パパ活不倫経験アリのアラサーに聞いた! 愛人関係で得たモノ・失ったモノ
いつの世も妻帯者の身でありながら、他の女性と関係を持つ男性はいるもの。
そんな男から得たモノで喜ぶこともあれば、失って気付くモノもある。今回はそんな不倫経験で天国と地獄を味わった2人のアラサー女性の話をお届けします。
「貴金属と若さ」受付・さなえさん(仮名)34歳
「20代の頃、大手企業で受付をしていたさなえです。当時は総合受付のほかに役員専門フロアでの秘書的業務もしていて、上層部のおじさま方と接する機会が多くありました。
顔見知りになるとコッソリ食事に誘われるようになり、食事の回数を重ねていくうちにプレゼントをいただいたり体の関係になることも。ある人と関係が終われば、また違う人と関係が始まる。そんな繰り返しでした。
今だから言えるのですが、ある既婚役員と体の関係になってからは持ち物が派手になりましたね。ブランドバッグや服、それに貴金属類など、OLの私が逆立ちしても買えない高価なモノを数多くプレゼントされました。
でもそうなると… 同世代の男性とデートをすると、行くレストランもプレゼントは安っぽく思えてくるんです。そしていつしか分不相応な思考に偏向した私から同世代男性たちは離れ、ますますおじさま方から離れられなくなっていきました。
30歳に突入してから明らかに役員おじさま方からの誘いが減り、31歳のある日、やんわりと年齢を理由に受付業務から外され地味な庶務業務へと回されることで完全に私のパパ活期間は終わったのです。
20代での結婚や出産を夢見ていた私ですが、34歳の今、彼氏ナシの独身OL。不倫は女性の若さを吸い取る“悪魔”だと思います。頂いた貴金属も、結局着けていく場所が今の私にはありません」
「マンションと貯金」ショップ店員・まみさん(仮名)28歳
「昼間は雑貨屋の店員として働き、週2回だけキャバクラでも働いています。将来は自分で店を出したいという夢もあり、雑貨屋の収入だけでは、生活も夢の実現もきびしいというのが理由。
ある日、キャバクラのお客様で開業医の先生が来店。整形クリニックのドクターで、お金を持っているというのが見た目も話す内容からも伝わってきました。当然、既婚者。私は自分の売上げのためにこのドクターに猛プッシュしているうちにいつの間にか不倫関係に突入していたんです。
私のことが好きなのか、ホテル代の節約も兼ねて『マンションを買ってあげよう』という提案も。話半分くらいに聞きながらも『バイト先に通いやすい場所だと嬉しいな〜』なんて言っていたら、本当に購入してくれたのです。
お給料の大半が家賃で消えてたから生活がとても楽になりました。ですが、私との関係に気付いた奥さんから慰謝料を請求されるハメに。ある程度関係も長かったこともあり慰謝料の額もそれなりに高くて…、生活のあれこれを我慢しながら自分だけの雑貨店の開店資金を貯めていたのですが、それをほぼ全て奥さんへ渡すことに
幸いマンションはそのまま私のモノ。手放すことも考えたけど、このまま家賃を払わずにまた貯金を頑張ろうか考え中。奥さんに住所が知られていて、出て行けと言われたらどうしようかといつもビクビクしています」
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不倫は自分で想像しないことがきっかけで始まることも少なくありません。好きな人や憧れだった人、関係を持った人がたまたま既婚者だったということも。得たモノよりも失ったモノの価値の方が大きいことを、この2人の女性から教えられた気がします。
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OLライター タケ子
恋愛コラムや指南書を読み漁り、婚活の糧にしているOLライター。スイーツや食にも興味あり♪