働く私たちのひとり時間【既婚・子なし編】
暮らし方や働き方によって、時間の使い方は大きく変わってくるもの。それぞれのライフスタイルの中で、“ひとり時間”は、どのような価値を持つのでしょうか。今回は、「ふるさとチョイス」を運営するトラストバンクに勤務する武田可帆里さんに、“ひとり時間の過ごし方”を伺いました。
▲武田可帆里さん(41歳・夫とふたり暮らし)
たけだ・かほり/銀行システム開発プロジェクトのエンジニアを経てトラストバンク 新規事業本部 パブリテック事業部に勤務。現在は自治体専用サービスの企画・開発・運営などを担当。’15年に6歳上のパートナーと結婚。
武田さんのひとり時間|全国各地でワーケーション
旅好きな私とそうじゃない夫。それぞれ好きなことをするためには、ワーケーションがいい方法だった
ふるさと納税サイト「ふるさとチョイス」を運営するトラストバンクに勤務する武田さん。
「もともとひとり旅が好きで、結婚後も出張の前後に休みをつけてのんびり、みたいなことをよくしていました。それがコロナ禍でできなくなって。ずっと自宅で仕事をするのがつらくて最初は都内のホテルで気分転換がてら始め、それから全国各地へ赴くように。
▲普段はリモートワーク
夫には『来週から行くね』と伝えるだけで、事前に相談はしませんね。私たち、一緒に住んでいてもそれぞれ好きなことをしている夫婦なんですが、そうはいっても結婚後はひとりで行動することがグンと減って。
そして私、だれかと一緒にいると食べるものや行動を決めるのがめんどうすぎて(笑)、『相手に決めてほしい!』と思うタイプなんです。だからひとりの環境に行くことで『私、今こんな気持ちなんだな』とか、自分を確認する作業をしているんだと思います。
仕事をするだけなら、自宅でするのがいちばん快適。でも旅先では“ひとりで何もしない贅沢”を味わえます。散歩したり、ひたすら星空を眺めたり。移動や宿泊費はかかりますが、東京では思いつかない仕事のアイディアが浮かぶなど、私の中では十分元がとれてるな、と思っています。
一方の夫は東京育ちでそういう旅先での時間というものがピンとこないようで。快く送り出してくれますね。お互いが好きな時間を過ごすためには、一緒に暮らしながら、ワーケーションでひとり時間も確保する、というスタイルがちょうどいいみたいです」
ある日のスケジュール
【自宅で仕事をする日】
コロナ禍以降、完全リモートワークへ移行。夫は出社するため日中は基本ひとり。
「夜は夫と夕食を食べ、私はひとりでジムへ。いったん帰宅し、今度は夫とゴルフの打ちっぱなしに」
【ワーケーションをする日】
ワーケーション先は沖縄をはじめ、都内のビジネスホテルから地方都市の古民家までさまざま。宿泊先はHafH(ハフ)というワーケーション用のサブスクサービスを利用して費用を抑えている。
「ワーケーションを招致している自治体もあって、アンケートに答えると交通費などの補助がある場合も」
滞在先では朝と夜の散歩が定番。仕事を早めに切り上げて観光したり、趣味のダイビングを楽しんだりすることも。
ひとり時間のMy ルーティン
ケーブルなどの仕事道具は重くても一式持参
狭いビジネスホテルなどでは小さなデスクを持参。ひとりだと自分の写真を撮れないのでミニ三脚も持っていくのだとか。
「仕事を快適にするため、短い滞在でも必要なものはすべて持ち込みます」
夫を旅先に呼んで一緒にゴルフを楽しむことも
夫との共通の趣味はゴルフ。
「彼が週末、ワーケーション先に遊びに来て一緒にプレイするのがたまの楽しみ。ゴルフが終わったらすぐ帰るのが夫らしい(笑)」
2023年Oggi4月号「今、ひとり時間は『さみしい』んじゃなくて『かっこいい』」
撮影/河内 彩 構成/佐々木 恵・酒井亜希子・吉田 梓(スタッフ・オン)
再構成/Oggi.jp編集部