夏至の昼の長さ、冬至とどのくらい違う?
昼間の時間は、春分の日を境に日ごとに長くなり、夏至の頃に最も長くなります。
6月21日の東京の日の出時刻は4時25分、日の入りは19時ちょうどなので、昼の時間は14時間35分になります。
一方で今年の冬至(12月22日)は日の出が6時47分、日の入りが16時32分なので、昼の時間は9時間45分。
その差は4時間50分にもなるのです。
とはいっても、6月といえば梅雨の時期にあたるので、日の長さを実感できる日はそう多くはありません。6月21日に東京で晴れる確率はなんとわずか16.7%。今の時期に日の長さを実感できるのはとても貴重なんです!
夏至は「冷蔵庫の日」でもある
実は夏至の日は、「冷蔵庫の日」でもあります。
これは日本電機工業会(JEMA)が、夏至の日は、冷蔵庫が最も活躍する梅雨から夏の時期にあたるため制定したそうです。
「梅雨」の語源は梅の実が熟す頃という説や、カビが発生しやすい季節であることから「黴雨」という説もあります。
気温や湿度が高くなる今の時期は、食品の管理にいっそう気を配りたいものです。
冷蔵庫の温度は4℃前後、冷凍室の温度は-18℃以下が適温といわれています。それぞれの食品に合わせた適切な場所で管理しましょう。
参考:一般社団法人日本電機工業会 夏至の日は冷蔵庫の日
農林水産省 冷蔵庫の上手な使い方
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気象予報士 太田絢子
気象予報士、防災士。中学生のころから気象に興味をもち、大学在学中に気象予報士試験に合格。卒業後は損害保険会社に就職し、交通事故や自然災害に遭った人へのサービス業務に従事。自然災害が多発するなかで、犠牲者をゼロにしたいと思うようになり、気象キャスターへ転身。現在は地元名古屋のCBCテレビ「チャント!」などに出演中。趣味はモーニング巡り、季節の箸置き集め。