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LOVE

2023.03.23

彼女にサプライズ♡ のはずが激怒され? ロマンチスト男子の大失敗事件簿

彼女にロマンティックなサプライズを仕掛けようと頑張ったものの… サプライズは失敗。ロマンチスト男子たちが激怒された理由とは?〈OLライターのタケ子の恋愛連載〉

OLライター タケ子

現実を突きつけられたロマンチスト男子たち

恋愛において必要と思われてきた“ロマンティック”も現代女性には必要なし? 甘くとろけるような時間を共有するよりも、現実的な考えに重きを置く女性が多いのは確かかもしれません。

しかしロマンティックは男性もお好き。そこでそんなロマンチスト男性たちが演出したものの、失敗に終わったエピソードを聞いてきました。

100本の薔薇がただ重くて…(ヨウジさん・29歳)

赤い薔薇の花
(c)Shutterstock.com

「昨年の春まで付き合っていた彼女。恋愛映画好きの彼女はよく『あのプロポーズシーンが素敵だった』『こんなデートをしてみたい』なんてロマンティックシーンへの憧れ話をしていて、恋愛映画から縁遠かった俺でも1度はそんな男を演じてみたいなって思いが湧いていました。結婚を考えていた彼女だったので、プロポーズは映画みたいにロマンティックにするぞ! と気合を入れて。“映画といえば”のイメージがある薔薇の花束を100本用意して、夜景が綺麗な東京駅前でプロポーズをすることに!

当日、ビシッとタキシードに身を包んで、オールバックヘアに、手には100本の薔薇。彼女が来たらひざまずいて花束を差し出して、『結婚してください』のシミュレーションまで完璧。待ち合わせをした東京駅で人目に晒されながらも彼女を待っていました。緊張の中、待って、待って、待ち続けました。

……… あれ? いつまで経っても彼女が来ない。と気がついたのは、待ち合わせ時間を1時間ほど過ぎた頃。慌ててスマホを見ると彼女から1件のメッセージが届いていて、『ありえないから』の一言が。

え? どういうこと? と思って彼女に電話をしてみたら、『何やってんの?』と彼女のドスの効いた声。どうやら待ち合わせ場所まで来たものの、俺の格好にドン引きして帰ってしまったようです。『でもこういうの映画でよくあるでしょ。憧れのロマンティックシーンでしょ!』と必死になる俺に、

『そんなシーンなかなかねえよ! 恋愛映画をナメんな! そもそもね、そんなプロポーズの仕方が許されるのはね、○○様(多分彼女が好きなハリウッド俳優の名前)だけなんだよ! そんな目立つ格好でそんな目立つ場所に立って、注目の的になってるのに恥ずかしくて行けるか!!!』と現実を突きつけられ、電話を切られました。

呆然する俺に、周りの通行人もなんとなく察知。重く冷めきった視線に居たたまれなくなって、大きくて重い薔薇を持ちながら逃げるように帰宅しました。なんでだよ! と怒りたくなったのも正直な気持ちですが、彼女の好きなものを勉強もせずに“映画といえば”のなんとなくな先入観っでロマンティック演出を計画してしまったことに後悔。

彼女にはその後、電話もLINEもSNSもブロックされ、関係が切れてしまって。相当嫌な思いをさせてしまったんだな… とひしひしと感じました」

キャンドルナイトが真っ白に…(ケイイチさん・33歳)

たくさんのキャンドル
(c)Shutterstock.com

「妻とまだ交際中だったとき。女の子って記念日とかサプライズが好きなイメージがあるじゃないですか。だから、交際1年目のときに張り切ってサプライズ祝いをすることにしたんです!

その頃は彼女の会社が繁忙期でとても忙しく過ごしていたので、レストランに行く余裕がなくて。まあそんな彼女を癒やしたいという気持ちもあって、家で豪華な食事でもできればなって思っていました。俺は料理は得意じゃないので、仕事を定時で終わらせて有名店の料理とケーキをテイクアウト!

先に彼女の家に行って、良い感じに飾り付けして、料理もちゃんと盛り付けして、部屋中をキャンドルづくしにして、超〜おしゃれな部屋で待っていました。そして22時、彼女から『今から帰るよ』と連絡があり、いよいよ帰宅! リビングに入ってきた彼女は大喜び! すると思っていたのに…………、

『ぎゃぁあっぁあぁぁーーーーー!!!』と大絶叫!!!

玄関を出たと思ったらマンションの廊下に備え付けられていた消化器を部屋中に噴射したんです! 飾り付けやキャンドルと共に、俺もろとも真っ白になった交際1年目のサプライズナイト。もう少しロマンティックな展開を想像したんですけどね…。結婚した今でもこの思い出話になると『あんなにたくさんのキャンドルを焚いたら危ないでしょ! 火事かと思ったわ!』って怒られます。

幸いだったのは、料理にはぴったりとラップをしてたからご飯は美味しくいただけたことかな。真っ白の消化剤だらけの中で高級店の料理を楽しみました(笑)。彼女には先に休んでもらって、後片付けをしながらもうキャンドルサプライズはやらないと誓いました(苦笑)」

* * *

想像するに私たちは、この3年ほど“ロマンティック”と切り離された生活を強いられていたかもしれません。美しい夜景での甘いささやき、ひざまずいてのプロポーズ…。さまざまなロマンティックシチュエーションに“マスク姿”はしっくりきません。しかし、再びロマンティックにも陽が当たる時代が戻ってきそうな気配! ロマンチスト男子たちはしっかりと事前準備をして彼女をときめかせてみるのはいかがでしょうか♡

TOP画像/(c)Shutterstock.com

OLライター タケ子

恋愛コラムや指南書を読み漁り、婚活の糧にしているOLライター。スイーツや食にも興味あり♪

【OLライター・タケ子の恋愛連載】

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