ちゃんと食べているつもりでも、栄養の“摂り”こぼしをしている可能性が!
米ワシントン大学などの研究によると、昨今、野菜や果物の栄養価が数十年前と比べて減っているという。
その背景のひとつとして考えられるのが、農作物の品種や収穫量の増加。それにより土壌から吸収できる栄養分が減り、土壌を消耗させているのだとか。さらに、温暖化による悪影響も!
そのため私たちが毎日野菜や果物をしっかり食べているつもりでも、実は栄養が不足している可能性があるのです。
そこで書籍『完全版 その調理、9割の栄養捨ててます!』より、最新の調理科学をもとにした、栄養価をアップさせてお得に食べるコツを紹介。
物価高が続く今こそ、買った食材は賢く扱って栄養の“摂り”こぼしなしを目指して!
【ほうれんそう】切ってから洗うのは絶対NG! 栄養の流出に要注意
ほうれんそうに含まれているミネラルやビタミンC、葉酸などの成分は水溶性。
つまり、切ってから洗ったり水にさらしたりすると、切り口からどんどん成分が流出してしまい、せっかくの栄養を大幅にロスしてしまうのです。
必ず「切る前に洗う」を徹底を!
また、保存方法にも注意点が。
冬野菜であるほうれんそうは寒さには強いのですが、乾燥は大敵! 水分とともに栄養も消えてしまいます。
そのため、濡れたキッチンペーパーを敷いた容器などに入れ、乾燥を防ぐようにましょう。
また、保存する際には温度がやや高い「野菜室」よりも温度の低い「冷蔵室」に入れておくのがベター。そのまま冷凍保存も可能です。
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TOP画像/(c)Adobe Stock
『完全版 その調理、9割の栄養捨ててます!』(東京慈恵会医科大学附属病院 栄養部 監修/世界文化社)
科学的エビデンスでわかった! 目からウロコの最新「ソンしない食べ方のコツ」大事典
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