ファイナンシャルプランナー・花輪陽子さん(39歳)の場合
29歳で借金200万円&突然のリストラ! それが〝お金のプロ〟として独立するきっかけに。
「事務職時代はクレジットカードを7枚持ち、借金が増え続けてもリボ払いでの買い物が我慢できなかったんです。しかし、結婚が決まったことで、借金を返そうと一念発起。徹底した節約生活で200万円を1年で完済しました」。
ところが、結婚した矢先にリストラに遭ったという花輪さん。「借金返済中から、買い物に行く時間をFP(ファイナンシャルプランナー)の勉強にあてるなど、考え方や時間の使い方も変わりつつありました。そこで本気でお金の知識を武器に仕事をしようと決心。今は借金で悩む人からの相談も多く、貧乏生活など自分が失敗したからこそわかる苦労や、得られる信頼もあるのだと実感しています」
花輪さんにとって失敗とは…
「借金やリストラがなければ、FP(ファイナンシャルプランナー)として独立することはなかった。失敗を活かすことで、花が咲くこともあるんです」
Oggi3月号「アラサー世代は、失敗適齢期」より
撮影/伊藤翔(天津さん) メイン画像/Shutterstock デザイン/スズキのデザイン 構成/酒井亜希子・佐々木 恵・赤木さと子・平澤奈々恵(スタッフ・オン)
再構成/Oggi.jp編集部
花輪陽子
はなわようこ/ファイナンシャルプランナー。外資系投資銀行の事務職を経て、現職。ライフプランを軸とした、住宅、保険などへのアドバイスを得意とする。『お金持ちになる女はどっち?』(PHP研究所)ほか、著書多数。