女性への社交辞令はほどほどに?
褒められて嫌な気分になることはそうありませんが、中には褒めが嫌悪に変換されてしまい、ストレートに喜べない褒め言葉も。
今回は深読みすると不快な言葉に聞こえるという“褒め言葉”についてアラサー女性たちに聞いてきました。
実は言われたくない褒め言葉
◆年齢にあらがってるように見えてる?『○○歳に見えないですね♡』
「実年齢より若く見られることに固執している方もいますし、もともと幼い印象の顔の人もいるけれど、私は年相応に見られたい。ですので嬉しい褒め言葉ではありませんし、アンチエイジングにこだわっているように思われているなら不愉快です」(M実さん)
「若いですね! という表現の一つなのでしょうが、持ち上げる時の手法だとも感じています。これを言った相手が私よりも年齢が若いと余計に素直に受け止められません」(K香さん)
◆勝手に決めなつけないでほしい…『海外の人にモテそうだよね』
「黒髪ストレートヘア+シュッとした一重まぶたの私は、男女からよくこの言葉を言われます。遠巻きに日本人男性にはモテないよって言われているように感じてしまって…。勝手に好みを決めつけられる海外の人にも失礼ですよね」(T子さん)
「私はだいぶ顔が濃い方なのですが、いつも『しっかりした顔だね! 海外の人みたい… 海外でモテるでしょ!』という風に無理やり褒められている流れで申し訳なくなるので、素直に喜べません」(M穂さん)
◆アラサーには通じない?『女子力高いね!』
「私が一番苦手な褒め言葉はこれ。些細な仕草や持ち物で『女子力高い』って言われるのはウンザリ。ハンカチとティッシュを持ち歩いていることだけで言われた時は呆れました」(S未さん)
「20代前半くらいまでは嬉しかった言葉だけど、アラサーになるとしっくりこない。当然のことをできている大人の女性に対して適した褒め言葉じゃないのかなと思います」(E菜さん)
女性慣れした男性は多種多様バリエーション豊富な褒め言葉を駆使してくるでしょうが、深読みをされて撃沈! なんて場面も。
◆私の人生は私が決めます!『いいお母さんになりそう』
「仕事に夢中で彼氏もいないし、今のところ結婚も私の人生プランのなかではプライオリティが低いので『いいお母さんになりそう』と言われると萎えます。どちらかというと引っ張っていくタイプの面倒見がいい性格なのですが、それが=“いいお母さん”という短絡的な発想なんですかね?」(H世さん)
◆アラサーにもなってそんな人間いませんから!『悩みがなさそうでいいなぁ』
「職場では明るい性格で通している私ですが、それなりに悩みもあります。仕事、人間関係、恋愛…、誰だってその年齢なりの悩みはあるものです。それを『T未さんはいつも明るくて、悩みがなさそうでいいなぁ』と、軽々しく言われるたび内心ムカッときます。まあ愛想笑いでその会話は終わらせますけれど」(T未さん)
◆褒めてないですよね?『“いい意味で”、○○だよね』『“一周回って”、○○だよね』
「私がモヤモヤするのは『“いい意味で”、○○だよね』『“一周回って”、○○だよね』という表現。大体、こういう場合は、○○の部分には人を揶揄する言葉が入るもの。『“いい意味で”、頭悪いよね』とか『“一周回って”、やっぱ面白い』とか。褒めてるつもりなのが、馬鹿にしているのか、どう受け止めればいいのか悩みますし、こういう話し方をする人の品性を疑ってしまいます」(Y香さん)
* * *
素直に褒めている場合でも、受け止め方は様々。褒めるのも難しい現代、その人の内面や考え方を尊重できるような会話を心がけていきたいですね。
TOP画像/(c)Shutterstock.com
OLライター タケ子
恋愛コラムや指南書を読み漁り、婚活の糧にしているOLライター。スイーツや食にも興味あり♪