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2024.05.21

【2024年版】「五行説」とは? 起源や5つの元素から陰陽五行・四柱推命についても解説

陰陽五行は、「陰陽思想」と「五行説」から成り立った思想です。その根本は「万物は木・火・土・金・水の5つの元素から成り立つ」とする考え方ですが、この5つの元素は人間の生活に不可欠なもので、バランスを整えるのに重要な役割を果たしています。本記事では、五行説の基本的な意味から、運勢、陰陽五行など解説します。

「五行説」とは? 起源と5つの元素

「陰陽五行(いんようごぎょう)」や「五行説(ごぎょうせつ)」は、歴史や占いなどでよく聞く言葉です。五行説、五行思想とは、中国古代の学説で「万物は木・火・土・金・水の5つの元素から成り立つ」とする考え方です。

5つの元素「木・火・土・金・水」は人間の生活に不可欠なもので、その元素は一定の法則で互いに影響を与えあいながら、変化し、また循環しているという思想です。

五行説の起源

中国古代の世界観の一つ「五行」が初めて言葉として登場したのは、『書経』の“洪範(こうはん)”の章だといわれています。万物は木、火、土、金、水の5つの働きによって変化し、それが交替循環していく、という理論がその起源と言われます。

循環の順序には、木は土に、土は水に、水は火に、火は金に、金は木に勝つとして木金火水土の順番とする相剋(勝)説と、木は火を、火は土を、土は金を、金は水を、水は木を生ずるとして、木火土金水の順とする相生説とがあります。

その後、中国戦国時代の陰陽家・騶衍(すうえん)が、歴代王朝の交替に相克説(相勝)を用い、漢の時代には五行説は陰陽説と結合して医学や暦法などにも取り入れられ、陰陽五行説となりました。

(c)Shutterstock.com

5つの元素

五行説は、万物は5種類の元素からなり、その元素は一定の法則で互いに影響を与えあいながら変化し、また循環しているという思想です。

なので自然界に存在するすべてのものを木・火・土・金・水の5つの要素に分類し、色や季節、方角など自然現象から政治、経済、医学など生活全般に当てはめて用いられるようになったのです。

◆木

色は青・緑。季節は春、方角は東、樹木の成長を表す。

◆火

色は赤(紅)。季節は夏、方角は南、炎のような情熱的な性質を表す。

◆土

色は黄。季節は春夏秋冬の土用、方角は中央、万物を育み保護する性質を表す。

◆金

色は白。季節は秋、方角は西、金属のような冷徹で固い性質を表す。

◆水

色は黒。季節は冬、方角は北、生命の源泉という意味を表す。

五行では、お互いに影響し合い隣りあった関係を「五行相性(ごぎょうそうしょう)」といい、向き合った関係を「五行相剋(ごぎょうそうこく)」といいます。また同じもの同士の関係を「比和(ひわ)」といいます。いずれの場合も影響を強めるから良い、弱めるから悪い、ということではなくこれらの関係によってバランスをとっています。

(c)Shutterstock.com

五行説における相互関係

五行説にはお互いに影響し合う関係があり、それらは「相生」「相剋」「比和」「相乗」「相侮」といいます。

◆相生(そうしょう)

木が燃えて火が生まれ、火が燃えたあとは灰と土が生じ、土の中からは鉱物(金属)が生じ、金は溶けると水に戻り、水は木を成長させる、というように、順番に隣り合う相手を強めるながら、一周すると同じ強さのバランスを保つ陽の関係です。

・木生火(もくしょうか):木は燃えて火を生む。
・火生土(かしょうど):物が燃えればあとには灰が残り、灰は土に還る。
・土生金(どしょうきん/どしょうごん):鉱物・金属の多くは土の中にあり、土を掘ることによってその金属を得ることができる。
・金生水(きんしょうすい/ごんしょうすい):金属の表面には凝結により水が生じる。
・水生木(すいしょうもく):木は水によって養われ、水がなければ木は枯れてしまう。

ちなみに「相性がいい」という言葉は、「相生」から生まれたそうです。

◆相剋(そうこく)

