定されるので、見逃すことはないはずです。特にオリジナル作品の『リメンバー』は涙なしには見ることのできない感動的なストーリーで、このクルーズのハイライトとも言える作品。こちらはぜひ2回鑑賞することをおすすめします!
ショー直前の解放席を狙って2回目を鑑賞しよう
ショーの予約が自動的に割り当てられるのは一度のみですが、ショー自体はどちらも複数回やっており、実は開演10分前に予約席が解放されるとアプリに明記されています(ただし、自分の予約回以外のスケジュールは公表されないため、ゲストサービスなどで他の上映時間を確認する必要あり)。私たちは『リメンバー』を見た翌日も劇場に足を運び、10分前までスタンバイ。空きがあったので(多分座席には毎回少しだけゆとりがあるのだと思います)、再度鑑賞することができました。ちなみにネタバレしない範囲でのアドバイスとなりますが、事前予習として映画『ウォーリー』を見ておくと良いかと思います!
テクニック7:夕飯は有料レストランではなく、ローテーションダイニングで十分満足できる!

▲キャラクターに会えるディナー会場、「ハリウッド・スポットライト・クラブ」。通路をキャラクターたちが歩いて回ります(記念撮影タイムはなし)。
船内での基本的な食事やソフトドリンクはすべてクルーズ代金に含まれています(有料レストランやアルコール、一部カフェメニューなどは追加料金)。朝・昼食は好きな時間に好きなレストランで食べる一方、夕飯はローテーションダイニングと呼ばれるスタイルで、時間(17:45か20:15)、レストラン、着席するテーブルまでアプリで指定されます。

▲アニメーションをテーマにしたレストランでは、ディズニー映画の名シーンや、自分たちの書いた絵が動き出す様子を眺めながら食事をいただきます。
夕食のレストランは3つのテーマがあり、すべてが楽しめるよう平等に割り当てられます。キャラクターに会えるレストランは「ハリウッド・スポットライト・クラブ」か「ナビゲーターズ・クラブ」のどちらか、アニメーションをテーマにしたレストランは「アニメーターズ・パレット」か「アニメーターズ・テーブル」のどちらか、映画の世界観を表現したレストランは「ピクサー・マーケット・レストラン」か「エンチャンテッド・サマー・レストラン」のどちらかといった具合です。そして4泊クルーズの場合、4日目は1日目のレストランを再訪することになります(メニューが変わるなどの配慮あり)。

▲ディナーはメニューから好きな料理を好きなだけ選ぶスタイル。肝心のクオリティやバリエーションも期待していた以上で、毎日食事が楽しみでした。
有料レストランをあえて予約しなくていい理由
ディナーに関しては、体験・食事内容ともにこのローテーションダイニングで十分満足できます!他に有料の夕食として『モンスターズ・インク』の「ハリー・ハウゼン」にインスパイアされた創作和食レストラン「マイク&サリーズ」、18歳以上のみ予約可能な「パロ・トラットリア」が存在しますが、3泊クルーズであればローテーションダイニングをそれぞれ堪能すべきで、それを放棄してまで有料レストランに行くのは正直もったいないと感じます。私たちは4泊クルーズだったので、ラストナイトに「マイク&サリーズ」を予約。実際そこでの食事は美味しかったものの、レストラン体験の満足度としては先に述べたローテーションダイニングの方が上でした。

▲ディナーに指定された「エンチャンテッド・サマー・レストラン」。こちらは『アナと雪の女王』をテーマにしたエリア(ほかに『塔の上のラプンツェル』エリアもあり)。
ただし、同じテーマでも例えば「ピクサー・マーケット・レストラン」と「エンチャンテッド・サマー・レストラン」では雰囲気はだいぶ異なりますし、写真のように「エンチャンテッド・サマー・レストラン」にも『アナと雪の女王』と『塔の上のラプンツェル』でエリアが分かれています。好みがあると思うので、指定されなかったレストラン(またはゾーン)には朝・昼食時に足を運ぶとよいでしょう。
またローテーションダイニングや有料ダイニング以外に、さらに船内には12ヵ所ものクイックサービスダイニングやカフェ(一部有料)、バーなどがあります。まずは料金に含まれているレストランから足を運び、各店の世界観を楽しんでみてください!
テクニック8:屋外デッキでは日焼け止めと熱中症対策は必須! 波は穏やかなので揺れは少ない

