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FORTUNE

2022.08.18

「エリカ」の花言葉は怖い? おすすめの品種や育て方のポイントを紹介

小さなベル型の花をたくさん咲かせる「エリカ」。秋から春にかけて咲くので、冬場のガーデニングに選ばれる植物です。今回は、「エリカ」の特徴や花言葉、おすすめの品種、育て方のポイントなどをまとめて紹介します。

「エリカ」ってどんな花?

小さなベル型の花をたわわに咲かせる「エリカ」。日本ではあまり馴染みのない植物ですが、海外では鉢植えや庭植えとして親しまれています。今回は、「エリカ」の花の特徴やおすすめの品種、育てる時のポイントなどを紹介します。ガーデニングで植えてみたいと考えている方は、ぜひチェックしてみてくださいね。

黄色味がかったエリカの花
(c)Shutterstock.com

「エリカ」は、つぼ型や釣鐘型の小さな花をたくさん咲かせます。花の色は白やピンク、赤、黄色と様々です。原産地は南アフリカやヨーロッパで、ツツジ科の常緑低木に属します。高さは20cmから3mに及ぶものもあり、枝にびっしりと細かい葉をつけるのが特徴です。秋から春にかけて咲く品種が多く、比較的寒さに強いとされています。

切り花よりも、鉢植え、庭植えにされることが多く、グランドカバーとして利用している人もいるようです。「エリカ」は、種類によって花の形や樹高も全く異なるので、事前に調べてから購入するといいでしょう。

「エリカ」の種類

あまり身近で見かけることのない「エリカ」ですが、世界に500種ほどあるとされています。日本ではそのうちの20種類ほどが観賞用として栽培されているのだとか。たくさんある中から、個性的な3つの種類を紹介します。

エリカの花のアップ
(c)Shutterstock.com

1:ジャノメエリカ

最もポピュラーな品種のジャノメエリカは、ピンク色の花を咲かせます。真ん中にあるおしべの葯(やく)が黒く、蛇の目模様に見えることから名付けられました。11月〜3月に開花し、「エリカ」の中でも特に寒さに強い品種です。

2:クリスマスパレード

クリスマスパレードは、長い筒状のラッパのような形が個性的。10月〜2月頃に花が咲く冬咲きの品種です。色は、赤や白、ピンク色があります。クリスマスパレードは冬咲きですが、寒さに弱く10度以上の気温が必要だとか。できれば鉢植えにして、冬場は日当たりの良い場所に置いてあげると安心ですね。

3:スズランエリカ

その名の通り、スズランにそっくりな花を咲かせるスズランエリカ。純白のベル型の花がとてもキュートです。花はスズランに似ていますが、葉は「エリカ」特有の細かい葉がびっしりと生えているので、見分ける時のポイントにしてみてください。

「エリカ」の花言葉

「エリカ」全般の花言葉は「孤独」「寂しさ」と、意外にネガティブな花言葉がつけられています。また、品種によっても花言葉がつけられているので、プレゼントに贈りたい方はぜひチェックしてみてくださいね。

ピンク一色のエリカ
(c)Shutterstock.com

1:「エリカ」の花言葉

「エリカ」全般の花言葉は、「孤独」「寂しさ」。明るい色合いのこの花に、どうしてそのような名前がついているかというと、英名の「ヒース」に由来があるのだとか。「ヒース」とは、イギリスやアイルランドなどの農耕に向かない荒れ地に生えている植物をさします。他の草花も咲かないような荒れた場所に生えている姿が、寂しげに見えたのかもしれませんね。

2:ジャノメエリカの花言葉

ジャノメエリカの花言葉は、「博愛」「幸福」「裏切り」。ピンク色の小さな花がたくさん咲いていることから、幸せな光景が目に浮かぶようです。しかし、ジャノメエリカには、なぜか「裏切り」という怖い花言葉もつけられているので、贈る際には気をつけましょう。

3:クリスマスパレードの花言葉

個性的な形をしたクリスマスパレードの花言葉は、「博愛」「謙遜」「心地良い」。ジャノメエリカとは違いポジティブな花言葉が揃っているので、贈り物にも選びやすいですね。開花時期も10月〜2月なので、クリスマスシーズンにプレゼントしてみてはいかがでしょうか?

4:スズランエリカの花言葉

スズランエリカは、「幸運」や「幸せな愛」という花言葉がつけられています。小さなベルのような形をしたスズランエリカは、風に揺られながら幸せを運んできてくれそう。大切な人へ贈りたくなる花言葉ですね。

「エリカ」の育て方

「エリカ」は品種によって開花時期や特性が異なるので、購入する前に調べてみるのがおすすめです。ヨーロッパ系のものは耐寒性も強く、寒冷地ではグランドカバーとして利用します。南アフリカ原産のものはやや寒さに弱いぶん、比較的高温にも耐えられるようです。「エリカ」は、日当たりと風通しの良いやせ地を好むので、肥料のあげすぎには気をつけましょう。

水やりは?

庭植えの「エリカ」は、水はほとんど必要ありません。多湿に弱いので水のあげすぎに注意しましょう。また、鉢植えの場合は、土の表面が乾いてきたらたっぷりと水を与えてください。たくさん花を咲かせるので、咲き終わった花がらはこまめに取り除いてあげましょう。

「エリカ」のリースの作り方

「エリカ」は実はリースにもできるって知っていましたか? 細い枝にびっしりと小さな花を咲かせるので、リース飾りにぴったりなんです。ここでは、生花の「エリカ」を使って、飾りながらドライにしていく作り方を紹介します。

エリカの花を使った飾り
(c)Shutterstock.com

【材料】
・エリカ:10本ほど
・(お好みで)ペッパーベリーなどの実:数本
・ワイヤー:1本
・フローラルテープ
・リースワイヤー
・(お好みで)リボン

【作り方】
1. ワイヤーにフローラルテープを巻き付け、12〜13cmほどの円を作る。
2. 「エリカ」を適当な長さに切り分ける(目安は6cmほど)。
3. ワイヤーで作った円に、切った「エリカ」を巻き付けていく。2回リースワイヤーで締める。
4. さらに「エリカ」を置いて締める。時々ペッパーベリーなどを付け加えると華やかに。
5. この作業を1周繰り返していき、完成。同じ箇所に何本か重ねて付けることで、好みのボリュームに調整できます。

ベースがワイヤーなので、形が崩れていたら後から形を整えることもできます。リースが出来上がったら、リボンなどで吊り下げて壁に飾りましょう。

最後に

「エリカ」の花の特徴や育て方などはチェックできましたか? 「エリカ」は、秋から春にかけて花の少ない時期に花壇を彩ってくれる貴重な植物です。小さな花をこんもりと咲かせてくれるので、植えると賑やかなお庭になるでしょう。また、品種によって花の形が全く異なるところも「エリカ」の魅力。気になった品種をいくつか寄せ植えすると、一味違ったガーデニングを楽しめますよ。

TOP画像/(c)Shutterstock.com

【花言葉】

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Oggi12月号で商品のブランド名に間違いがありました。114ページに掲載している赤のタートルニットのブランド名は、正しくは、エンリカになります。お詫びして訂正致します。
【消費税の価格表記について】 記事内の価格は基本的に総額(税込)表記です。2021年4月以前の記事に関しては税抜表記の場合もあります。

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