交際4年の彼、怒りが爆発したワケは…
▲はるかさん(仮名・出版社勤務・32歳)
新卒で入社した出版社の広告部で働く営業ガール。仕事関係で知り合ったりょうちゃんとのつきあいはもう4年になるが、実家暮らしが快適で今のところ結婚願望はない。
▲りょうちゃん(仮名・映像制作会社勤務・31歳)
東京の私立美大を卒業後、広告代理店を経て現在の会社へ。ムービーカメラマンとしては業界で名を知られる存在。最近YouTubeを始めたが、現在チャンネル登録者数11人。
彼からのメール、こっそり公開しちゃいます!
濃厚接触者かもなのに「大丈夫!」と言い張る能天気男
なんとなくみんな、withコロナの生活にも慣れてきた感のある今日このごろ。どんなに気をつけていても、いつ自分がかかってもおかしくないとみなさん思っているのではないでしょうか?
だけど、いざ自分が濃厚接触者となると、ドキッとするでしょうね。今回は、とうとう濃厚接触者となったはるかさんのお話です。
「妹が罹患して、家族全員が濃厚接触者になりました。それで慌てて、前日に濃厚接触(笑)した、りょうちゃんに連絡したんです」
最近は「感染したり濃厚接触者となったことを報告すると、まず先に自分の心配する」ヤツの話を聞きますが、りょうちゃんはその手の男じゃなくてよかった!
「いや、問題はそこからです!」
《オレは大丈夫!》《絶対大丈夫!》
謎の圧倒的な自信…。
「すぐに検査して、結果が出るまで自粛してもらうために慌てて連絡したのにこの能天気さ! 加えてこんな非常事態時に《サ活》するって、ちょっとどうなのって思うし」
加えて語尾の絵文字の《ね》
「さらに次の《り》で、怒りが頂点に達しました。大人の男として社会人として、この絵文字使い、前々から『バカみたいだよ』って注意してきたんです」
確かに大人なら、普通の社会人なら、まず仕事関係で迷惑かけないための行動をとりますよね。
「結局私は陰性で、ひとまず一件落着。でも、このままつきあっていっていいのかわからなくなって」
コロナって本当に、人間の本質をあぶり出しますよね。はるかさんはまだ若い。りょうちゃんと別れたとしても絶対大丈夫!
2022年Oggi7月号「メール内男心連絡網」より
文/岡村佳代 イラスト/平松昭子
再構成/Oggi.jp編集部
岡村佳代(おかむら・かよ)
文筆家、ときどきメール内「男心」研究家。この連載を愛読してくださっている女子たちと、ここに晒されるとは知らず面白メールをしたためてきた男性たちのお陰でしぶとく続くこのコラム。ネタは→のアドレスまで、絶賛募集中です♡ oggi@shogakukan.co.jp