部屋が片付けられていない状態とは?
自分ではきちんと部屋を片付けているつもりでも、家族や恋人から「散らかっているから片付けて」と言われたことはありませんか? 特に忙しくて余裕がない時に注意されると、イラッとすることもありますよね。「片付いている」「片付いていない」の感じ方には個人差がありますが、片付けられていない部屋とは、どのような状態のことを指すのでしょうか。一般的に以下の条件が当てはまります。
・床の上に物が溢れかえっている状態。
・物の置き場所がなく、常に探し物をしている状態。
例えば、リモコンや資料などがどこにあるか分からず、部屋の中で探すことがしょっちゅうある場合は、部屋が散らかっている状態です。また、一見きれいに見えたとしても1箇所に物を押し込んでいるなど、整理整頓ができていない状態もこれに当たります。
床に洗濯物を積み重ねて置いていたり、読んだ漫画や雑誌などがそのままになっていたりすることも。このように、足の踏み場のないほど物が溢れ、生活に支障が出るほどの状態を「汚部屋(おべや)」と言います。
「片付けられない」人の特徴
片付けなくてはいけないと頭でわかっていても、なかなか片付けられないこともありますよね。物を「片付けられない」人には、どのような特徴があるのでしょうか? 一緒にみていきましょう。
1:捨てるのがもったいないと思ってしまう
「片付けられない」人の特徴として、なかなか物が捨てられない性格であることが挙げられます。大抵の人なら、「もう捨てよう」と判断するものを、「もったいない」「また使えるかもしれないから」といつまでもとっておくことも。なかなかものを処分しない上に、新しいものを購入してしまうので、部屋にものが多くなってしまうのは必然ですね。
2:無料のものやおまけが好き
無料のサンプルや商品についているおまけが好きな人も、部屋にものが溜まりやすい傾向が。無料やタダという言葉に弱く、お得だと思えるものはとりあえず買ってしまう癖があるようです。あくまでも、ものを集めることが目的なので、買っただけで満足し、もの自体への愛着は少ないことも。後から振り返って「なんでこんなもの買ったんだろう?」と思うことが多いのもこのタイプの特徴です。
3:時間や気持ちに余裕がない
育児や仕事に追われ、時間に余裕がないことも部屋が散らかってしまう原因の一つ。本来は部屋をきちんと片付けていた人でも、環境の変化で片付けを怠りがちになるのはよくあることです。片付けられない罪悪感でますますストレスを抱えてしまう可能性も。特に忙しい人は、以下で紹介する片付け方のコツを参考にしてみてみましょう。
片付け上手になるコツとは?
片付けが得意な人と、片付けが苦手な人にはどのような違いがあるのでしょうか? ここでは、日常のちょっとした心がけでできる片付けのコツや方法を紹介します。
1:小さな範囲から片付ける
一気に全てを片付けようと思うと、大がかりになりとても時間がかかってしまいます。片付けるのが億劫になり「また明日やればいっか」と、ずるずる先延ばしになってしまいかねません。部屋が散らかってきたなと思ったら、小さい範囲に区切って片付けを始めてみましょう。今日は台所、明日は洗面台など「このくらいならできるかも」と思える範囲に分けることが気軽に片付けられるコツです。
2:片付けをする時間を決めてみる
「片付けられない」人は、そもそも片付けを日常的に行うものだと考えていない傾向が。「友達が遊びにきた時だけ」「誰かから言われたらするもの」と考えている節があるようです。そんな人はまず、1日の中で時間を決めて、こまめに片付ける習慣をつけてみてはいかがでしょうか?
「朝起きてすぐ」や「食事の前の5分」など、簡単なルールを作っておくと片付けが捗るでしょう。また、リモコンや文房具など「物を使ったら定位置に戻す」ことを意識すると、部屋が散らかりにくくなりますよ。
3:使わないものは捨てるようにする
「いつか使うかも」と思ってとっておくと、なかなか部屋から物が減りません。「ワンシーズン着なかった服」や「1年間使わなかったもの」は捨てるなどルールを決めて片付けましょう。捨てること自体に罪悪感があって躊躇してしまう場合には、知り合いに譲ったり、リサイクルショップに持っていくことがおすすめです。また、写真などはデータにして保存するなど、処分の仕方を工夫してみるといいですよ。
「片付けられない」人におすすめの収納方法
たくさんあるもののなかでも、特に散らかりやすいのが本や小物、洋服ですよね。これらの収納方法をマスターしておくことでスッキリした印象の部屋になりますよ。早速みていきましょう。
1:本を収納する方法
ついつい散らかってしまいやすいのが、本や雑誌ですよね。数が多く増えやすい本や雑誌は、見せる収納がおすすめです。壁一面を使った本棚にすれば、天井の高さを活用できますし、出し入れにも困りません。種類や本のサイズ、色合いなどを意識して本を並べると統一感が生まれます。
2:小物を収納する方法
リモコンや文具、アクセサリー類などこまごましたものは、部屋が散らかると無くしてしまいやすいもの。あらかじめ、収納場所や定位置を決めておくことで対策しましょう。細かいものは、カラーボックスやバスケット、ファイルボックス、仕切りなどを利用するときれいにまとまりますよ。
いずれも、100円ショップなどで気軽に購入できるのが嬉しいですね。ただし、隠す収納は中が見えないと何が入っているのか分からなくなってしまうため、中が透けて見えるデザインのものを選ぶなど、ラベリングをして探す手間を省きましょう。
3:洋服を収納する方法
洋服を収納するときは、どこに何があるかわかりやすくしておきましょう。
例えば、引き出しに洋服をしまうときは、畳み方を工夫して、立てて見えやすくしておくと便利です。また、シワのつきやすいブラウスやシャツなどは、あえてしまわずハンガー跡がつきにくいものに吊るして収納するといいですよ。帽子やベルト、下着などの小物は種類別に分けて、ボックスに収納することでスッキリして見えるでしょう。
最後に
「もともと片付けが苦手」「忙しくて手が回らない」など散らかる理由は人それぞれ。まずは、片付ける範囲やジャンルを細かく分けて、「これならできるかも」と思えることから始めてみましょう。お部屋の片付けでお悩みの方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。