いつものごはんがもっと素敵になる! 三種の器
ふだんの料理も、買ってきたお惣菜も、お皿やグラスと盛りつけを変えるだけで、ちょっと気分が上がる。いつものごはんをもっと素敵にしてくれる、【浅いグラス】【深めの中皿】【オーバルのリム皿】を集めよう。
器/すべてスタイリスト私物(オーバル皿・伊藤 環さん作、中皿・鈴木絵里加さん作、グラス・ZARA HOMEで購入)
使える器のセオリー! 「三種の器」はこう選ぶ
三種の器それぞれに共通するポイントを一挙紹介。このセオリーに沿って器を選べば、料理のジャンルを問わず活躍するはず! 料理家・フードスタイリストの竹中紘子さんに、器の選び方を教えていただきました。
たけなか・ひろこ/大学在学時からフードコーディネーターのアシスタントを務め、卒業後、出版社の広告営業職を経て独立。雑誌での料理提案や料理店のブランディングなど幅広く活躍中。
オーバルのリム皿:料理に自然と余白が生まれて、何も考えなくてもサマになる!
〈POINT〉
・サイズは縦15~20cm×横20~28cmほどが使いやすい
・程よい深さで、カレーなど汁気のあるメニューにもぴったり
・高さは3cmほど
・リムの幅は約4cm
REMASTERED オーバルプレート 26
縦19.3×横25.9×高さ2.8cm ¥3,520(LOST AND FOUND TOKYO STORE〈REMASTERED〉)
「料理をおいしそうに見せるコツは“余白”をとること。額縁のようなリムがあれば、何も考えずに盛るだけで料理を格上げしてくれます。色は定番の白やグレーが使いやすいですが、2枚目以降は色で遊び心をプラスしても」
こんな料理に!
パスタ1人前にちょうどいいサイズ。
深めの中皿:おかずはもちろん丼や麺類まで受け止める、懐の深さが魅力
〈POINT〉
・直径15cm前後のサイズが使いやすい
・高さは4〜5cm。おでんや鍋などの取り皿にも
・小鉢としても優秀
SAKUZAN Style‐B 14cm Bowl(Gold)
直径14×高さ4cm ¥2,860(作山窯〈SAKUZAN〉)
「深さや縁の立ち上がりがある形を選ぶことで、おかず皿、小鉢、汁碗など何役もこなしてくれます。納豆ごはんやチャーハンを盛っても、大きすぎず小さすぎずいい感じ。ほかに麺類や、煮物などの惣菜も品よくおさまります」
こんな料理に!
のっけ飯など、小ぶりな丼としても使える。
和惣菜からデザートまでなんでもこい! 浅いグラスは自由度が高い
〈POINT〉
・開口部が広く底が浅めの寸胴型は安定感があって盛りつけやすい
・高さは5〜7cm程度が目安
・耐熱ガラスなら、プリンなどオーブン調理もOK
VISION GLASS BOROSIL VISION KATORIE LARGE (KL)
直径8.3×高さ4cm ¥1,375(國府田商店/VISION GLASS JP〈VISION GLASS〉)
「“ガラスの器=冷たい飲み物を入れる器”と、どうしても使い道を限定してしまいがちですが、お刺身や和え物など和風の惣菜からスイーツまで、とにかく料理を選ばないのがポイント。ただ、深すぎると料理がすくいづらいので、浅めのサイズを選んで」
こんな料理に!
ヨーグルトやゼリーなども涼やかに映える。
●この特集で使用した商品の価格はすべて、税込価格です。
●掲載した私物は現在、取り扱いのない商品もありますので、ご了承ください。また、作家やショップへのお問い合わせはご遠慮ください。
2023年Oggi7月号「いつものごはんがもっと素敵になる! 『三種の器』を集めよう」より
撮影/川上輝明(bean) スタイリスト/竹中紘子 構成/佐々木 恵・酒井亜希子(スタッフ・オン)
再構成/Oggi.jp編集部