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おしゃれになるためのポイントとは?
今回ご紹介する「おしゃれになりたい人が意識したいポイント」は全部で8つありますが、大きく分けると以下の3つが大切になります。
〈おしゃれになるためのポイント〉
・色選びや掛け合わせを間違えない。これで大失敗は回避できる
・カジュアルなコーデにはキレイめアイテムを入れる。テイストの異なるものを加えて単調にしない
・トレンドはさりげなく。小物や足元で「わかってる人感」を出す
〈お手本コーデ〉
上品でリッチなニュアンスカラーのコーデ。ナイロンパンツのハリや光沢感が重くなりがちな冬コーデに表情をつける。
この冬、スタイリスト縄田恵里さんは「スポーティコーデ」が推し! きれいめアイテムとなじませて
まずはどんなおしゃれがしたい? 理想をイメージする
おしゃれになりたいと思っても、その「おしゃれ」ってどんなおしゃれなのでしょうか?
人によっておしゃれと感じるファッションは違います。あなたがイメージする「おしゃれ」が一体どんなファッションなのか、はじめにイメージしておくと目標とする「おしゃれなファッション」ができるはず。
おすすめの3タイプを紹介するので、近いイメージがあるかどうかチェックしてみましょう。
シンプルな王道ハンサム系
シンプルで洗練された雰囲気が魅力のファッション。ベーシックなアイテムが基本。スクエアバッグやポインテッドトゥなど、辛口の小物をアクセントで入れることでよりおしゃれ感が増す。
「透けトップス」の愛されデート服7選|自然体でセンシュアルな素材を味方に♡
好印象な大人フェミニン系
全方位敵なしの好印象な大人フェミニンスタイル。華やかな色や柄を自分らしく楽しみたい人に。ふんわりと優しい雰囲気で、トレンドを取り入れるときも女性らしさにこだわると◎。
「ふわふわニット」のデートコーデ7選|甘さを抑えて着こなすのがポイント!
センス抜群カジュアルモード系
センス抜群のトレンドセッター。自分らしくおしゃれを楽しみたい人に。マニッシュなテイストを自然に取り入れつつ、足元をカジュアルにするとモード感がアップ。
おしゃれになりたい人が知っておくべき8のこと
ここでは、おしゃれになりたい人が知っておくべき重要な8つのポイントを紹介。
おしゃれな人はどんなことを意識して洋服を選んでいるのか、どうコーディネートするとセンス良く見せることができるのか、ファッションのいろはをチェックしていきましょう。
その1:「着たい服」より「自分をよく見せてくれる服」を
スタイリストの金子綾さん、服選びの基準は「今の自分に似合うかどうか」でジャッジするそう。「着たい服」よりもその服を着て自分がよりよく見えているかどうかが大事だと言います。
「まず、鏡に全身を映してみることからスタート。
そして、客観的に見て、今の自分にいちばん何が似合うかについてジャッジしてみる。これがいちばん大切なことだと思うんです。シンプルなことだけど意外と忘れがちなことかも。
新たに服を買うときは、これが着たい、というよりも、着たときに自分をよりよく見せてくれるかどうかが、アイテムのセレクトの絶対的な基準に。慣れてくると、秒で判断できるようになります(笑)。
そうやって選んだ服は心地よくて、一日をハッピーにしてくれるような気がしていて」(金子さん)
「これが着たい」より「自分をよく見せてくれる」か。人気スタイリストの服を買う際の絶対的基準。
その2:一度のコーデで入れる色は3色以内
重ねるアイテムが多くなりがちな時期も、コーデに使用するカラーは3色以内にするとまとまりやすくなります。
コーディネートを考えるときは、洋服だけでなくバッグや靴の色も考慮してみましょう。洋服が3色以内でもバッグや靴の色が追加されては、全体がチグハグになりがち。
真冬はコートの下に「赤アイテム」のスパイスを効かせて華やぎを♡
白は色に加えないパターンも◎。色が増えてしまいそうなときは、白を上手に活用してみて。
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〈カラーコーディネートを意識した3色以内コーデ〉
ピンク×黒×ブラウン
ピンクニットの好印象な着こなしは、淡くミルキーな印象に。だからこそ、黒やブラウンの締め色を効かせてぐっと大人っぽい要素を足すのがOggi世代の鉄則。
ブルー×白×ブラウン
ブルー~白をワントーンライクに繋げた冬配色のコーディネート。足元やバッグの小物はブラウンでほっこりとまとめると温かみが生まれ、鮮度がアップする。
冬に映える「ブルー」コーデ4選|攻めた着こなしも大人っぽく爽やかに!
