Kind Capital 代表取締役 鈴木絵里子さん インタビュー
エグゼクティブの日々のファッションに欠かせないアイテムをクローズアップ。今回は、Kind Capitalの代表取締役である鈴木絵里子さんにお話を伺いました。スニーカーやリュックなど…真似したいアイテムばかりです!
お話してくれたのは…
▲Kind Capital 代表取締役 鈴木絵里子さん
すずき・えりこ/1986年生まれ。社会課題解決型のエンジェル投資家・ベンチャー投資家。モルガン・スタンレー、UBS証券を経て、米国のドローンベンチャーの日本法人を立ち上げ、その日本代表に。以来、ベンチャーキャピタリストとして活動し、2018年にKind Capitalを設立。著書に『これからは、生き方が働き方になっていく』(大和書房)。
鈴木絵里子さんの「おしゃれをつくるもの」とは?
社会課題を解決するベンチャー・スタートアップ企業へのインパクト投資やコーチングを主な仕事とする鈴木さん。「以前は、信頼を得ようと堅く地味な服装ばかりしていました」と投資家として歩み始めたころを振り返る。
「あるとき『静かそうに見えて、強い発言をされるんですね』と見た目と内面のギャップを指摘されてしまって…。私がビジネスをする相手は、10年・20年という長いスパンでともに社会をよりよくしていく〝仲間〟。ファッションも偽りなく自己開示することこそが誠実なのではないか…と考えるようになりました。
だから、こんなふうにラフにスニーカーを履く日も多いんです。それから、サステナブルなブランドのアイテムを積極的に身につけたり。今着ている〝GANNI〟のブラウスもまさにそう。社会課題はファッションでも〝自分ごと化〟できるんです」そう微笑みながら話す鈴木さんから漂うのは、『あなたも私も自分らしくあっていい』という安心感。
「私が自分を出すことで、相手もその人らしい表現をしてくれたらうれしいですね」より多くの人が、自分らしく満たされ、活躍できる社会を――鈴木さんのおしゃれは、とても〝ウェルビーイング〟なものだった。
「私のおしゃれをつくるもの」愛用アイテムをクローズアップ!
1:「NIKE」のスニーカー
遊び心のある小物でもイノベーションへの思いを表現。「今日の足元は、カラフルな〝NIKE〟で。サステナブルな〝VEJA〟のスニーカーもよく履きます」
2:「TUMI」の黒リュック
「10年ほど、ずっとリュック派。友人たちから『カジュアルすぎない?』と心配されますが(笑)、やっぱり動きやすくて好き! これも自分らしさですね」と名前のイニシャルをパッチに刻印した〝TUMI〟の黒リュックを愛用。
2024年Oggi7月号「エグゼクティブ派おしゃれの美学」より
撮影/田中 瞳 ヘア&メイク/後藤若菜(ROI) 構成/旧井菜月
再構成/Oggi.jp編集部