月星座とは?
まずは、月星座の意味から解説します。
◆生まれた時の月が位置する星座
一般的な星占いで使われる12星座は、生まれた日に太陽が滞在していた星座のことで「太陽星座」と呼ばれます。
これに対して「月星座」は、生まれた瞬間に月が滞在していた星座によって決まります。
◆よく使われる太陽星座とは異なる
星占いといえば一般的には牡羊座、牡牛座、双子座… などの12星座ですが、これが太陽星座になります。太陽星座は生まれた時に太陽が滞在していた星座によって決まります。
一方、月星座は生まれた時に、月が滞在していた星座によって決まります。
太陽は12の星座を1年かけて一周しますから、1つの星座に滞在する期間は約1ヶ月。これにより誕生日からすぐに星座を割り出すことができます。
月は約27~29日で12星座を一周するので、1つの星座に滞在する期間は約2~3日と短く、移動するスピードも速いので、1~2日のうちに月星座が移動することもあります。
ですから、生年月日が同じでも、早い時間に生まれた人は月星座・牡羊座、月の移動後に生まれたら月星座・牡牛座… ということもあるわけです。
そのため月星座を正確に調べるには、生年月日と出生時間が必要となります。
また、それぞれが表す意味も異なります。太陽星座は、人生において社会的な部分や生き方の傾向といった表面に表れるものを象徴しますが、月星座はその人が持って生まれた性格や内面の傾向などを表します。
月星座で分かること
見える部分を示すのが太陽星座だとしたら、心の内側や潜在意識を示すのは月星座、と言えます。つまり太陽星座は、性格や信念など総合的な考え方などの傾向を表します。
太陽星座がタテマエだとしたら、月星座はホンネの部分とも言えます。自分でも無意識のうちに感じている思考や好みなどの傾向を示してくれるのが月星座でもあるわけです。
◆自分本来の性質(性格)・才能
月星座は、本来の性格を占うのに向いています。月は7歳までの性格形成に影響を及ぼすと言われていますので、持って生まれた才能や魅力などを教えてくれます。月星座で、本来自分が持っているパワーを知れば、また新たな可能性に気づくことができるかもしれません。
◆弱点
太陽星座が頭で考えている“自分らしさ”を表しているとしたら、月星座は本心や心の奥に隠された弱点を教えてくれます。月星座は、ありのままの素の自分を表しています。もし何か違和感を覚えるような出来事に遭遇したら、それは自分が持っている本当の力を出し切れてないというサインと受け止めてみるといいでしょう。
◆適職など
月星座を知ることは、自分に適したライフスタイルや価値観などを確かめることができます。向き不向きや得意分野など月星座で自分に合った仕事や働き方を見つけるきっかけにしてみるといいかもしれません。
◆気になる人との相性
太陽星座が表で見せるオフィシャルな部分だとしたら、月星座はプライベートな部分と言えます。プライベートでの行動や趣味、人間関係、恋愛傾向など、また気になる人との真の相性も月星座で知ることができます。
月星座を調べる方法
ここからは、月星座を調べる方法について解説します。
◆生年月日と生まれた時間から導く
太陽星座は誕生日で調べることができますが、月星座の調べ方は、太陽星座の調べ方よりも複雑です。同じ誕生日でも、生まれた年と出生時間が違うと月星座は全く違ってきます。
もし、どうしても出生時間がわからない場合は、できるだけ誤差を少なくするために24時間の中間点にあたる12:00を出生時間にして調べても大丈夫です。
◆ホロスコープで占う
西洋占星術(星占い)でよく耳にする「ホロスコープ」。これは生まれた時間と場所を確認することで、どの方向に惑星が位置していたのかを表す天体の配置図のことで、月星座を確認することができます。
ホロスコープを見る時に知っておきたい言葉に、「天体」「サイン」「ハウス」「アスペクト」の4種類があります。
「天体」は太陽、水星、金星、月、火星、木星、土星、天王星、海王星、冥王星のことで、全部で10個あります。生まれた瞬間の太陽系の天体の場所がホロスコープ上のどこにあるかによって、個人の能力や人生について占うことができます。