ブルー×ベージュ×ライトグレー
ボトムは白だときれいすぎるから、ブルーになじむライトグレーでニュアンス感を出すのがポイント。着慣れたトレンチコートのようなベージュジレがあれば、きれい色にも挑戦しやすく、初夏の景色になじむセンスのいいおしゃれへと導いてくれる。
きれい色初心者はベージュジレで華やかさを上手に引き算しよう♡
その3:同系色は濃淡をつけて立体感を出す
同系色のアイテムでコーディネートするのも失敗が少なく、おしゃれな人という印象づけも可能です。ですがここで注意したいのは、色は「同系色」であって「完全に同じ色」ではないということ。
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色の濃淡をつけることでコーデに立体感が生まれ、かつ今っぽさも高まります。
〈濃淡の違いを活かしたグラデーションコーデ〉
ベージュ~ブラウン系のグラデーションコーデ
モカブラウンのような絶妙なグレーに、イエローベージュの濃淡を上下で合わせたニュアンス配色のコーディネート。マットなジレとシアーなトップスのコントラストも洒落感のカギ。
グレーの濃淡を活かしたグラデーションコーデ
グレーニット、ブルゾンの光沢のあるスチールグレーに、フレアスカートの温もりのあるライトグレー…。素材感やトーンをちょっとずつ変えながらつくるグレーのワントーンは、とびきり洒落たムード!
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ピンクでつくるシンプルモードコーデ
全身ピンクは決して甘く見せず、さらっとヘルシーに着たい。そのポイントは、「質感、テイスト、トーン」を少しずつずらすミックス感!。スポーティなリブニットとドレッシーなサテンパンツは、それぞれの色味と個性をあえてずらして甘さを払拭。
ピンクでつくるシンプルモード♡ “少し”の工夫でグッとおしゃれに
ブラウンでまとめたハンサムカジュアルなコーデ
トレンドのシアーニットも同色のブラウンタイト投入でドライなかっこよさを更新。ワンカラーで大人っぽくまとめつつ、足元のスニーカーでこなれ感を高めて。
ネイビー・カーキ・ブラウンの「タイトスカート」で季節を先取り! 夏から秋まで活躍♡
その4:ワントーンコーデには差し色を効かせる
全身を1色でまとめるのなら、小さな面積で差し色を加えるとおしゃれ度がグッと増します。たとえばバッグや靴など。
艶やかでリッチなムードのワントーンコーデには、テイストに合う色味の差し色でラグジュアリーな印象を足してみましょう。素材にこだわって小物を足すことで季節感もGOOD!
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〈差し色の効いたワントーンコーデ〉
グレーワントーン×赤
グレーシャツのインはグレータートルネックニットを、ボトムは濃いめグレーのタイトスカートを。異素材と濃淡を効かせたモードなワントーンコーデには、リッチな赤バッグで、リップのような効果をプラス。
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白ワントーン×ブルー
イベント事にぴったりなチュール素材ブラウス。肌なじみのよい白でまとめればヘルシーに。イベントコーデにふさわしいミニバッグは、洗練された知的さと遊び心を兼ね備えたブルーをチョイス。白×ブルーのクールな組み合わせがチュールにも合う。
イベントdayに着たいチュール素材ブラウスは白を選べばヘルシーな印象!
グレーワントーン×オレンジ
濃いめのグレーTシャツをインナーに仕込んだセットアップコーデ。黒より涼し気なグレーの濃淡配色で、クールな印象を後押し! バッグにはフレッシュなオレンジを足して、好印象を与える配色に。
接触冷感のハンサムなセットアップで休み明けの憂鬱を吹き飛ばそう!
