「!」の正式名称は?
皆さんは、「!」の正式名称についてご存じでしょうか? 毎日のように目にする「!」ですが、正式名称を聞かれると、少し困ってしまうかもしれません。ここでは、「!」の正式名称や由来について紹介します。
正式名称と意味
「!」の正式名称は、「エクスクラメーションマーク」です。長くて読みにくいうえに、どういう意味なのかいまいち理解しづらいですよね。この「エクスクラメーション」は、英語の「exclamation」のことで、喜怒哀楽を表現する声や感嘆という意味があります。感情を強調する時に使われる符号のため、このような名前になったと考えられます。

また、「!」のことを、「びっくりマーク」と呼ぶ方はかなり多いと思います。こちらも、感情を表す符号であるという「!」の意味が由来となって生まれた呼び方。「!」の形が、しずくのしたたり落ちる様子に似ているということから、「雨だれ」と呼ばれることもあります。
「!」の由来
「!」がいつ頃使われるようになったのかについては諸説あり、その起源は定かではありませんが、おそらくヨーロッパで生まれた符号ではないかと考えられています。
日本語で文章を書く際には、文末につける「。」(句点)や、文と文を区切る時につける「、」(読点)を使います。英語やフランス語、ドイツ語といったヨーロッパ圏を中心とした言語においても、日本語と同じように、句点の役割を果たすピリオドや、読点の役割を果たすコンマを使用していますね。
しかし、このピリオドとコンマのほかにも、句読点と似た役割を果たす符号が生み出されました。それが、感嘆符と呼ばれる「!」と、疑問符と呼ばれる「?」だといわれています。日本で「!」が使われるようになったのは明治時代の中頃であるとされ、二葉亭四迷や尾崎紅葉などの小説家が自身の作品の中で使用していたそう。
「!」と「?」は何が違う?
では、「!」と「?」は何が違うのでしょうか。 ここでは、「!」と「?」の違いや、「?」の正式名称について紹介します。

「!」と「?」の違い
「!」とは、先述の通り、喜怒哀楽などの感情を表現する時に使われる感嘆符のこと。「!」は感情を表現する以外にも、注意喚起をするという役割も果たします。実際に、飛び出し注意などを呼びかける道路標識や注意マークなどにも、「!」が使われていることが思い浮かぶでしょう。
また、学生時代に教師から、「廊下を走るな!」と注意されたことのある方もいるかもしれません。このように、「!」は何かを命令する時にも使うことができるということが分かります。
一方で、「?」とは、疑問に思ったことを質問する時などに使われる疑問符のこと。駅構内やデパートなどのインフォメーションセンターのマークにも、この「?」の符号が使われています。
「!」と同じく、毎日のように目にする「?」の符号。「?」は疑問に思うこと、何かを質問することのほかにも、「ご存じでしょうか?」や「大丈夫ですか?」にも見られるように、相手の様子をうかがうときにも使うことができるということが分かります。
また、「?」も、「!」と同じく明治時代の中頃から、日本の文学作品にて広く使われていくようになりました。
「?」の正式名称は?
「?」の正式名称は、「クエスチョンマーク」。「クエスチョン」は、英語の「question」のことで、質問・疑問という意味です。
「クエスチョンマーク」のほかには、「インタロゲーションマーク」も「?」の正式名称として挙げられます。この「インタロゲーション」も、質問・疑問という意味を持つ英語の「interrogation」からきています。

また、「?」のことを、「はてな」と呼ぶ方は結構多いかもしれません。 「はてな」は、感動詞の「はて」に助詞の一種である間投助詞「な」がついた言葉で、何かを疑問に思ったり、怪しんだりするときなどに使われていました。この「はてな」の意味が、疑問符である「?」の呼び名の由来になったということが分かります。
よく使う記号の正式名称
ここまで、「!」や「?」の正式名称について紹介しました。「!」は「エクスクラメーションマーク」、「?」は「クエスチョンマーク」・「インタロゲーションマーク」と読むことが分かりました。では、ほかにも意外な正式名称を持つ記号などはあるのでしょうか? ここでは、よく使う記号の正式名称について紹介します。
1:&
こちらもよく見かける記号。二つの語句を対等に接続するときに使うこの記号の正しい読み方は「アンド」ではなく、「アンパサンド」です。英語の「and」と同じ「~と」と言う意味を持つラテン語の「et」を組み合わせてできたデザイン文字であると考えられています。

2:<
数学の授業などでよく見かけたこちらの記号の正式名称は「レスザン」です。比較対象よりも小さいということを意味する英語の「less than」が名称の由来となっていることが分かります。一方で、比較対象よりも大きいことを意味する「>」の正式名称は「グレイターザン」で、英語の「greater than」が由来となっています。
3:#
電話番号を表す時などに使われるため、番号記号とも呼ばれるこちらの記号の正式名称は「ハッシュマーク」です。InstagramやTwitterなどでは「ハッシュタグ」として、この記号がよく使われています。楽譜などで用いられる「♯」と形が似ているため、混同しないように気をつけましょう。
最後に
今回は、「!」の正式名称や「!」と「?」の違い、よく使う記号の正式名称について紹介しました。
私たちが「びっくりマーク」と呼んでよく使っている「!」には、「エクスクラメーションマーク」という非常に長い正式名称があること、日本で広く使われるようになったのは明治時代に入ってからということなど、意外にも知らなかったことが多くて面白いところ。
また、作業をする時やSNSを見ているときなど、日常生活においてよく使う記号にも、それぞれ正式名称があることが分かりました。「!」や「?」などを使う際には、ぜひ今回紹介した正式名称を思い出してください。