水は火を消し、火は金を溶かし、金(刃物)は木を切り倒し、木は土を押しのけて生長し、土は水をせき止める、というように、向かい合う関係は相手の力を抑制する陰の関係です。

・木剋土(もっこくど):木は根を地中に張って土を締め付け、養分を吸い取って土地を痩せさせる。
・火剋金(かこくきん/かこくごん):火は金属を溶かす。
・土剋水(どこくすい):土は水を濁す。また、土は水を吸い取り、常にあふれようとする水を堤防でせき止める。
・金剋木(きんこくもく/ごんこくもく):金属製の斧や鋸は木を傷つけ、切り倒す。
・水剋火(すいこくか):水は火を消し止める。

◆比和(ひわ)

水と水、木と木、火と火のように同じもの同士の関係を比和といいます。同じ気が重なると、その気はますます盛んになります。ただし、その結果が良い場合にはますます良くなりますが、悪い場合にはますます悪くなってしまいます。

相生によってよい影響がでればパワーはアップしますが、相剋によってパワーのバランスが崩れないように保っているのです。

◆相侮(そうぶ)

「相侮」とは、「相剋関係」に逆方向の抑制が起きる、逆に自分が抑制されて侮られるパターン。本来ならば抑えられる相手であるにもかかわらず、逆に相手を侮るかのように抑制してしまうことをいいます。

・木虚土侮:木が弱いため、土を抑制することができず、逆に土が木を侮る。
・土侮木:土が強すぎると、木の抑制を受けつけず、逆に土が木を侮る。
・火虚金侮:火が弱いため、金を抑制することができず、逆に金が火を侮る。
・金侮火:金が強すぎると、火の抑制を受け付けず、逆に金が火を侮る。
・土虚水侮:土が弱いため、水を抑制することができず、逆に水が土を侮る。
・水侮土:水が強すぎると、土の抑制を受け付けず、逆に水が土を侮る。
・金虚木侮:金が弱いため、木を抑制することができず、逆に木が金を侮る。
・木侮金:木が強すぎると、金の抑制を受け付けず、逆に木が金を侮る。
・水虚火侮:水が弱いため、火を抑制することができず、逆に火が水を侮る。
・火侮水:火が強すぎると、水の抑制を受け付けず、逆に火が水を侮る。

◆相乗(そうじょう)

「相剋関係」の抑制が強くなり過ぎる、相剋が度を過ぎて過剰になったものを相乗といいます。

・木乗土:木が強すぎて、土の成長が弱くなる。
・土虚木乗:土が弱いため、木剋土の力が相対的に強まって、土がさらに弱められること。
・火乗金:火が強すぎて、金を完全に溶かしてしまう。
・金虚火乗:金が弱いため、火剋金の力が相対的に強まって、金がさらに弱められること。
・土乗水:土が強すぎて、水を過剰に吸収する。
・水虚土乗:水が弱いため、土剋水の力が相対的に強まって、水がさらに弱められること。
・金乗木:金が強すぎて、木を完全に伐採する。
・木虚金乗:木が弱いため、金剋木の力が相対的に強まって、木がさらに弱められること。
・水乗火:水が強すぎて、火を完全に消してしまう。
・火虚水乗:火が弱いため、水剋火の力が相対的に強まって、火がさらに弱められること。

(c)Shutterstock.com

五行説と九星気学で見る2024年の運勢は?

ここからは、五行説と九星気学で見る、2024年の運勢を紹介していきます。

◆2024年の一白水星【水】の運勢

仕事の傾向

これまでの努力が認められ、昇進・昇格などのチャンスが訪れます。
新しいプロジェクトに携わる機会も増え、手腕を発揮できるでしょう。
ただし、責任感の強いあまり、一人で抱え込もうとせず、周囲の人に相談することも大切です。チームワークを大切にすることで、より大きな成果を上げることができるでしょう。

恋愛の傾向

新しい出会いがあり、恋愛に発展する可能性があります。すでにパートナーがいる場合は、関係が深まる年となるでしょう。ただし、自分のペースばかり押し通そうとすると、相手を遠ざけてしまう可能性があります。相手の気持ちに寄り添い、パートナーとのコミュニケーションを大切に。

