【目次】
・送り狼の意味とは?
・送り狼に遭遇したことはある?
・送り狼に当てはまる人の特徴とは
・送り狼に遭遇した際の対処法とは
・最後に
「送り狼」の意味とは?
はじめに、「送り狼」の言葉の意味についてチェックしてみましょう。
親切を装って女性を送っていき、途中で隙があれば乱暴を働こうとする危険な男(小学館刊・デジタル大辞泉)
もともと「送り狼」は「送り犬」という日本妖怪の一種が由来という説もあります。夜中に山道を歩くと、後ろからぴたりとついてくる犬が送り犬であることから、好意を装いつつも害心を抱く者や、女の後をつけ狙う男のことを指しているようです。
送り狼に遭遇したことはある?
※アンケート20〜39歳の日本全国の女性を対象にOggi編集部が質問。調査設問数10問、調査回収人数110名(未回答含む)。
20~30代の女性100人に送り狼に遭遇したことはある? と質問したところ、はい… 10.8%、いいえ… 89.2%という結果になりました。
全体の約1割程度と遭遇率は低め。頻繁に起こりうることではないとは言えども、男性とふたりきりで帰るタイミングには要注意! 男友達、会社の上司・部下、飲み会で知り合った人など、さまざまな人が送り狼になる可能性が考えられるのです。
送り狼に当てはまる人の特徴とは
危険な存在とわかっていても、どんな男性に気を付けるべきか分からずにいると、知らず知らずのうちに相手のペースに引き込まれてしまうかも。そういった経験をしないためにも、ここで実際に送り狼として当てはまる男性の特徴を確認していきましょう。
【1】ノリが軽い
その場を盛り上げようとしてくれているのはありがたいことですが、周りが見えていないので空気が読めてないと感じる節も多めな印象。自分ではノリが良いと思っていますが、実際はノリが軽いと思われてしまっているのが現実。
そんなタイプの男性は、会話を重要視するよりも雰囲気の良さを重視しているので、適当な相槌を打って流しておけばOK!
「チャラい」(30代・宮崎県)
「軽い人」(20代・神奈川県)
【2】ボディタッチが多い
ボディタッチが多い男性は要注意! はじめは、肩や腕からさり気なく触り始めて、徐々に頻度を増やして様子を伺います。そのときに、しっかりかわすことができていれば押してくることはないのですが、受け入れてしまうと、この子はイケる! と思わせてしまうのかもしれません。
また飲み会の席などで下ネタを連発して、様子を伺ってくる場合もあります。始めが肝心なので、軽い女だと思われない立ち振る舞いが大切です。
「ボディタッチが多い。腰に手を回してくる」(30代・宮崎県)
「何もしないと言って触る」(30代・埼玉県)
「みんなの前ではあっさりした態度だけど、2人になったら急に距離が近くなる」(30代・埼玉県)
【3】馴れ馴れしい
人見知りで話下手な女性にとっては、コミュ力が高く話す際にリードしてくれる男性は嬉しいものです。ただ、その優しさの度を越えてしまうと、馴れ馴れしい印象が強くなってしまいます。
例えば、最初からタメ口や呼び捨てで呼んできたり、会社や家の場所などの個人情報を聞いてくるなど、距離の詰め方が異常な場合も。答えにくい場合は、ほんのり濁して上手く回避しましょう。
「気さくでコミュ力が高い」(20代・東京都)
「女の子慣れしている」(30代・宮城県)
「誰にでもフレンドリーすぎる人」(30代・兵庫県)
【4】しつこい
しつこい男は恋愛において問題を起こしがちな厄介な存在。恋愛経験が少なくてアプローチ方法がわからずにいるのか、自信過剰で自分はモテ男だと勘違いしているのか、人によってタイプはそれぞれです。どちらにしても面倒な男性だということは変わりません。
帰りは1人で帰れると伝えていても、危ないから家まで行くよ! と執拗にアピールしてくる姿には本当にうんざりです。
「ワンチャン狙ってる」(20代・兵庫県)
「肉食系、積極的」(30代・愛知県)
「家まで送ると言って断っても付いてきて、トイレ貸してと言って部屋にあがろうとする」(30代・東京都)
送り狼に遭遇した際の対処法とは
気を付けていても遭遇してしまうこともあるでしょう。断り切れずに、仕方ないかあ… と許してしまうと毎回ターゲットにされてしまう可能性も考えられます。撃退できる方法を身に付けて、被害に合わないように気を付けましょう。
【1】はっきりと断る
多くの女性は、嫌な誘いに対してもことを荒立てないようにやんわりと断ります。ですが時と場合によっては、はっきりNOと伝えないと理解できない男性もいますので、きちんと意思表示をすることはとても大切なことなのです。
逆恨みされないか心配なので、なかなかはっきり断れないという女性は、当たり障りのない理由を付けて断るようにして、今後はその男性と距離とって接しましょう。
「あなたには興味ないですとはっきり言ったほうがいい」(30代・宮城県)