▲テーマエリア「マーベル・ランディング」のアトラクション、「グルート・ギャラクシー・スピン」。屋外で遊ぶときはしっかり暑さと日差し対策を!
船内の室温管理は行き届いていて非常に快適(寒すぎることもなし)だったのですが、屋外に出るとそこは常夏のシンガポール。日差しは強烈で気温も高いので、油断していると熱中症や脱水症状の危険があります。船内には無料のドリンクステーションがいくつかあり、水筒があると水分補給もスムーズです。また日焼け止めや直射日光から頭を守る帽子なども忘れずに。
なお万が一に備え、酔い止めも持参していましたが、私たちが乗った際は天候もよく、波の穏やかな航路だったようで、揺れはほとんど感じませんでした。船も大きいので、アドベンチャー号で船酔いを心配する必要はあまりなさそうです。

▲17階デッキにあるウォータープレイエリア「トイ・ストーリー・プレイス」。前述したとおり、乗船直後か比較的涼しくて空いている朝一番が狙い目です。
テクニック9:パパママ交代で大人時間を楽しもう!バーの生演奏やスパでリトリート

▲ディズニーヒットソングをジャズ風にアレンジしたり、レコードレーベル「モータウン」の名曲をカバーしたり、大人向けの生演奏イベントもぜひ堪能してみてください。
アドベンチャー号のいいところは、夜は大人がしっかり楽しめるイベントが数多く開催されている点にあると思います。例えば夜の22時を過ぎると、各所で生演奏イベントや映画上映などが始まります。
またアプリでの予約制イベントでは、大人限定でワインやシャンパン、ビールなどを飲み比べるテイスティングイベント(有料)を開催。エリアのゾーニングもしっかりされていて、夜間のウェイファインダー・ベイエリアは18歳以下は入場禁止となり、大人だけがバータイムを楽しめる空間になっていました。本格的なスパやサロン(有料)、フィットネスジムなども完備しており、大人がちゃんとリトリートする時間を作れるのがこの船の魅力。我が家も子供を寝かしつけたあとに、パパママ交代で船内の大人時間を楽しみました。

▲6階タウンスクエアのステージ(右)と、そのすぐ横にあるバー「スペルバウンド」。カクテルやモクテル片手に、生演奏を楽しみましょう!
テクニック10:DCLの公式サイトが満室でも、Klookでなら空きがある場合も!

▲公式サイトで検索すると、2026年4月27日発3泊クルーズはコンシェルジュ付き客室以外、すべて満室でした(2026年4月8日時点で検索)。
アドベンチャー号の予約はだいたい1年半以上先まで予約ができるようで、半年を切ると値段の安い客室から埋まっていく傾向にあるようです。自分も狙っていた日程がDCL公式サイトだと満室だったのですが、世界中の観光・交通・通信・宿泊を予約できる旅行・体験予約アプリ「Klook」から検索すると、なんと空室があり予約することができました。

▲Klookで検索した場合、2026年4月27日発3泊クルーズの内側客室に空きを発見(2026年4月8日時点で検索)。英語が苦手な方には日本語で予約できるのも安心です!
クーポンやポイントでシンガポール観光の手配もできる
これは事前にKlookがアドベンチャー号の客室枠を一部押さえているからだそうで、金額や船上でのサービスは公式からの予約と変わりないのでご安心を。またKlookでアドベンチャー号を予約すると、タイミングによってはKlookが発行するバウチャーをゲットでき大変お得です。例えば、2026年4月8日時点ではUSD120(約19,000円)相当のシンガポールで使えるクーポンをプレゼントするキャンペーンが実施されています。
またKlookのサイトやアプリからは、ガーデンズ・バイ・ザ・ベイのフラワードームやクラウド・フォレスト、シンガポール動物園、ナイトサファリなどのチケット予約のほか、eSIMやホテル予約まで可能。前述したUSD120分のバウチャーを使って手配することも可能ですし、予約で得たポイントは次回に活用もできるので、アドベンチャー号を賢く旅するテクニックとしてぜひご活用ください。

▲Klookではシンガポールの主要観光施設のチケットを多く取り扱っており、現地窓口で買うよりお得に購入できることもあるので要チェック!
以上、2026年3月に就航したばかりのDCL最新クルーズ、アドベンチャー号を子連れで楽しむテクニックを紹介させていただきました。DCLは日本を拠点にしたクルーズ計画も発表していますが、就航は早くても2029年以降とまだ先の予定。ひとあし先にシンガポールのアドベンチャー号でディズニー・クルーズラインを楽しんでみてはいかがでしょうか?
※当記事は2026年3月に行った取材をもとに執筆したものです。最新情報は公式HPやアプリからご確認ください
取材協力:Klook

トラベルエディター 伊澤慶一
旅行ガイドブック『地球の歩き方』編集部にて国内外のガイドブックを多数手がけ、2017年に独立。現在は、雑誌のホテル特集ページ制作を手がけたり、「ワーケーション」や「ステイケーション」をテーマに連載記事の執筆、また自らのInstagramアカウントで日々おすすめホテル情報を発信している。
アカウント:@izawakeiichi



