HAWAII完全復活のその日に備えて
Vol.5 ANA A380型機 フライングホヌの搭乗体験
ハワイ解禁間近。次のハワイへの「ハワイ予習MEMO」の5回目は飛行機。
「飛行機なんてどれも同じ」という考えは、ハワイ路線に関してはNG。競争の激しいホノルル線では、機内サービスやアメニティなど各社それぞれ差別化を図っています。そんな中、最もわかりやすく差別化されているのがANAのA380型機、フライングホヌ。7/1よりフライングホヌの定期便も再開されるというし。
ハワイ渡航が自粛となる以前に飛んでいたのは、ブルーとグリーンの2機。日本初&唯一のA380型機ということもあり、人気が高く予約も困難でした。
加えて日本に飛んできて間もなく新型コロナが流行。ほぼ飛ぶ機会もないまま、亀の飛行機はずっと甲羅干し状態。乗りたくても乗れない日々が続いていたのですね。
▲デカっ! 全長72.7m、高さはビルの6階相当の24.1m
4月に感染症危険情報レベルが[3]から[2]へと引き下げられ、ハワイツアー及びチケット販売が復活。すでに満席となった定期便もあるという、相変わらずの人気ぶり。しかも新たにサンセットオレンジも加わり3機体制になったと聞いたら、ますます乗ってみたくなってきます。
▲旅立ち前のお約束、和食&ビール。
ということで、次のハワイ行きで“ホヌ慣れ感”を醸し出すための予行演習として、ハワイでタイムシェアを展開しているヒルトングランドバケーションズ×ANAのチャーターフライト(成田発 成田戻り 約4時間)に搭乗。
ヒルトングランドバケーションズは、「バケーションのある人生」をテーマにハワイをはじめとする高級コンドミニアム・タイプの部屋でバケーションを満喫!という新しい旅のスタイル=「タイムシェア」を提案しているブランド。
ハワイやニューヨーク、フロリダなどにあるヒルトングランドバケーションズの高級コンドミニアム・スタイルの客室は、暮らしているかのようなゆったりとした時間を楽しめるのが魅力。さらに世界8,000ヵ所以上の豊富なホテルやリゾート施設と交換利用でき、世界中に自分の部屋を持つような感覚の優雅なライフスタイルを実現できるのです。
ヒルトングランドバケーションズ×ANAのチャーターフライト! 機内の様子レポート
巨大な機内に520席! その頂点にあるのが2階前席のファーストクラス。席数わずか8席という機内ヒエラルキーの頂点に君臨しています。ドア付き個室型シートは選ばれた感最高。カップルなら窓側ではなく真ん中2列の事前リクエストで二人だけのプライベート空間の確保が可能。
その後ろにビジネスクラス56席。
更にその後ろにプレエコノミークラス73席。個人的かつ予算的に、プレエコノミークラスの後方位置が静かでおすすめ。横2列なのでカップルにも○。通常後方だとエンジン音がうるさく感じるものですが、2階だからなのか静か。
1階はすべてエコノミークラス383席という設定。レッグレストを上げるとシートがベッドスタイルになる、日本初で唯一のカウチシートは1階後方に。
▲機内の照明は「ハワイらしい景観をイメージ」して色を変えているそう
▲トイレも大きめ。嬉しいウォシュレット付き!
フライングホヌはハワイに飛べない間、今回のような国内フライトを数回実施。ハワイファンのみならず飛行機ファンにも人気のA380ということもあり、毎回販売後即完売というのも納得です。
これまでのブルーとグリーンにサンセットオレンジも加わり、3機体制となったフライングホヌ。ハワイに飛ぶなら乗ってみるべきだと思います。
山下マヌー Manoue Yamashita
雑誌編集者を経て旅行コラムニスト/作家に。渡航回数350回超、最新刊『 山下マヌーのランキンハワイ最新版』で著作は62冊に。
Travel columnist&writer after a magazine editor.
Over 350 times to foreign travel, and over 60 books of the copyright so that work.