「AI、私はこう使ってます!」
AIが便利なのは知っているけれど、具体的にどう使えばいいの? そんな人もまだまだ多いはず。今回はAIを仕事やプライベートで使いこなしているOggi専属読者モデル・オッジェンヌの田口利奈さんと大枝千鶴さんに、実際にどう活用しているのか話を聞いてみました。
Oggi専属読者モデル オッジェンヌ・田口利奈さんの場合
「仕事の相棒として使い始めたAI。業務効率が大幅にUPしました」
ITコンサルの経営者として、ファッション動画などを配信する田口さん。
「私が生成AIを使い始めたのは、’22 年11月のChatGPTのリリースがきっかけ。
いろいろ試してみて、今は営業先リストの作成といった情報整理や、企画のアイディア出しにはChatGPTやPerplexity、マーケティング用には顧客のペルソナを自動作成するInsight Journeyと、複数を使い分けています。
特にペルソナ設定などは自力だと最低数十分はかかるもの。それが数秒で済むのはスゴい!
もちろん、回答をもとに自分なりの肉付けは必要ですが、たたき台があるだけでも業務効率はけた違いにUP。今では仕事に欠かせない存在になっています」
目的によってAIを使い分け
▲競合分析やアイディア出しはChatGPTを駆使
「競合の動画チャンネルや、よく使われている検索ワードを教えてもらったり、それらをふまえて今後は動画をどのような方向性で制作するか、といった企画の相談もChatGPTに!」
AIに「こう聞いています!」
以下のようなキーワードを含み、11月に配信するのによい動画の企画を30本考えてください。
・プチプラコーデ
・秋の着回し
・働く女性
・低身長
Insight Journeyで企画書作成の時間を短縮
「Insight Journeyは、ターゲット顧客の悩みを掘り下げ、解決策や改善点を見つけるための仮説をたててくれるツール。企画のアイディアやヒントを得るのにぴったりなんです」
Oggi専属読者モデル オッジェンヌ・大枝千鶴さんの場合
「有能な部下としても、プライベートの遊び相手としても! 暮らしに欠かせない存在です」
デリバリー事業という、AIと関連の深い仕事に就く大枝さん。
「Chat GPTは、リリース前から業界内で話題になっていました。いざ使ってみたらすごく面白くて! 一時期ハマりすぎて〝Chat GPTが友達〟状態でした。
仕事ではアイディア出しや下調べ、原稿の草案など、アシスタントに頼むような作業はすべておまかせ。プライベートでは、私は本好きなので、自分の書いた文章を『〇〇(好きな作家)風にして』とお願いしてうっとりしたり(笑)。
ペットの名前を考えてもらったり、雑談したり…。有料版に登録して一日中対話しています。便利な反面、『逆に人間はどんな力を磨けばいいの?』と考えるきっかけにも。上手につきあう方法を私なりに探っていきたいです」
Chat GPTを使い倒し!
海外のホテルに送る英文メールを作成
「海外出張先のホテルの領収書をもらい忘れたときに、文章作成と英訳をお願い! こうしてリクエストを送れると思えば、海外とのやりとりも快適になりそう」
愛犬をイラストに起こしてもらいました!
「ペットの犬種や名前、毛の色などの特徴と、『アニメ風に』『ゴッホ風に』など、絵のテイストを指定して生成。意外と似ていてかわいいのでお気に入り」
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●紹介している情報は、2024年9月8日現在のものです。
2024年Oggi12月号「『AI』初心者のための使いこなしレッスン」より
イラスト/ユア 構成/佐々木 恵・酒井亜希子(スタッフ・オン)
再構成/Oggi.jp編集部