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2022.02.16

園芸初心者向けの花「クロッカス」の特徴や色別の花言葉を紹介

「クロッカス」というお花を知っていますか? 「クロッカス」は、春の訪れとともに、紫や白、黄色の可憐な花を咲かせてくれる春にぴったりの花です。プレゼントとしても、園芸用としても人気の「クロッカス」にはどのような花言葉があるのでしょうか。本記事では、「クロッカス」の花言葉について解説します。

【目次】
「クロッカス」はどんな花?
「クロッカス」の栽培方法
「クロッカス」を育てる上での注意点
「クロッカス」の花名・花言葉の由来
「クロッカス」の花言葉
色別の「クロッカス」の花言葉
最後に

「クロッカス」はどんな花?

(c)Shutterstock.com

「クロッカス」というお花を知っていますか? 「クロッカス」は、春の訪れとともに、紫や白、黄色の可憐な花を咲かせてくれる春にぴったりの花です。

プレゼントとしても、園芸用としても人気の「クロッカス」。しかし、「クロッカス」には少々怖い意味の花言葉もあることをご存じでしたか?

今回は、「クロッカス」という特徴的な花名の由来や、花言葉、園芸方法などをギュッとまとめて紹介します!

「クロッカス」の特徴

「クロッカス」は、秋に球根を植えると、春に可憐な花を咲かせます。霜や寒さにも負けずに健気に咲く姿は元気づけられますね。球根なので、鉢植えはもちろん、水栽培も可能です。

原種は80種類ほどあるとされており、最も古いもので紀元前から栽培されていた「サフラン」が有名。「サフラン」は、愛でるだけでなく、薬用や食用としても重用されていたそうです。

驚くことに、そのまま机の上に置いておいても咲くそうです。他には、黄色や明るいオレンジなどのビタミンカラーが可愛らしい「イエロー・マンモス」や、「ジャンヌ・ダルク」という名前にふさわしい大輪種など、種類は多岐にわたっています。

「クロッカス」の栽培方法

(c)Shutterstock.com

先に紹介した通り、机の上に置くだけでも咲くことが出来るほど丈夫な「クロッカス」は、園芸初心者の方でも育てやすい品種として知られています。多くの「クロッカス」は秋植えの球根なので、10月から11月に植えると、春には愛らしい花が姿を現すでしょう。

日当たりと水はけのよい場所で育ててあげると、翌年以降も綺麗に咲いてくれます。

土づくり

「クロッカス」は土質を選ばずに咲く、丈夫な植物です。球根用の土も販売されていますが、一般の園芸用の土でも咲いてくれます。

ただし、水はけを良くしないと球根が腐ってしまうため、鉢底石や鹿沼土、ビー玉などと一緒に植えるのがおすすめです。

水やり方法

植え付けてから開花するまでは、たっぷりとお水をあげてください。土が乾燥していないかを確認しながら与えることで、成長が旺盛になります。

その後、花が枯れて休眠期に入ったら、水やりはお休みしてください。

増やし方

「クロッカス」は球根なので、自然分球で増えていきます。球根を掘り上げたときに子球根がついていたら、分球して乾燥させてください。そして、秋にまた植える、という繰り返しで増やすことが出来ます。

水栽培

クロッカスは様々な方法で栽培することが出来るのも嬉しいポイント。水栽培も出来てしまいます。水栽培用の容器に水と球根を入れるのですが、このときに球根の根が出ているぎりぎりのところまで水を入れてください。

水が球根本体についてしまうと腐ってしまうので、注意が必要です。はじめは日陰で育てて、根が十分に伸びてきたら、明るい場所で育ててあげましょう。

水栽培をする際は、土栽培と違って一年で球根が消耗してしまうため、何年にもわたって咲かせたい場合は、土栽培がおすすめです。

「クロッカス」を育てる上での注意点

(c)Shutterstock.com

「クロッカス」は丈夫な植物なので、特に繊細に扱わなければならないということはありませんし、害虫の心配もそこまでありません。しかし、水の与え過ぎが原因で根腐れしてしまう恐れがあるので、湿気の多い環境で育てないことや、水の与え過ぎには、十分注意を払ってください。

「クロッカス」の花名・花言葉の由来

それでは、「クロッカス」の歴史について迫ってみましょう。「クロッカス」という名前は独特ですよね。一体どういう意味があるのでしょうか。

花名の由来

「クロッカス」は学名だと「Crocus」と表記します。これは、ギリシア語の「Krokos」が語源。「Krokos」とは、「糸」という意味です。「クロッカス」は、糸状に長く伸びるめしべを持っているため、このように名付けられたと考えられています。

花言葉の由来

春に咲く花は、「青春」と結び付けて花言葉を付けられることが多くあります。早春に咲くことの多い「クロッカス」の花言葉も、春を待ち望むという意味を込めてつけられました。

「クロッカス」の花言葉

(c)Shutterstock.com

続いては、「クロッカス」の持っている花言葉について詳しく迫っていきましょう。「クロッカス」全体の花言葉は、「切望」と「青春の喜び」。みずみずしくて、可愛らしい見た目にぴったりの花言葉ですね。

英語での花言葉は「cheerfulness(上機嫌・元気)」と「youthful gladness(青春の喜び)」になります。

また、色ごとに花言葉を持っていますので、そちらも見ていきましょう。

色別の「クロッカス」の花言葉

「クロッカス」は種類によって主に、紫色、白色、黄色の花を咲かせます。それぞれどのような花言葉を持っているのでしょうか。

紫の「クロッカス」の花言葉

紫の「クロッカス」にはマイナスなイメージの花言葉があてられています。それは「愛の後悔」。なぜこのような花言葉が付けられたのかというと、どうやらギリシャ神話が関係しているようです。

ギリシャ神話の中では、クロッカスという少年とスミラックスという少女が登場します。二人は恋に落ちるも、神々に認めてもらえなかった絶望で命を絶ってしまうのです。

そのことを不憫に思った花の女神フローラは、二人を花の姿に変えたといわれています。そして、この神話から転じて、怖いイメージが生まれてしまったようです。

白色の「クロッカス」の花言葉

白色の「クロッカス」は、全体の花言葉と同じく「切望」、「青春の喜び」です。まばゆい白が、春の喜びを表しているかのように見えますね。白色のクロッカスを贈ることで、相手と春の訪れを分かち合い、喜ぶことが出来ます。

黄色の「クロッカス」の花言葉

黄色の「クロッカス」には、「私を信じて」という花言葉があります。早春に咲く強い黄色の花にふさわしい、まっすぐな意味を持つ花言葉ですね。この「私を信じて」という花言葉も、ギリシャ神話の悲劇から生まれたようですが、だからこそ、この力強いメッセージが心に響くのではないでしょうか。

最後に

「クロッカス」の花言葉の由来は、花の見た目とは裏腹に、ある意味ロマンチックで、ある意味残酷だったので、驚いた方も多いのではないでしょうか。

一方で、園芸においては、とても丈夫で育てやすい植物です。ですので、初めて園芸をやってみるという方で、何を育てようか迷っている方はぜひ「クロッカス」を選んでみてはいかがでしょうか。水栽培は、家の中でインテリア的な役割も果たしてくれるのでおすすめです。

TOP画像/(c)Shutterstock.com

【花言葉】

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