抱負と目標のそれぞれの意味を知ろう!
新しい1年が始まるとき、新たなプロジェクトがスタートするときなど、最初に定めるべきなのは、抱負? 目標? それとも両方?? 似ているようで、実は違います。
それでは、その違いを早速チェックしていきましょう。
抱負と目標は異なる
抱負とは以下のことをいいます。
心の中にいだいている決意や志望。(デジタル大辞泉より)
一方、目標とは以下のことをさします。
1. そこに行き着くように、またそこから外れないように目印とするもの。2. 射撃・攻撃などの対象。まと。3. 行動を進めるにあたって、実現・達成をめざす水準。(デジタル大辞泉より)
うーん、違いがわかったような、わからないような、ですよね。
抱負は計画、目標はゴール
抱負はこうしよう、こうしたいという決意や志望という自分の意思をいうのに対し、目標は向かうべき目印やゴールをいいます。
そのため、実は抱負の方がより具体的になるんです。
例えば…
「今年中に簿記二級を取得する」が目標に対し、「今年は簿記二級の問題集に毎日取り組む」が抱負です。
「今年は目指せ5キロ減!」が目標で、「今年は週末に運動をして、おやつ断ちをする」という決意が抱負となります。
つまり、目標達成のためにとるべき行動が抱負といえますね。
* * *
いかがでしたか? 抱負は目標よりも漠然とした希望のようなものを指すと誤解していた方、目標や抱負を聞かれる場面も多いのに、混同してしまっていた方もいるのではないでしょうか。言葉のニュアンス、語感が誤解させている理由かもしれません
1年のスタートに、何かの始まりに、目標達成のためにこれをしっかりやるぞ! と強い決意とともに抱負を決めておきたいですね。
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鶴田初芽
都内在住のOLライター。マナーインストラクターであり、実用マナー検定準一級や敬語力検定準一級など、ビジネスにおけるマナーや、マネーに関する資格(2級ファイナンシャル・プランニング技能士、金融コンプライアンスオフィサー、マイナンバー保護オフィサー)などを保有。丁寧な暮らしに憧れ、断捨離修行中!