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FORTUNE

2022.05.22

「カラー」ってどんな花? 色別の花言葉や由来、人気の種類などを紹介

上品な色とりどりの花を咲かせる「カラー」。フラワーアレンジメントとしても人気があります。そこで今回は、「カラー」の特徴や、種類、育て方、色別の花言葉などを紹介します。大切な人へのギフトに選んでみてはいかがでしょうか。

「カラー」ってどんな花?

スタイリッシュで上品な姿が特徴の「カラー」。白い色のイメージがありますが、実はピンク色や紫色、オレンジ色など色の種類も豊富なのです。今回は、「カラー」色別の花言葉や名前の由来、人気の種類などを紹介します。

(c)Shutterstock.com

「カラー」の特徴

「カラー」は、すらりとした姿が特徴の、ラッパのような形をした植物。南アフリカ原産のサトイモ科の多年草で、4月〜6月に開花します。花びらのように見える部分は、実は花ではなく、仏炎苞(ぶつえんほう)と呼ばれる萼(がく)が変化したものだとか。花の中にある黄色い部分が花にあたります。

「カラー」は、白や黄色、オレンジ、赤、ピンク、紫などがあり色合いも豊富。上品で華やかなことから、フラワーアレンジメントや、女性への贈り物として人気です。

「カラー」の由来

花名の「カラー」は、ギリシア語で美しいという意味の「カロス」が語源とされています。また、花びらに見える白い仏炎苞が、まるで修道女の襟(カラー)に見えることに因むという説も。

原産地の南アフリカでは「varkoor(豚の耳)」と呼ばれているそうですよ。国によって見方が異なるのが面白いですね。

「カラー」の色別の花言葉

(c)Shutterstock.com

「カラー」全般の花言葉は、「華麗なる美」「乙女のしとやかさ」「清純」。いずれも女性の美しさを表現する言葉ですね。一説によると、「カラー」はキリスト教と結びつきのある花とされています。

球根植物である「カラー」は、冬に枯れてしまっても、春に行われるイースター(復活祭)には再び育ち始めることから、キリストの復活の象徴とされているのだとか。「乙女のしとやかさ」や「清純」は、聖母マリアを連想することもできますね。

白い「カラー」の花言葉

「カラー」と聞いて思い浮かべるのは、白い花の姿ではないでしょうか。茎の緑色から、白色へと変わるグラデーションがとても美しいですね。そんな白い「カラー」の花言葉は「清純」「清浄」。くるりと巻いた花の形がまるで花嫁のドレスをイメージさせることから名付けられたのだとか。清純無垢な魅力が伝わってきますね。

オレンジ色の「カラー」の花言葉

オレンジ色の「カラー」の花言葉は、「熱血」「歓喜」。オレンジ色は、太陽や炎を連想させるエネルギッシュな色。そんなオレンジ色の「カラー」に、「熱血」や「歓喜」の花言葉がつけられているのは納得がいきます。友人やお世話になった先生などへのプレゼントに選んでみてはいかがでしょうか?

ピンク色の「カラー」の花言葉

愛らしいピンクの「カラー」の花言葉は「情熱」。「カラー」のピンク色の品種は幅広く、淡いピンク色のものから濃いピンク、淡黄色からピンクへのグラデーションなど様々。くるりと巻いた「カラー」の姿が、燃え上がる炎に見立てられたのでしょうか。ルビーローズ、ロマンス、ピンクジャイアントなどの品種が代表的です。

紫色の「カラー」の花言葉

珍しい紫色の「カラー」の花言葉は、「夢見る美しさ」。その由来は定かではありませんが、紫色は人間の感情や無意識を刺激する色だと言われています。妖艶で人を魅了する色合いの紫色の「カラー」には、夢見るような美しさが宿っているのかもしれませんね。

黄色の「カラー」の花言葉

黄色の「カラー」の花言葉は、「壮大な美」。パキッとしたビタミンカラーは、一際存在感を放っているようです。主な品種には、ゴールドクラウン、サンライト、サンクラブなど黄金や太陽を連想させる名がつけられています。淡い黄色から派手な黄色、オレンジ色に近いものまで色合いが豊富なので、お気に入りの品種を見つけてみてはいかがでしょうか。

「カラー」の種類

(c)Shutterstock.com

「カラー」は、色のバリエーションが多い分、種類も豊富です。たくさんの中から自分のお気に入りの種類を見つけてみるのも素敵ですね。早速みていきましょう。

ウェディングマーチ

その名の通り結婚式に使われる花として人気のある「ウェディングマーチ」。純白の花びらが上品で美しい品種です。花が大きく、細長い形も特徴。

マジェスティックレッド

人気のワインレッド色の品種です。色鮮やかな色合いが目を惹くため、ブライダルでもよく使われます。ニュージーランド原産のハイブリット種です。

ホットチョコレート

オシャレなチョコレート色の品種。黒でもなく紫でもない絶妙な色合いです。「カラー」のなかでも、大型で花もちも良く、珍しい種類といえます。高級感があるので大切な人へのプレゼントにしても喜ばれるでしょう。

フローレックスゴールド

色鮮やかな黄色の「フローレックスゴールド」。数ある黄色い「カラー」の中でも、一際綺麗な品種なのだとか。ただし、栽培は難しいようです。

ガーネットグロー

「ガーネットグロー」は、濃いピンク色の代表的な品種。花の形もよく、色合いも綺麗なため人気があります。大型ではないので、鉢植えにも向いているようです。

「カラー」の育て方

(c)Shutterstock.com

「カラー」は、切花として花屋で売られているイメージが強いですが、庭で育てることもできます。一般的に「カラー」は、湿地を好む「湿地性」と、乾燥気味の状態を好む「畑地性」があるため購入時に確認しておきましょう。

ここでは、育てやすい「畑地性」の育て方について紹介します。畑地性の「カラー」は、基本的に日当たりと水はけが良いところを好む傾向が。

暑さに強いので、なるべく温暖な気候で夏はやや乾燥する場所に置きましょう。春に芽を出してから開花中は、土が乾いたらたっぷりと水をあげるのがポイント。

盛んに成長する時期なので、水切れには注意しましょう。開花時期が過ぎた秋以降は、やや乾燥させても問題ありません。花が退色して垂れてきたら花柄を抜き取りましょう。

最後に

スタイリッシュで華やかな花姿が特徴の「カラー」。色合いも豊富で女性をイメージした花言葉も多いため、恋人や母の日のプレゼントにしても喜ばれますね。「カラー」は花もちがよく、長くて2週間から1ヶ月ほどもつこともあるのだとか。

背の高いガラスの花瓶に入れて、すらりとした姿を楽しんだり、他の花と組み合わせたアレンジメントを飾るのも素敵です。大切な人への贈り物の花として、「カラー」を選んでみてはいかがでしょうか?

TOP画像/(c)Shutterstock.com

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