次に天体が存在している「サイン」をチェックします。サインはホロスコープでは円の一番外側に記号で描かれています。「サイン」はいわゆる12の太陽星座のことです。10天体と12サインの関係性から個性や人生を読み解くことができます。
さらに具体的な情報を読み取るには、天体が存在している「ハウス」が手がかりになります。
「ハウス」はホロスコープの中心に描いてある小さな円の周りに描いてある数字です。1〜12まであり、線で区切られている内側がそれぞれのハウスになります。
「アスペクト」とは天体同士が作り出す角度のことです。ホロスコープでは天体同士を結んでいる赤や青などの線で表されます。ほとんどの天体はお互いにアスペクトを作り出し、相互に作用しています。
ホロスコープから月星座を調べる場合は、「月」がどの星座に入っているかを確認しましょう。その星座が「月星座」となります(より正確にホロスコープを作るためには、出生時間や出生場所の情報が必要です)。
月星座を調べるときに注意するポイント
次に月星座を調べるときの注意点について解説します。
◆正確な星座を知るためには生まれた時間と場所が必要
正確な月星座を知るためには生年月日だけではなく、生まれた時間も必要となります。月はひとつの星座に2日ほどしか滞在しないため、同じ誕生日でも朝と夜では月星座が違うことがあるため出生時間は重要です。
また、生まれた場所によっても星の配置は変わってくるため、生まれた場所も重要になります。
◆生まれた時間・場所が不明の場合
自分の生まれた時間が分からない場合は、生年月日の正午(12:00)で占います。また、日本で生まれたけれど詳しい場所がわからない、という場合は、場所を「東京」にします。
海外で生まれた方は「海外」を選んで「地図で検索」からおおまかな位置を選択してください。
月星座別! 2023年の運勢は?
2023年は約200年続いてきた「地の時代」から「風の時代」へとシフトする節目の年です。「風の時代」は目に見えないもの、たとえば情報、知識、心の豊かさ、自由などに、より価値があるとされるようになります。大きな変化を迎える年は、どんな運勢になるのでしょう。
◆2023年の月星座「牡羊座」の運勢
積極的に物事に取り組んで、スキルアップを目指す時期に適しています。自分のやりたいことや目標に向けて挑戦することが運気アップのポイントになります。
特に仕事においては、ずっとやりたかったことを実現できるよう意識して取り組むといいでしょう。周囲の人との協力関係を築くことができれば、自分自身の成長にもつながります。
ただし、無理をしてしまうと疲れやストレスがたまりやすいので、無理のないように調整しましょう。
◆2023年の月星座「牡牛座」の運勢
人間関係によって環境や考え方、行動に変化が起こりそうな年です。このような変化は運気の流れによってもたらされるものですから、流れに逆らわず素直に従ってみるといいでしょう。素敵な人との出会いもありますが、迷いやネガティブな気持ちが生じやすくなることも。答えを出す前に、じっくり自分の気持ちと向き合ってみましょう。
心に違和感がある時は、フラットな気持ちに冷静に考えてから行動するといいかもしれません。
◆2023年の月星座「双子座」の運勢
なかなか順調に物事が進まないため、全体的に停滞しているように感じる年です。昨年に比べれば、新しい出会いもあり、人間関係も充実しますが、ストレスがたまりやすい時期。頑張れば頑張るほど、空回りしてしまう運気ですから、焦って動き回らないように気をつけましょう。次のチャンスに備えて、しっかり準備をする期間と考えて過ごすといいですね。
◆2023年の月星座「蟹座」の運勢
好不調の波が交互に訪れる年になりそうです。家族やパートナーとの関係が好調なときは、仕事が停滞してプレッシャーが増してしまう、反対に仕事が好調で人間関係も活発な時は、出費が増え生活のリズムを崩してしまいがち。適度な休息をとり、心身をリフレッシュしながら過ごすよう心がけましょう。
◆2023年の月星座「獅子座」の運勢
