撮影中は、まるで恋人が撮っているような距離感や表情を意識しました!
――完成した一冊を見て、率直な感想を教えてください。
まずは、「やっと完成した!」という気持ちが大きいです。8年ぶりの写真集というのもあるのですが、写真集ってこんなに作るのが大変だったんだって改めて感じました。特に今回は、写真のセレクトから特典まで僕自身も関わらせていただいたので、より一層大変さと同時にやりがいも感じました。
――写真はどんな目線でセレクトしたのですか?
シチュエーションによっても違うと思いますが、なるべくナチュラルな表情で〝僕らしい〟カットをセレクトしました。撮影中は、〝カメラマンさんが撮影している〟というよりも、「恋人が撮っているような距離感や表情」を意識しました。
――GENERATIONSのメンバーから何かコメントはありましたか?
まだ完成したものは見ていないと思いますが、先行公開されたカットがお尻を露出しているじゃないですか。あれを見て、(佐野)玲於が「あんなに出していいんですか⁉︎ グループ的にNGじゃないの?」と、ざわついてました(笑)。

――肉体美も話題になっていますが、体づくりなどはしていましたか?
食事制限と、ジムにはなるべく2、3日に一回は必ず行ったり…それくらいですかね。でも、あまり脂肪は落とさず、いわゆるバキバキの体にはしないように、まったく食べないなどはしなかったんです。今はツアー前なので、それこそバッキバキで大きい感じになっていますけど、撮影のときは〝ナチュラル筋肉〟を目指しました。
――Oggi読者に特に見てほしいポイントはありますか?
間違いなく、この写真集一冊で僕の色々な表情が見られると思います。というか、もう僕の全部の表情って言ってもいいかもしれないです! パフォーマンスだけしか見たことがない読者の方は、ギャップを感じてもらえると思います。今回は僕のルーツでもあるフィリピンでの撮影だったので、より居心地のよい雰囲気や表情が出ていると思うので、ぜひチェックしてください!

最近うれしかったことは、散歩中に姪っ子から手をつないでくれたこと!
――最近ハマっていることはありますか?
フィリピン料理を作ること。そもそも料理が好きというのもありますが、最近、シニガンという少し酸味のあるスープにハマっています。メインの具材は海老か豚肉で、その他に大根、ナス、いんげんなど野菜を入れて作るのですが、少し多めに作って冷凍しておくんです。よく作り置きもしますし、例えば豚肉が少し余ったら、塩レモンに漬けて冷凍庫に入れておくとすごく便利! 外食より、家で食べたほうが体づくりにもつながりますし、自炊や作り置きは全然苦じゃないです。
――写真集のタイトルにかけて…最近「Hallelujah(ハレルヤ)」と思った瞬間は?
テンションが上がったことで言うと…この間、姪っ子と散歩に行ったとき、姪っ子から手をつないでくれたことです。姪っ子は、いつもは塩対応なんですよ(笑)。僕のライブを観にきてくれる事もあるのですが、無表情で観ているらしいです。どういう感情なんですかね、恥ずかしいのかな。まぁ、叔父さんがステージで踊っていたら、不思議なのかな(笑)。だから余計にテンションが上がりましたし、いつもの塩対応が全部解消されました!

――自分をいちばん魅力的に見せるにはどうしたらいいと思いますか? 読者へのアドバイスをお願いします!
僕は今32歳なんですけど、若く見られることが多くて、自分でもなんでだろうって考えてことがあるんです。もしかしたら、仕事柄というのもあるかもしれないですが、自分より年下のDJやアーティストの子たちと一緒に話したり、遊んだりするんです。そういう環境の中で、無意識に心がずっと若い状態でいられているのかもしれないなって。年齢が上がるにつれて、後輩がどんどん増えてきましたが、わりと対等に接するというか、相手に対してフラットなんです、僕。自分が年上だからとかはまったく気にしないですし、意識していません。あと、年齢のことを言った瞬間に、なんだか老けちゃうような気がするんですね。だから「もう30歳超えているから」とか、そういうことは一切言いません。自分より年下でも、才能がある人はたくさんいるから、すごいと思ったら褒めますし、言葉で伝えるようにしています。
――仕事で落ち込んだり、失敗したときは、どんなふうに切り替えますか?
失敗して落ち込むこともありますが、基本は寝ると忘れます。落ちるだけ落ちて、あとはいい意味で開き直るかな(笑)。誰かに相談するというよりは、自分の中で消化して、自己解決するタイプです。そもそも、直感で生きているタイプなので、誰かの言葉というよりも自分の直感を信じて解決しているかもしれないです。
――お仕事をする上で、大切にしていることはなんですか?
その仕事が楽しいかどうかは、すごく大切だと思います。あとは、全部自分で考えること。若いときは、自分の意を反してもやらないといけない仕事がたくさんあるじゃないですか。もちろん今もありますけど、ある程度年齢を重ねて、自分で決断できることが増えてくると、判断するときに「楽しいかどうか」というのを考えます。だって、楽しくないことに時間をかけたくないですもん。でも、それでもやらないといけないことは絶対にあるから、その中で見方を変えて楽しさを見つけることも大事だと思います。
――最後に読者にメッセージをお願いします!
自分が、いつの間にかOggi読者の方と同世代(30代)というのにびっくりしています(笑)。人生は選択の連続だと思いますが、僕が直感を大事にしているように、自分の感覚を信じることを大切にしてほしいです。信じづらい世の中ではあるけど、だからこそ自分の思った通りに、のびのびと生きるのもいいと思います! あとは僕の写真集を観て、キュンキュンしてドキドキして、恋人の気持ちになってもらったらうれしいです。

Profile
白濱亜嵐. 1993年8月4日生まれ/愛媛県出身
GENERATIONSのパフォーマーで、俳優、DJ、PKCZ®のメンバーとしても活躍。
白濱亜嵐2nd写真集 『Hallelujah!!』

撮影:田形千紘/小学館/発売中
写真集公式サイト
11月11日(火)に「白濱亜嵐スペシャルトークショー」を開催
詳細はこちらから
撮影/田中麻以 スタイリスト/KEISUKE YOSHIDA ヘア&メイク:FUYUKA YONEMOCHI(JYUNESU) 取材・文/小山恵子