金運

安定した収入を得られる年となり、臨時収入が期待できるでしょう。ただし、浪費してしまうと、せっかくのチャンスを逃してしまう可能性があります。
将来のことを考えて、計画的に貯蓄するようにしましょう。

◆2024年の二黒土星【土】の運勢

仕事の傾向

仕事面は一年を通して多忙で絶好調となりそう。実力が評価されて、周囲を惹きつけるパワーが出る年なので、さまざまなジャンルで活躍できそうです。積極的に行動することで物事が順調に進展し、成功へと繫がりますから、転職など環境を変える選択肢もありです。

恋愛の傾向

すてきな出会いが期待できる年です。結婚を考えている人は、年内に具体的な話を進めていくといいでしょう。ただし、夏頃には恋愛トラブルに巻き込まれる可能性が高め。友人や仲間内での集まりで知り合った人とトラブルになったり、何気ない一言が拡大解釈されて炎上したり。想定外の状況に見舞われる可能性があります。言動や態度は、くれぐれも慎重に。

金運

2024年は仕事の好調さに比例して臨時収入なども増えそうですが、同時に交際費の出費も増える傾向です。人脈作りのためのファッションや身体のメンテナンスは長い目で見れば自己投資になります。こうした自己投資や新しいことにチャレンジするための研究などに時間とお金を惜しまないことは、開運のカギになります。特に6月、7月は金運がよいので、宝くじなど買ってみるのもいいでしょう。

◆2024年の三碧木星【木】の運勢

仕事の傾向

2024年は成功やチャンスを引き寄せることができ、行動力も味方してくれるので目標や希望を叶えることができます。ただし、吉凶が混合する運気でもあるので、一人の力ではどうにもならない事が起こりそう。自信過剰や自惚れは嫌われて孤立する恐れがありますから、気をつけましょう。周りの人の信用を失わないよう行動することを心がけましょう。

恋愛の傾向

恋愛は吉凶がはっきり表れる年になりそうです。新しい出会いがあったと思ったら、思いがけないトラブルに巻き込まれていたといった、激しいアップダウンがありそうです。カップルの方は三角関係や不信感からの破局へ向かうか、長い交際を経て、ついに結婚へという方向になるか、今までの行いの結果として吉凶が表れます。

金運

収入、支出とも増加していく傾向にあります。建物に関係するものにお金を使うと運気アップ。ただし、知識不足な状態での不動産投資や大規模リフォームなどには注意しましょう。あれもこれもと、気持ちが大きくなって無駄遣いをしてしまう可能性もあります。身近なもの、小さなものから断捨離すると金運アップにつながります。

◆2024年の四緑木星【木】の運勢

仕事の傾向

運気が充実し好調な一年となりそうです。気持ちも前向きで意欲が高まるため、大きな仕事や責任ある立場を任されます。昇進、昇給もありますが、その分かなりのハードスケジュールになりますから、くれぐれも体調には注意しましょう。スキルアップやビジネスマナーに力を入れると、さらに開運効果があります。

恋愛の傾向

友人や知人からの紹介で、素敵なパートナーに出会える運気です。チャンスを掴むためには、まず自分から動くことです。今年は行動力に溢れていますから、仕事関係や趣味、パーティーなど、いろいろな交流の場へ積極的に参加してみるといいでしょう。想像以上に、状況がスムーズに進展していきそうです。また、家族とのコミュニケーションを大切にすると、恋愛の運気が上がります。

金運

2024年は一年を通して充実した運気ですから、金運も勢いがあります。昇進や昇給、臨時収入が期待できる年ですが、その分、人と会う機会も増え出費も多くなりそうです。ただし、忙しさのあまり、ストレス発散目的でお金が出ていきやすい運気でもあります。金銭的な余裕のあるうちに、積み立てなどに回しておくといいでしょう。

