おしゃれプロの「黒を効かせた着こなし」アイディア
黒アイテムの着こなしには、その人の個性やセンスが表れるもの。黒を基調としたブランド「HARDY NOIR」コンセプター 加藤恵利子さんに、「黒アイテムの着こなし方」のセンスを学びます!
「ブラックは〝自分が浮き彫りになる〟着る人の個性が表れる色」by HARDY NOIR コンセプター 加藤恵利子さん
「万人が似合う『黒』の服って、着こなしは十人十色。つまり『黒』の着こなしにこそ、その人の個性やセンスが表れるのでは、と思っています。自由に自分らしいスタイリングが楽しめる『黒』の服。私の場合は『着たい!』と思った、挑戦/新顔アイテムで取り入れることが多いかもしれない。
『黒』ならちゃんと似合うし、たとえカジュアルでも多少きれいめに着られるし。〝意図的に選ぶ『黒』〟だからこそ、日常服であっても着る度に気分を高めてもらえる。戦闘服みたいな存在になっています」(HARDY NOIR コンセプター 加藤恵利子さん)
1|旬のショートパンツをモノトーン配色で大人顔に
「〝黒は重たい〟というイメージは柄使いや素材感で払拭。春の『黒コーデ』って実は新鮮かもしれません。今シーズン、気分のショートパンツに白を選んで、さらに軽やかな印象に」(加藤さん)
〝COUTURE D’ADAM〟のボウタイブラウス、〝raspail〟のショートパンツ、ヴィンテージの〝Rolex〟の時計/すべて本人私物 〝COTTO SABTAN〟のバッグ[5月末発売予定]¥13,200・〝PALANCO〟のストラップシューズ[EC限定発売]¥43,780(HARDY NOIR 公式オンラインストア)
2|デニムも「黒」を基調にすると、きれいめモードな佇まい
「ジャケットのグログラン、バッグのベルベット、サンダルのスエードなど、さまざまな素材の黒のアイテムを合わせて、統一感がありつつ奥行きの出るコーディネートに」(加藤さん)
ヴィンテージのジャケット、〝JANE SMITH〟のデニムパンツ、〝cat in da house!〟の巾着バッグ、〝PIERRE HARDY〟のサンダル/すべて本人私物 チョーカー¥52,400(Lilas ルミネ有楽町店〈Lilas〉)
3|ヴィンテージライクなセットアップで上級カジュアル
「トレンドに挙がっているセットアップも黒で。〝柄物×セットアップ〟って、ハードルが高いようでいて、真面目すぎない抜け感が出て、実は取り入れやすいと思っています」(加藤さん)
〝Lora〟のタンクトップ、ヴィンテージのバングル/本人私物 〝HARDY NOIR〟の開襟シャツ[5月中旬発売予定]¥23,100・〝HARDY NOIR〟のスカート[5月中旬発売予定]¥28,600・〝BAGMATI〟のジュートバッグ¥10,450・〝LAOCOONTE〟のサンダル[EC限定発売]¥18,700(HARDY NOIR ルミネ有楽町店)
4|コットン素材で爽やかな休日コーデ
「生地はカジュアルでもアイテム自体はきれいめに。女っぷりのあるカットソータンクワンピに、地厚なコットンのオックスフォードシャツをジャケットかわりにはおります」(加藤さん)
〝COUTURE D’ADAM〟のオックスフォードシャツ、〝L.LBean〟のトートバッグ/すべて本人私物 〝HARDY NOIR〟のワンピース[6月上旬発売予定]¥19,800・〝REMME〟のトングサンダル[EC限定発売]¥16,500・〝HARDY NOIR〟のボールネックレス[EC限定発売]¥15,400(HARDY NOIR 公式オンラインストア)
5|パワーショルダーで今っぽくフォーマルも楽しみたい
「さまざまなライフシーンで必要になる黒のワンピは地味になりがち…。だからこそ、旬の要素を取り入れた一枚を持っておきたい。きちんとしたい日はジュエリーと小物は華奢にします」(加藤さん)
〝HARDY NOIR〟のショルダーバッグ、〝PIPPICHIC〟のサンダル、〝Navajo pearl〟のネックレス、ヴィンテージのブレスレット/すべて本人私物 〝HARDY NOIR〟のパワーショルダーワンピース[EC限定/4月末発売予定]¥35,200(HARDY NOIR 公式オンラインストア)
※この記事で紹介した商品は本人私物が含まれています。現在、取り扱いのないものもあります。ご了承ください。
2022年Oggi6月号「黒上手なおしゃれプロの着こなしアイディア」より
撮影/魚地武大(TENT) スタイリスト/川上さやか 構成/佐々木陽子、村上花名
再構成/Oggi.jp編集部
HARDY NOIR コンセプター 加藤恵利子さん
「ブラックで女性は美しくなる」をコンセプトに、黒を基調としたブランド〝HARDY NOIR(アルディーノアール)〟を立ち上げる。自身の「着たい喪服がない」という悩みをきっかけにアイディアを立案、社内コンペで採用された。
「小さなブランドですが、1着の中のストーリー(こだわり)をみなさまへ伝えられるよう、デザイナーと一緒に試行錯誤する毎日です」