【女性999人に調査】「ほうれい線」、みなさんは気になりますか?
口元にできる「ほうれい線」。あるだけでなんとなく顔全体が老けたように見え、なんだか気分が落ち込みますよね。では実際、どれくらいの人がほうれい線を気にしているのでしょうか。
エステティックサロンなどを運営する株式会社R’VIVO(ヴィヴォ)では、25歳以上55歳未満の女性全国999人を対象に「ほうれい線に関する調査」を実施。その実態を調査しています。
本記事では、気になるアンケート結果および、プロが教える「ほうれい線の原因と解消法」をご紹介します。
ほうれい線が気になる女性、20代後半で4割、30代で5割!
こちらは各世代に「ほうれい線が気になりますか?」と聞いたアンケート結果です。
「とても気になる」と「やや気になる」を合わせて見ると、20代後半で約4割(39.8%)、30代で約5割(52.1%)の人が気になる、と回答しています。比較的早い段階から気になっている人が多いみたいですね。
ほうれい線が「とても気になる」「やや気になる」と回答した人に「ほうれい線の原因は何だと思いますか?」尋ねたところ、「(加齢などによる)皮膚のたるみ」(75.1%)が最多で、「表情筋の衰え」(48.2%)、「マスク生活」(25.0%)、「噛み癖」(18.7%)、「寝相」(14.8%)、「骨格」(11.1%)と続きました。
同じくほうれい線が気になると答えた方に、「ほうれい線を目立たなくするために何をしていますか?」と尋ねたところ、半数以上の人が「特に何もしていない」(54.7%)と回答。
一方で、「保湿やUVケア」(22.1%)、「セルフマッサージ・エクササイズ」(15.2%)、「(笑う・話すなどで)表情筋を豊かにする」(13.6%)、「ほうれい線に良いとされる化粧品」(13.5%)など自分自身でできる方法や、「エステや美容鍼」(3.4%)、「(ヒアルロン酸注入など)外科的治療」(3.1%)など専門家に頼る人など、自分なりにほうれい線をなんとか解消しよう! と努力されている方もいらっしゃいました。
では実際のところ「ほうれい線の原因」や「正しい解消方法」はあるのでしょうか?
プロが教える「ほうれい線の原因と解消法」
調査結果に付随して、R’VIVOの代表であり、「フェイシャルレメディ」デザイナーの岩崎るみ氏が、「ほうれい線の原因と解消法」を解説してくれました。
「ほうれい線の一番の原因は加齢です。従って、歳を取るごとに深くなり目立つようになります。これは、表筋肉の衰え、皮膚のたるみが原因です」と岩崎氏は語ります。ほかにも骨格のゆがみや、内臓の負担なども関係があるそう。
みなさんは大丈夫? 詳しくチェックしてみましょう。
1.表情筋の衰え
表情筋とは顔の筋肉なので、感情が乏しいと筋肉が落ちやすくなります。そのため、感情で筋肉をしっかり動かすことが大事です。
マスクで口元を隠していたり、人との接触がない、感情を出したり動かしたりしない、話をしないなど口周りの筋肉を動かさない人の表情筋は、落ちやすい傾向にあります。
一方、口周りのエクササイズもやりすぎると逆に皮膚を伸ばしてしまい、余計にしわを目立たせる原因になることも。自然に表情を豊かにし、シワができにくい環境を整えていきたいですね。
2.皮膚のたるみ
肌には「表皮」「真皮」「皮下組織」があり、弾力性に関係するところが真皮層です。真皮層には、コラーゲンやエラスチンから成るタンパク質の弾力繊維がありますが、老化や紫外線・ストレスなどの活性酸素により、これらが減少することで皮膚がたるんでしまいます。
ほうれい線は、表皮のシワと異なり筋肉の溝なので、真皮層のケアが大切です。
一方で、ほうれい線(筋肉の溝)が影響している表皮のシワを放置していると深いシワになってしまうため、表皮のシワのケアも忘れずに。
3.骨格
ほうれい線は「骨格」も原因のひとつ。もともとほうれい線ができやすい骨格もあります。親子で同じようにくっきりほうれい線ができている…なんて方は、もしかしたら骨格が遺伝しているせいなのかも。
また、骨格のゆがみもほうれい線に関係します。片方でしかものを噛まないなどの噛み癖のある人や、横向きで寝る癖のある人は要注意です。
4.内臓や呼吸の影響も?
ほうれい線ができる位置には、大腸の反射区(臓器に繋がっていると言われる末端神経が集まった個所)があり、大腸が弱っていたり負担が掛かっていたりすると、ほうれい線ができやすくなります。
また、東洋医学においてほうれい線ができる位置にあたる「肺経」という経絡は、呼吸と繋がっており、呼吸が浅い人はほうれい線が深くなりやすいとされています。
顔のケアや表情筋のマッサージをしてもよくならない! という人は、内臓や呼吸にも注目してみてもいいかもしれません。
*
早い段階から気になり始める人も多い、ほうれい線。毎日のお肌のケアはもちろん、表情を意識的に豊かにしたり、食事の噛み癖や寝相を意識してみたりと、今からできることはとっても多そう。
みなさんも今日から、今すぐできる「ほうれい線ケア」始めてみませんか?
TOP画像/(c)Adobe Stock
【調査概要】
『ほうれい線に関する調査』
調査期間:2023年8月10日
調査対象:全国の25歳以上55歳未満の女性999名(20代 166名、30代 332名、40代 334名、50代 167名)
調査方法:インターネット調査
調査主体:株式会社 R’VIVO 調べ