HAWAII完全復活のその日に備えて。HAWAII現地レポート
Vol.3 進化系フードトラック
2022年最初に取り上げるディスティネーションは、HAWAII。今すぐには行けないものの、やはり多くの人が注目しているHAWAII。ハワイ旅行完全復活のその前に、若干フライング気味ではありますが、昨年末に久しぶりにハワイへ。しばらく行っていない間にハワイはどう変わっていたのかをシリーズでレポート。
コロナの影響でお店がクローズしたり縮小されたりする中、それを機会に独立していくシェフ達も。そんな動きの中、ミニマムスタートで自分たちの店を始めようと、元有名店シェフが始めたフードトラックが増殖中。
コロナ禍で人気店、有名店からシェフたちがスピンアウト。続々フードトラックをOPENしています。
前回では、自分HAWAII史上最高のハンバーガーをお届けしました。今回は、メキシカンタコスのフードトラック。
メキシカン+サイミンのハワイオリジナルディップ「LA BIRRIA」
ここ数年アメリカメインランドで大流行のメキシコ料理。その影響は当然ハワイにも上陸。ワイキキだけでなくローカルエリアにも、メキシカンレストランが急増しているのはコロナ以前からの兆候。その勢いはコロナ中にも衰えず、今最も人気のメニューはビリア。
ビリアとはメキシコのハリスコ州の文化的アイコンでもある料理。簡単に言うとチリとトマトと玉ねぎ、その他スパイスと一緒にトロトロになるまで煮込んだ肉を挟んだタコスのこと。で、そのタコスは先の煮込んだスープ(これを何故かコンソメと呼びますが“コンソメ”とは別物)に、ディップ(浸して)食べるのが、ビリアの正しい食べ方。
正当メキシカンならタコスとコンソメのセット(12ドル)で販売するところですが、ここハワイではそれにサイミンをプラス(5ドル)。コンソメにつけて食べるという、いわゆる日本のつけ麺スタイルを考案。メキシカンのピリ辛スープにサイミンをヒタヒタに浸して食べるという発想。世界各国からやってきた人々が暮らす、まさにダイバーアイランドハワイならではの料理が登場したのです。
そんなハワイならではのメニューを考案したのは、共同オーナーのアルトゥーロさん。ワイキキの有名メキシカンレストランBUHO元シェフで、ハワイのメキシカン料理業界では知らない人はいないという凄い人。その彼が作るビリアタコスが美味しくないわけがなく、2020年10月にパールリッジに登場して以来、大評判。一日1000を超える数が売れる日もあるようになっていったのであります。
ちなみに、ラビリアのフードトラックのいるパールリッジの駐車場には、日本人が大好きなマラサダのLeonardsほか、フードトラックが並びます。次回のハワイの遊び方のメニューにフードトラックホッピング、ありだと思います。
〈営業〉
毎日:11時から17時(なくなり次第閉店)
HP
山下マヌー Manoue Yamashita
雑誌編集者を経て旅行コラムニスト/作家に。渡航回数350回超、最新刊『 山下マヌーのランキンハワイ最新版』で著作は62冊に。
Travel columnist&writer after a magazine editor.
Over 350 times to foreign travel, and over 60 books of the copyright so that work.
山下マヌーの旅コラム