美容のプロも「乳液」に注目!
スキンケアアイテムの「乳液」、使っていますか? 美容液やクリームを使うことが主流になり、脇へ追いやられた感のある乳液。でも実は今、美容プロは「乳液美容」に注目しています!
「化粧水とクリームの間に使う」だけじゃない、進化した乳液の魅力をご紹介します。
〈美容プロのコメント〉
「美肌の持ち主には乳液ラバーが多い! スキンケアの裏バン的存在です」(美容エディター・杉浦由佳子)
「使うのと使わないのとでは見た目も触り心地も大違い! その心地よさも癒しです」(美容エディター・門司紀子)
美容家・小林ひろ美さんに聞く「乳液の魅力って?」
「実は乳液こそ、美肌をつくるキーアイテムなんです」と語るのは、美容家の小林ひろ美さん。乳液を使った美容法を30年以上も実践、普及させている“美容界の乳液マスター”と言っても過言ではない小林さんに、乳液の魅力や使い方を教えていただきました。
59歳、伝説の乳液マスター・小林ひろ美さん
Profile
美容研究家の母・小林照子氏と立ち上げた「美・ファイン研究所」主宰。スキンケアのテクニックを長年にわたり雑誌で提案している。オリジナルコスメの開発やサロン運営も。
ブラウス¥11,000(アニュアンス) ピアス¥206,800・リング¥128,700(Joie〈ジョア ドゥ トリート〉) スカート/スタイリスト私物
自在に使えて、肌の透明感が上がります
「初めて乳液に触れたのは、忘れもしない3歳のとき。美容研究家の母が鏡台の前で塗っているのを真似して、こっそり使ってみたら、びっくりするほどきれいな肌になった気が! あの衝撃は忘れられません。その後も、母の教えで小学生のころから乳液で保湿ケアをしてきました」
ひろ美さんがOggi世代だったころ
なんと30代のころはサーファーで真っ黒に日焼けしていたそう(写真左の隣に写っているのは、母の照子さん)。お手入れで現在の美肌に。
美容家・小林ひろ美流! 乳液使いこなし術
基本的には化粧水の後に使う乳液ですが、ひろ美さんが教える「乳液美容」はもっと自由で多彩。「どう使っても肌に透明感が出てやわらかくなります。ぜひ、お好きなタイミングで取り入れてみてください」
乳液仮面返し
カットソー/スタイリスト私物
「シートマスクを顔に貼った後、表面にたっぷり乳液を塗ります。安価なものでOK。10〜20分後に表裏を返して貼ると、乳液マスクになり、さらにマスク後の保湿ケアも不要!」
乳液コットンサンド
小林家の旅のお供、コットン。
2枚のコットンを濡らして、乳液をサンドしたものを作っておく。
乳液サンドしたコットンで保湿! 飛行機など移動中に使える嬉しいアイテムに。
「小林家に欠かせない“旅のお供”。濡らしたコットン2枚の内側に乳液をサンドし、複数セットを袋に入れておきます。飛行機の中で、乳液面でメイクを軽く拭き取りながら保湿」
ミルク洗顔
「洗顔前に、皮膚が薄く乾燥しやすい目元や口の周りに乳液をなじませます。その後洗顔すると、乳液が皮脂膜代わりになり、潤いを奪うことなくしっとり洗うことができます」
塩ミルクスクラブ
「洗顔後、指に乳液をとり、粒の細かい粗塩を少量オン。小鼻の周りなどザラつきが気になるところに押しあててからすすぐと、すっきりツルツルに。週1回程度がおすすめです」
乳液BBクリーム
「肌の乾燥が気になるとき、いつものファンデーションに乳液を少量混ぜると、透明感と保湿力がアップしてBBクリーム感覚で使えます。軽やかにしたい休日ベースメイクにも」
●この記事で紹介した商品はすべて、税込価格です。
2023年Oggi6月号「きれいな人はみんなハマってる『乳液美容』」より
撮影/古水 良(cheekone) ヘア&メイク/広瀬あつこ スタイリスト/坂下シホ 構成/大塚真里
再構成/Oggi.jp編集部