酷暑を乗り切った先に… 「ザ ロイヤルパークホテル アイコニック 東京汐留」でアフタヌーンティー
食欲の秋。今回ご紹介するのは、都心にいながらにして日常の喧騒を忘れ、秋の味覚を目一杯満喫できるおすすめのアフタヌーンティー。
場所は、JR新橋駅(汐留口)から徒歩3分、ゆりかもめ汐留駅からは徒歩約1分と、ショッピングついでに立ち寄るにも好都合な場所に位置する「ザ ロイヤルパークホテル アイコニック 東京汐留」。
アフタヌーンティーは、24Fのバー・ラウンジ「THE BAR」およびオールデイダイニング「ハーモニー」で提供されていますが、今回伺ったのは「THE BAR」。
昨秋はマロンをメインとしたアフタヌーンティーを展開され人気を博したようなのですが… 翻って今年の夏。記録的な猛暑により、濃厚なマロン単体ではなく、爽やかなシャインマスカットを合わせることにしたのだとか。
実際に残暑厳しく、取材に伺った日も10月初旬ながら東京の最高気温は30℃。たしかに秋らしくもみずみずしく涼し気なシャインマスカットが気分とマッチしました!
ドリンクは、コーヒー紅茶フリーのプランの他、海外の五つ星ホテルや大手航空会社のビジネス・ファーストクラスで提供されている高級ティーブランド、SIROCCOティーフリーのプランから選べます。
ちなみにSIROCCOティーのラインナップは季節によって少しずつ違うよう。それによって季節感を味わうのもひとつの楽しみです!
食器はウェッジウッドの「バタフライブルーム」シリーズで、どことなくエキゾチックな雰囲気が、後述するセイボリーの南米感漂うメニューにピッタリでした!
ということでさっそく、アフタヌーンティーの中身についてご紹介していきますっ♡
セイボリー
■1. エッグベネディクト
カリッとトーストされた全粒粉ミニ食パンの上に、定番のベーコンと半熟卵の他、芯取菜という少し珍しい野菜がのっているエッグベネディクト。ちんげん菜や小松菜のような、良い意味で青みのある芯取菜によって、味が引き締まっているよう。表面をバーナーで炙った魅惑の半熟卵をトロッと崩す瞬間の幸せたるや…♡
■2. スパイシーポテト、アボカドディップ添え
数種の香辛料と塩をまぶしたポテトフライに、レモン果汁入りのアボカドのピューレとトマトソースがついています。パッと見ケチャップかと思ったトマトソースは、玉ねぎも入っていてサルサソースを思わせる濃厚な味わい。ブティックでこのトマトソースを売って欲しい~(笑)。
■3. 鹿児島県産ハチミツ芋とハモンセラーノのピンチョス
甘味の強い鹿児島県産のハチミツ芋に、ハモンセラーノ(スペインで作られる生ハム)とクリームチーズをのせたピンチョス。ハチミツ芋の甘味、クリームチーズの酸味、ハモンセラーノの塩味が口の中で渾然一体になって美味。見た目にも秋らしいし、食べ応えもバッチリです。
■4. SIROCCOレモンビーチのジュレ、シャインマスカットと紅茶鴨と共に
前述の高級ティーブランド、SIROCCOティーの「レモンビーチ」をジュレとして使った贅沢な一品。飼料に紅茶粉末を混ぜて飼育されたという紅茶鴨は、臭みがなく旨味がぎゅっと詰まっていました! ついチビチビ食べたくなりますが、一口で食べるのがおすすめ。高級なシャインマスカットはそのまま食べるのが関の山ですが、こんなにも他の食材と合うのだと驚き。ちなみに「レモンビーチ」を紅茶としてもいただきましたが、爽やかながら奥深く、とてもいい香りでした♡ これはルームフレグランスにすべき!(笑)
■5. 「ふくいサーモン」(サーモントラウト)のセビーチェ仕立て
ペルーの郷土料理、セビーチェ。本来はシーフードを使うマリネ料理ですが、ここでは少し珍しいふくいサーモンが使われています。ふくいサーモンは柔らかく上質な脂が乗っていて、きゅうりや赤玉ねぎの酸味と好相性。一番奥にあったので自然とセイボリーの最後に食べましたが、スイーツに移る前に口の中がリセットできました。そういう意図があったのか分かりませんが、味や食感に変化をもたらしたりなど、きめ細かな配慮がされていることを実感。また、セイボリーの随所随所にどことなく南米感が漂っていて、それが一味違ったアフタヌーンティーを演出していました!