◆2024年の五黄土星【土】の運勢

仕事の傾向

全体的に好調で、仕事もプライベートも充実した1年になりそうです。これまでの堅実で着実な仕事ぶりが認められ、ますます発展していく運気です。周囲の協力も得やすい年ですから、今年になって築いた人脈は、今後の成果を左右するぐらいの強さを持っていますので大切にしましょう。仕事が好調で忙しくなると思いますが、油断すると小さなミスを頻発して、たちまち運気が下降してしまいますので、くれぐれも注意しましょう。

恋愛の傾向

2024年はモテ期に入りますので、出会いを探している場合は積極的に行動しましょう。ただし、出会いのチャンスが多い反面、ちょっと危険な展開も多いのでトラブルに巻き込まれる可能性も。相手の本質を見極めるためにも、客観的な視点を忘れないようこころがけましょう。

金運

金運はかなり強い運気の一年です。金銭的にピンチの時に宝くじが当たったり、臨時収入があったりと、収入面での心配はあまりなさそうです。不動産購入なども検討するにはいい時期。2024年は、お世話になった人をおもてなしすると運気アップ、開運効果があります。

◆2024年の六白金星【金】の運勢

仕事の傾向

2024年は、人生の大きな変化が起こる年になりそうです。異動や転勤、または家族の問題などで生活が一変するような事態になるかもしれません。その逆に昇進などラッキーなこともあるかもしれません。いずれにしても、一進一退を繰り返すような不安定な運気の一年になります。そのためストレスがたまり、不平不満が多くなりますが、必ず壁を乗り越えられるので、冷静に対処しましょう。

恋愛の傾向

多くの出会いが期待できる1年になるでしょう。以前から知り合いだった人から突然アプローチされ、交際に発展することもありそう。後半の8月から12月までは恋愛運が強いので、今年出会った人と結婚まで考える可能性も。ただし、今年は全体的に運気の流れが不安定で判断力が低下しやすいので、冷静さを忘れないように努めましょう。

金運

2024年の金運は、やや低調です。不動産や相続に関わる可能性が高く、家族の間でトラブルに発展するような流れになるかもしれません。六白金星は、お金に対して楽観的なタイプですが、今年は特にストレス発散のために散財する傾向が強く出る運気なので、気をつけましょう。

◆2024年の七赤金星【金】の運勢

仕事の傾向

人間関係に深みが出て、エネルギーに溢れた一年を送れます。出会いも活発になり、斬新なアイデアや新しい計画が浮かんでくるため、何かと注目を集めそうです。ただし、あれこれと手を広げ過ぎると収拾がつかなくなるばかりか、些細なミスや言動がトラブルになってしまうかも。7月・8月・9月は運気好調です。

恋愛の傾向

一年を通して、交流関係が盛んになりますから、出会い運、恋愛運が高まります。出会いが多い分、恋愛に発展しやすい傾向がありますが、一時的な盛り上がりで終わってしまうケースが多くなる可能性も。また出会った相手に理想を求めすぎてしまいがちなので、本質をよく見極めて誠実な行動を心がけましょう。

金運

金運は一年を通じて順調です。仕事関係での交際費がやや多くなりますが、今年はお金を使えば使うほど金運がアップしていく運気です。ただし、ストレスがたまると衝動買いや高額なアイテムの買い物で散財してしまう可能性もあり、注意しましょう。

◆2024年の八白土星【土】の運勢

仕事の傾向

2024年は現状維持を心がけて、マイペースで事を運ぶといいでしょう。運気が少し落ち着いている状態なので、物事が思うように進まないように感じますが、焦らずに進んでいきましょう。次に訪れるチャンスに向けて、準備する時期だと考えて、地道にコツコツと努力を積み重ねましょう。

恋愛の傾向

恋愛運は良好ですが、トラブルに巻き込まれそうな時期です。楽しく明るい関係を続けてきた相手と思わぬことでトラブルが起こる可能性も。問題を曖昧なまま放置しておくと、お互いに深い傷を負うかもしれません。常に相手へのリスペクトの気持ちを持って、笑顔で過ごすことが最強の開運効果になります。

金運

何かと物入りな年になりそうです。収入に対して支出が多くなりがちですから、節約して一年を乗り切りましょう。金運が良くないと気分も落ち込みがちですが、身体の不調は、そのまま金運の不調にもなりますので、ボディメンテナンスの出費は惜しまないように。