黒ワントーン×イエロー
ジャガード織でコクーンシルエットの大人かわいいスカートは黒のワントーンですっきりと大人っぽく整えて。春夏の黒コーデは重くみせないための〝外し〟が洒落見えのポイント。足元はビーサンで肌見せを叶えつつ、コントラストの効いたイエローをバッグで取り入れると好バランスに。
異素材合わせが今っぽい!「オール黒の甘めスタイル」はこうつくる♡
その5:フェミニンカラーはキレ味よく着こなすのが大人流
ブルーやグリーン、ピンクやオレンジなどぱっと目を引くようなきれい色は、1点あるだけで着こなしの鮮度が上がります。しかし、思い切ってコーデに投入したいけれど、どう取り入れていいかわからない人もいるはず。
甘くなりがちなこういった色味は、大人っぽくキレ味よく着こなすことで大人仕様になります。
ピンクを着こなすコツ
たとえばこんなピンクカラー。そのまま着ると甘すぎてしまうこのカラーは、ロゴや小物の辛口エッセンスでキレ良くするのがコツ。
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オレンジを着こなすコツ
ポジティブさと品の良さを両立するオレンジは、スポーティなアイテムでヘルシーに着こなすのがコツ。ブルゾンやスニーカーのようなカジュアルなアイテムを合わせると、上品ヘルシーな印象になります。大人っぽさは小物で表現して。
ダウンやボアベスト付きの「マルチWAYな軽はおり」なら、着回し力もあたたかさも抜群♡
イエローを着こなすコツ
イエローは、シックな色合わせや肌見せで女らしいアプローチが有効。ほっこり見えも回避できる。
〈キレ味の効いたきれい色コーデ〉
グリーンがエッセンスになったモードスタイル
ピリッと冴えるカジュアルなグリーンをマットな白パンツが受け止めて。パキッとグリーンが一気に軽やかに!
白パンツスタイルがマンネリしがちな今の季節。グリーン合わせで春を呼び込む!
ピンクシャツを効かせたハンサムスタイル
〝ピンク慣れ〟していない人でも着こなしやすい、ダスティピンクのシャツ。大きめのポインテッドカラーや比翼仕立てのフロントデザインもシャープで「甘くないピンク」を軽々と実現。端正なグレーのテーラードジャケットを重ねたら、ワンランク上の通勤スタイルが完成する。
“甘くない”ピンクシャツ×グレージャケットでワンランク上の通勤スタイルに
ビタミンカラーを取り入れたきれいめフレッシュな着こなし
発色のいいオレンジのスカートは、上質なハリ感と上品な光沢のある素材が描く、美しいフレアシルエットが自慢。スカート自体が十分キャッチーなので、トップスは張り切らないのが正解。サックスブルーのシャツをインしてシンプルにまとめ、知的かつ肩の力の抜けたテンションに振って。等身大のアプローチで、旬のビタミンカラーと仲良しになれる♡
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ピンクを重ねたハンサムカジュアルコーデ
シアーなピンクのポロシャツに、シルクのカーディガン。素材感の違う淡いピンクを重ねることで、こなれた甘さが叶う。グレーのリネンパンツでキレ味よく。
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その6:カジュアルでまとめるときは「キレイめ要素」を入れる
Tシャツやスウェット、キャップ、デニムなど、カジュアルなコーデでまとめるときは「キレイめ要素」を追加することで、ラフになりすぎず大人っぽくキマります。クリーンな白のスウェット上下はパールとヒールブーツでこなれ感を足して。
顔まわりはジュエリーで華やかに盛ると、大人としてのおしゃれ感がアピールできる。
スタイリスト川上さやかさんは「きれいめ小物」で冬のカジュアルコーデを更新!
〈旬度の高いきれいめカジュアルなお手本コーデ〉
ジャケット合わせでクラスアップしたきれいめカジュアル
フリースプルオーバーも、シンプルな黒を選べば大人っぽく。スカートも黒でつなげてピリッとしたIラインを形づくって。フリース、キャップのようなカジュアルアイテムも、アウターのテーラードジャケットが大人っぽくまとめてくれる。
ニットに頼らない冬コーデで洒落る♡ スカート合わせでこなれた甘さを
ブルゾン×ロングタイトスカートのMIXコーデ
ブルゾンのツヤとふっくら立体的なフォルムが、休日カジュアルをキレ味よく。フェミニンなリブニットタイトとのMIX感も、おしゃれ欲を刺激する。
秋に重宝する薄軽アウターは、オンオフ着回せる「ジャケットコート」と「ブルゾン」で!