仕事運は好調ですが、健康運や恋愛運が不調になりやすい年です。リーダーシップを発揮して、自信をもって仕事に取り組める運気ですから、新しいことに積極的にチャレンジするといいでしょう。
ただし、仕事やプライベートの忙しさから、急な体調不良に陥りやすいので、体だけではなく、精神面の不調にも気を付けて1年を過ごしましょう。
◆2023年の月星座「乙女座」の運勢
上半期と下半期で大きく運勢が変わる年になります。上半期に素敵な出会いにめぐまれパートナーを得たとしても、下半期になると、相手に振り回されて悩みの多い年になるなど、何かと吉凶の分かれる時期になりそうです。
また、仕事においても上半期はパッとしない地味な運気ですが、下半期に入ると一気に花開き、実力を発揮出来る運気になります。特に上半期は、いつも以上に疲労を感じやすいので気をつけましょう。
◆2023年の月星座「天秤座」の運勢
今年は心身ともにリフレッシュして、自分らしさを再発見できる年。
仕事に対して、マンネリ感を感じてモチベーションが下がっていたら、新人の頃を思い出して、もう一度自分のやりたかったことを思い出して始めてみるということを試してみましょう。そうした意識や感情をコントロールすることで、運気の流れが良くなります。また、睡眠の質をよくすることで体力の底上げも期待できますから、十分な休息をとるよう心がけましょう。
◆2023年の月星座「蠍座」の運勢
やや波乱含みの一年になりそうです。結婚や離婚、転職や失職、散財したかと思ったら、ギャンブルで大勝するというように、良い時と悪い時が極端に訪れる運気です。
しかし、大きな変化は成長のためのジャンプのようなもの。ネガティブにとらえず、むしろ今がチャンスだと思って前向きに行動すると開運効果もアップします。
◆2023年の月星座「射手座」の運勢
吉凶入り混じる運気です。最初は順調なのに、後から段々行き詰まってくるということが多い年になりそう。
思い通りに進んでいたと思ったら、実は予期せぬことで頓挫してしまったり、一目ぼれした相手と交際したら、相手は結婚を考えていなかったり、と何かと噛み合わない状況が多くなりがち。普段なら多少無理をしても大丈夫だったのに、今年は倒れてしまったり、メンタルが持たない恐れがあります。自分を労わり、ストレス負荷の少ない生活を心がけましょう。
◆2023年の月星座「山羊座」の運勢
人生の第二章ともいえる、新しいステージが始まる節目の年になりそうです。序盤は、やや停滞気味ですが、春頃から徐々に好転していきます。心が軽やかになり、何事にも意欲的に取り組めるようなパワーが湧いてくるでしょう。思わぬ臨時収入など、金運にも恵まれますが気を抜くと散財して、貯金が底をついてしまう事態になりかねませんので、気をつけましょう。
◆2023年の月星座「水瓶座」の運勢
吉凶入り混じる運気の一年で、良くも悪くも隠れていた問題や秘密が表面化してきます。思いがけない事態に向き合うことになりますが、そんな状況の中で意外な才能や適性を発見できるかもしれません。自分自身の可能性を広げるために新しいことに挑戦する年だと考えると吉。
金運があまりよくないので、金銭面での心配がつきまとう1年となりそうですが、リフォームや模様替えなどで住環境を改善すると運気アップの効果があります。
◆2023年の月星座「魚座」の運勢
穏やかで落ち着いた一年を過ごせそうですが、重い責任を負わされてプレッシャーに耐えられなくなったり、対人関係でトラブルに見舞われ自信を無くしたりする事態を招く可能性があります。今年を乗り切るには、どんな時も慎重な行動・言動を心がけるといいでしょう。
また金運、健康運は特に、「このぐらいなら、まだ大丈夫」と過信していると収拾できなくなるので、油断は禁物です。
最後に
「太陽星座」と「月星座」の組み合わせは、全部で144通りあります。太陽と月の組み合わせを知ることで、本来の性格、才能、恋愛・結婚の傾向、適職、相性などが詳しくわかります。月星座を調べて、心の深い部分にある傾向を探ってみてはいかがでしょう。
TOP画像/(c)Shutterstock.com
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