◆2024年の九紫火星【火】の運勢

仕事の傾向

2024年はとても意欲に満ちた年になりそうです。昨年までの停滞した運気を抜け出し、徐々に明るく元気になる運気です。ただ、まだまだ準備期間中。今年は自分が前に出るより、周りの人のサポートに徹することが開運ポイントになります。縁の下の力持ち的活躍で信頼される存在に。

恋愛の傾向

恋愛運そのものは好調ですが、今年は恋愛以外のこと、つまり仕事や趣味などに大忙しの年になりそうです。これまで気づかなかった身近な人とご縁があります。応援したい、話を聞いてみたい、と感じた人には積極的に接してみるといいかも。

金運

金運は、まだ本調子ではありませんから、今年も給料やボーナスアップや臨時収入は期待出来ないでしょう。でも、節約して過ごすことが金運アップにつながります。仕事運が少しずつ上昇していますから、倹約を心がけると来年の金運がかなり、好調になります。

陰陽五行とは?

「陰陽五行」とは、紀元前の中国の春秋戦国時代に生まれた自然哲学の思想のことで、「陰陽思想」と「五行思想」のふたつが合わさってできた思想です。その根本には、宇宙のあらゆる現象は生まれては消え、そして循環するという考えがあります。

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陰陽五行の陰陽説とは

陰陽思想とは、もとは古代中国の易学の考え方で、陰陽論、陰陽説ともいわれます。陰陽思想では、すべての存在は相反するふたつの性質を持つものの調和から成っている、とされます。

自然界のあらゆる発生・変化・発展は、陰と陽が存在するために生じ、陰と陽の相互作用は、ものごとの発生・変化・発展の原動力である、と考えます。

その性質の積極的、動的なものを「陽」とし、消極的、静的なものを「陰」とします。例えば男・春・奇数・天は陽に、女・秋・偶数・地は陰に分類されます。

陰と陽のどちらかが良くてどちらかが悪い、ということではありません。陰陽どちらもなくてはならない存在でそのバランスが大切なのです。

◆四柱推命

占いでも有名な「四柱推命」は、陰陽五行説をベースにした占術です。

生年月日や生まれた時間をもとに人の運勢を占うというものです。四柱推命は陰陽五行と干支をもとに、緻密な計算によって導き出します。つまり統計をもとに導き出されたもので、統計学という側面も持ち合わせています。

四柱推命の特徴は、占術の名前にもなっている四柱です。四柱とは、生まれた年をもとにした年柱、生まれ月をもとにした月柱、生まれた日をもとにした日柱、生まれた時間をもとにした時柱のことです。

この4つの柱をもとにして、命式というものがつくられます。命式とは、表形式の運命をみるために必要なものです。命式を作成することによって、その人自身の運勢をはじめ、さまざまな事柄が見えてきます。

自然界で五行説に当てはまるもの

陰陽五行説は自然界のあらゆるものが「陰」と「陽」から成り立つと考え、自然の変化や関係性を「木・火・土・金・水」の5つの要素に分類する理論です。

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◆五臓

この五行を身体に応用したものが「五臓」の考え方です。

五臓=5つの臓は5つの機能系に分けられ、五行説の「木・火・土・金・水」の特性を備えお互いのバランスを保っており、それぞれが「木=肝、火=心、土=脾、金=肺、水=腎」という対応関係の上に成り立っています。

◆五味

味を5つに分類したものを「五味」といいます。

木=春=酸味、火=夏=苦味、土=土用=甘味、金=秋=辛味、水=冬=塩味となっています。

◆五節句

日本には節句と呼ばれる陰陽五行に基づく季節の習慣があります。

五節句とは、一月の七草の節句、三月三日の桃の節句、五月五日の端午の節句、七月七日の七夕の節句、九月九日の菊の節句をいいます。

最後に

五行説は、それぞれの事象が持つエネルギーのバランスを調整する考え方と言えます。

どんなことでもバランスが崩れると歪みが生じてしまいます。バランスを整えるために、五行説を参考にしてみるのもいいかもしれません。

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