ピンクを軸にしたきれいめスポーティコーデ
ラメ入りのピンクスカートは派手な印象を想像するけれど、スモーキーなトーンなら一気に洒落たムードに。すっきりしたリブタイトなのも大人っぽい雰囲気。ブルゾンとスニーカーで辛口にまとめて。
トレンドアイテムを重ねたよそゆきカジュアルな装い
カジュアルなカーゴパンツも、ツヤのあるハンサムなネイビーカラーなら大人顔に昇華。ロゴTにジレをプラスするだけで、よそゆき感のあるカジュアルスタイルに。
「きれいめジレ」は冬から初夏まで活躍! HYKEとebureのジレを着回し♡
その7:トレンドをさりげなく加える
トレンドアイテムは、さりげなく取り入れるのが◎。洋服がシンプルでベーシックでも、小物や足元にトレンドアイテムを追加するだけで、途端に「わかってる人」感が!
1万円台以下の「コスパニット」きれい色&華やかデザインが狙い目!
たとえば、トラッドな装いがトレンドの今は「ローファー」への注目度がUP! 定番〝黒〟の懐深さに頼って、旬のデザインを謳歌すれば、今っぽトラッドスタイルを叶えることができます。
〈トレンドアイテムをさりげなく活かした旬コーデ〉
トレンドボトムスをさりげなく取り入れたコーデ
スパンコールスカートで華やかさを取り入れて、トレンド気分をアップ。深いネイビーのカシミアロングコートをはおってエレガントにきめて。
きらめくスカートをカシミアコートで包み込めば…最高のクリスマス・イブに♡
足元にトレンド感を灯らせた装い
黒ボトム&靴のスタイルに、ブラウンソックスで奥行きを! 落ち着いたトーンのソックスなら、エッジの効いた組み合わせでもきれいめ感をキープできる。
秋の「ボトム×足元」最新バランス|おしゃれに差が出る5つのポイント
肌見せが叶うトングサンダルスタイル
やわらかな淡色ワントーンが優しげな休日コーデ。無難にまとまらないよう、足元はディテールの効いたトングサンダルで外して。サムリングのメタルと取り外し可能な細チェーンが洒落見えに貢献してくれる。
リラクシーでモードな足元を叶える♡「トングサンダル&スポサン」
アクセサリー感覚で取り入れたストラップパンプスコーデ
センスが光る辛口チェーンストラップ付パンプスでコーデの鮮度をUP! ジャケットのセットアップにアクセサリー感覚で取り入れれば、上品かつ知的な今っぽムードに。
その8:きれいめTシャツを持っておくと便利
おしゃれな人こそ、Tシャツの使い方が上手。20代30代のOggi世代女子なら、きれいめに活かせる白TやロゴTを一着持っておくと便利ですよ。
きれいめカジュアルやハンサムカジュアルなどのミックスコーデにも役立つこと間違いなし◎。
チェックジャケットとプリントTでこなれたカジュアル感を香らせて
〈Tシャツをきれいめに活かしたお手本コーデ〉
ジャケット×ロゴTシャツの王道コンビ
ジャケット×ロゴTシャツのきれいめカジュアルレイヤードは、タイトスカートで女っぷりをプラス。ネイビーと相性のいい鮮やかなオレンジをキレよく投入して。腰に巻いたシャツもこなれたアクセントに。
この秋「テーラードジャケット」は大きめがこなれ見え♡ 最旬コーデ6選
白ロンT×ジレのオフィスカジュアルコーデ
白のロンTは、色付きのものよりあっさり見えがち。大人っぽく着こなすには、まずはジレとのレイヤードで盛ってみるのがおすすめ。長袖のこなれニュアンスも引き立って、ロンTのメリットを実感できる。
フェミニン袖Tシャツのきれいめスタイル
Tシャツ1枚で着こなすなら、クリーンな白×フェミニン袖で好感度高く! きれい色パンツをより明るく、気負いなくフレッシュに盛り上げて。
夏の通勤には、涼しげでクリーンなトップスを!「パフ袖・ノースリーブ」6選
最後に
コーデを考えるときは全体像をしっかり見ること。少しずつの意識で、数ヶ月後あなたは周囲から「おしゃれな人」認定されること間違いなし!