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飯田橋は注目のカレー名店多数!
都内にはカレー激戦区といわれる場所が数多くあります。古くから有名な神保町、カレーフェスも開催されるようになり店舗が増えた下北沢、知る人ぞ知る名店が集まる新川など枚挙にいとまがないですが、ここ1年ほどで注目の新店舗が続々と増えて一気に新たな激戦区となった街があります。それは〝飯田橋〟。
今回は新たなカレー激戦区といえる飯田橋の、おすすめ店から注目の新店舗を中心に紹介します。前後編に分け、後編は変化球のカレーもピックアップするのでお楽しみに。
まず前半は直球の名店からどうぞ!
CURRY&SPICE BAR 咖喱人
まずは飯田橋代表とも言っても過言ではない名店「カリ〜ビト」。2015年に開店、食べログ百名店に何度も選出されているお店です。昼はカレーライス、夜はカレーのみならずアチャールなどのスパイスおつまみでお酒を飲めるスタイル。
芳醇な旨味とほどよいスパイス感のキーマカレーが特におすすめですが、週替わりのカレーも甲乙つけがたい。毎回おいしさと面白さを感じる仕上がりで、何度通っても飽きません。スパイス酒もそろっていて、スパイスの楽しさを感じられるお店です。
【CURRY&SPICE BAR 咖喱人】
東京都千代田区飯田橋3-2-6 フィルパーク飯田橋 1F
アルクロード
2021年に開店した不思議なお店。何が不思議なのかというと、大阪系甘辛カレーのチェーン店「上等カレー」内に位置しているということ。二階にあるのですが入り口は一つなので、上等カレーの扉をくぐり、店内の階段を上って入店します。
こちらのカレーは上等カレーとは全く異なるインド系のカレーでビリヤニもあります。さらには上等カレーとインドカレーのあいがけも楽しめるという自由度の高さ! ボリュームもしっかりあって、お腹いっぱいになりますよ。
【アルクロード】
東京都千代田区飯田橋4-8-11
TOKYO BHAVAN
飯田橋カレー激戦区化の先陣を切ったともいえるTOKYO BHAVAN(トウキョウ バワン)。2023年4月開店とまだ新しいのですが既に行列ができ、予約も取りにくい人気店となっています。
それもそのはず。惜しまれつつ閉店した京橋の超人気店「ダバインディア」の店長だった方が円満独立してスタートしたお店なのです。
リッチでパンチのある南インド料理の数々。一人でミールスを楽しむもよし、仲間と一緒に南インド料理をあれこれ楽しむもよしです。
【TOKYO BHAVAN】
東京都千代田区飯田橋1-12-7 MSビル1F
さんとよん
こちらはTOKYO BHAVANがとほぼ同時期、2023年に開店したスパイスカレーのお店。酸味が印象的なさっぱりした味わいのカレーは、ジェンダーを問わず人気となっています。
当初はランチのみ営業でしたが、最近では夜営業もスタート。夜にはスパイスカレーラーメンもあり、食べ比べるのもよさそうです。
【さんとよん】
東京都千代田区富士見2-4-7 島ビル2F
すぱいし家
最後に紹介するのは、2024年3月に開店したばかりの「すぱいし家」。こちらのお店では、インド・パキスタン料理の有名店「シディーク」の本部長を務めた日本人店主と、ベテランインド人シェフの強力タッグならではの、オーセンティックでありながら自由さも兼ね備えたさまざまなインド料理をいただけます。
おすすめは夜。「箸で食べられる自由なインド料理」を目指したスパイスおつまみの数々は必食です。さらに総じてリーズナブルなのもうれしいですね。
【すぱいし家】
東京都千代田区飯田橋4-2-5 フジテラス飯田橋102
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今回紹介した5店舗のうち、3店舗はおよそ1年以内にスタートした新店舗。スパイス飲みを楽しめるお店が多いのも新激戦区飯田橋の特徴といえるかもしれません。
次回はカレーマニアもまだ気づいていない、意外なお店の意外なカレーやカレー味のさまざまな料理を紹介します。要チェックです!
AKINO LEE カレーおじさん\(^o^)/
ヴォーカリスト、パフォーマーとして自身の活動の他、様々なアイドルの作詞作曲振付プロデュースを担当。ヴォイストレーナーとして後進の育成にも力を注いでいる。
音楽ライターとしても各種雑誌、ムック本などで執筆を担当。また、カレーおじさん\(^o^)/としても知られ、年間平均1000食以上のカレーを食べてきた経験と知識を活かしてTVや雑誌など各種メディアにおいてカレーについて語っている。