「失敗」を「成長」のチャンスに変えるには…? 大きな失敗からちっぽけな失敗まで、読者の失敗お悩みに識者がアドバイス! リアルな悩みについて、失敗の対処法と乗り越え方を具体的に教えていただきました。
[お悩み] 仕事の納期に遅れてしまいました。(33歳・サービス)
仕事を後輩に振れず抱え込みすぎ…。納期に遅れてしまいました。膨大な仕事をひとりで処理しようと抱え込み、締め切りに間に合わなかったうえ、結局クオリティも中途半端な状態で提出することに。「自分でやったほうが早い」と思ったのですが…。
ビジネスコーチ 木村元子さんからのアドバイス
「ボリュームのある仕事を任されるようになったのは、ポジションが上がったから。いつまでも現場気分でいるのではなく、物ごとを俯瞰して人に振るなり、仕事の方法を考え直す時期に来ている証拠。リーダーとして成長するチャンですよ」(木村さん)
木村元子/ビジネスコーチ。オフィスブリエ代表。才能を見極め、自分らしい在り方や潜在能力を引き出すことが得意。人間関係やお金などについても自分自身で創造する力をつけるサポートを行う。
精神科医 名越康文さんからのアドバイス
「業務を“絶対に完璧にやりたい仕事”と“80点くらいでいい仕事”に分けるテクニックもあります。さらに、後者は人に早めに振って、後でチェックするというやり方も」(名越さん)
名越康文/精神科医。近畿大学医学部卒業。相愛大学、高野山大学客員教授。臨床に携わる一方、TVやラジオでのコメンテーターのほか映画評論などでも活躍。近著に『SOLOTIME』(夜間飛行)。
[結論] 仕事のやり方を変えるべきシグナルと思って!
Oggi3月号「アラサー世代は、失敗適齢期」より
メイン画像/Shutterstock デザイン/スズキのデザイン 構成/酒井亜希子・佐々木 恵・赤木さと子・平澤奈々恵(スタッフ・オン)
再構成/Oggi.jp編集部