スイーツ
■6. シャインマスカットとクレームブリュレのアンサンブル
バニラビーンズの風味がきいたクレームブリュレの上にシャインマスカット、さらに下にホワイトチョコのシートが敷かれた、ユニークなスイーツ。一口頬張ると、シャインマスカットのみずみずしさとクレームブリュレの濃厚さが口いっぱいに広がって幸せすぎる! 以前も思いましたが、ここのカスタードクリームは卵のコクがしっかり感じられて本当に美味しい♡
■7. マロンロールケーキ
和栗ペーストがスポンジ生地とクリームにたっぷり入ったマロンロールケーキ。生地はふわふわしっとり、和栗は甘さ控えで、とても優しい味わい。ほろ苦いカフェラテと合わせたところ見事に調和して、思わず舌鼓を打ってしまいました。 (ちなみにカフェラテはカフェインレスをオーダー。ホットのみ、カフェインレスに変更できるとのことでした)
■8. マロングラッセ
ホクホクとした食感と芳醇な香りで、栗そのものの味わいを一粒で楽しめるマロングラッセ。シロップはマロンの味を引き立てつつも、どちらかというと控えめで、主役はあくまで栗なのだと感じさせられます。栗本来の風味が際立っていました。
■9. マロンクリームマカロン
金箔をまぶしたチョコがアクセントになっていて、365度どこから見てもかわいらしい心ときめくマカロン。バニラマカロンの中にマロンクリームがサンドされています。とても軽くて口に入れた瞬間しゅわしゅわっと溶けていき、儚くも甘い舌触りに魅了されてしまいます♡
■10. シャインマスカットパンナコッタ
上にタイムが添えられた、シャインマスカットのパンナコッタ。スイーツも後半戦ですが、レモンゼリーによって見た目にも清涼感がありさっぱり食べられました。パンナコッタなのでチーズは使われていないものの、混ぜて食べるとレアチーズケーキのような味わいになり絶品!
■11. シャインマスカットパフェ
シャインマスカット5粒を使ったという、なんともリッチなパフェ。生クリームだけでなくサワークリームも使われているのですが… これが糖度の高いシャインマスカットにはちょうどいい! 最後に食べても重さを感じさせない配慮が心憎いです。
シャインマスカットは独特のパキッとした食感と高貴な香りが感じられ、やはり高級果物の代名詞的存在で女王とも称されるだけあるな、としみじみ。下の層にはレモンゼリーが入っていて、ボリューミーながらも後味はすっきりで大満足でした!
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一通り食べ終わった頃には、夕焼けをバックに、明かりがつきはじめて輝き出す都会のビル群が目の前に…!
これからますます日の入りが早くなるので、夕焼け空や夜景も楽しめるのではないかと思います。10月31日までの限定メニューなので、ぜひ早めに足を運んでみてくださいね♡
AFTERNOON TEA with “SIROCCO”「シャインマスカット&マロン」
【開催期間】2024年9月1日(日)~2024年10月31日(木)
【提供数】平日:1日15食限定、土・日・祝日:1日30食限定
【提供場所】24F バー・ラウンジ「THE BAR」/オールデイダイニング「ハーモニー」
【提供時間】THE BAR:13:00~15:00(L.O.)/ハーモニー:13:30~14:30(L.O.)
【料金】コーヒー・紅茶フリー 一名7,500円、オンライン予約はSIROCCOティーフリー付きで 一名6,000円(共に消費税・サービス料込)
※記事中の感想は筆者個人の感想です
文/川原莉奈