「はっきり嫌だと言う」(20代・東京都)
「しつこく説得。あなたのことは興味ありませんという」(30代・東京都)
「人の多いところでキッパリと断る」(20代・神奈川県)
「強気な対応」(30代・神奈川県)
「きっぱり断る、友達に連絡する、家を明かさずにこっそりネットカフェなど探して時間をつぶす」(30代・山口県)
【2】関わらない
女性は勘がよいので、この人はちょっと危ない人だなと感じた場合は、イエローカードの可能性が高いかも。そんなときは、早めに距離を置いて相手との関わりを避けるのが正解です。
帰りのタイミングが近づいてきたらなるべく早足で姿を消し、タクシーなどで先に帰るように心掛けているという経験者もいるようです。タクシーに同乗させるタイミングさえも与えないのがポイントだとか。
「上手くまく」(30代・三重県)
「自分の家を知られないようにして、さらに逆方面に避難」(30代・埼玉県)
「とにかく無視する」(30代・熊本県)
「さよならする」(30代・愛知県)
「すぐに1人で帰る」(20代・埼玉県)
【3】嘘をつく
嘘も方便。友達や兄弟を口実に一緒に帰れないということを遠回しに伝えてみましょう。もしかしたら、友達が一緒でもいいよ? などと空気を読まずに、諦めずアプローチを続けてくる場合もあるかもしれません。その場合は、異性の友人だから難しいという内容で断ってみるのも◎
寄る場所があるという嘘をついてもよいのですが、それに対して場所はどこかいつまでいるのか等を根掘り葉掘り聞いてくる猛者も。めんどくさい会話のキャッチボールに巻き込まれないよう、事前に上手な嘘を考えておきましょう。
「兄弟と同居してると嘘をつく」(30代・東京都)
「家にお父さんがいるふりをする」(20代・東京都)
「兄弟が後から来ると言って誤魔化す」(30代・福岡県)
「友人などに迎えに来てもらうふりをする」(30代・埼玉県)
「寄る場所があるからと嘘をついて断る」(30代・三重県)
【4】電話をする
電話をしていれば、話し掛けられる心配もなく軽快に回避できそう。仮に話しかけてきたとしても、電話中なのでごめん! とジェスチャーで対応すればそれ以上に話しかけてこないはず。ついでに愚痴も話してしまえばストレス発散になるし、気持ちもすっきり。
たまたま、そのタイミングで電話する相手がいない場合は、電話しているふりをして、気付かれる前にその場から逃げきってください。
「ある程度距離をとって、すぐに家に入る。電話が来たふりをする」(20代・神奈川県)
「その場で親に電話をかける」(30代・神奈川県)
「家の前で友達に電話する」(30代・東京都)
「身内に電話して迎えにきてもらう」(20代・京都府)
「家について来られていると家に着く前に気づいた場合、親など友達に電話しながら歩く」(30代・千葉県)
【5】家族が来る旨を匂わす
送り狼に効果的な手段は家族の存在。送っていくよと言われても、家族と一緒に住んでいるから、家族が迎えに来ているからなどの理由を伝えれば、それ以上に話を進めようとしてくる男性は少ないでしょう。
一度そのような断り方をすると次に会った時は、狙われる可能性も低いので安心です。
「明日の朝に親が来るという」(20代・鳥取県)
「家族が家にいるからと断りを入れる。そもそも送ってもらわない」(30代・神奈川県)
「親を呼ぶ」(20代・神奈川県)
「家に家族がいるから! と自宅から少し離れたところでバイバイする」(30代・埼玉県)
「お母さんが来ているという」(30代・宮崎県)
「親に合鍵を渡していると伝える」(30代・兵庫県)
「1人で大丈夫アピールをしたり、別の人を呼んだりする」(30代・愛知県)
【6】コンビニを利用する
コンビニは24時間営業している場所が多いので、いざというときの駆け込みに利用できます。店内も明るいので深夜でも変な雰囲気にならず、安心です。
もし、どうしても付いてきてしまう送り狼がいる場合は、家まで送ってもらうのではなくコンビニまでで、その後解散という流れを選択するのもアリですね。
「コンビニなどの他の人がいる場所で『もう大丈夫だから、また今度ね』という。粘られたら迷惑だとはっきり言う」(20代・神奈川県)
「コンビニに寄って撒く」(30代・東京都)
「帰り道にコンビニに寄って、わざと生理用品を購入している場面を目撃させる」(30代・神奈川県)
「トイレに寄りたいなどと理由をつけてコンビニに入り、助けを求める」(20代・福島県)
「コンビニ寄ってから帰るといってかわす」(20代・兵庫県)
【7】警察の力を借りる
押しが強く、断ってもずっと付きまとう強引な送り狼も珍しくありません。あまりにも、諦めが悪いようならば警察というワードをちらつかせてみると、引いてくれるので効果的です。
無理矢理押え付けてきたり、キスをしようとしてくる場合は大変危険な状況なので、迷わず警察に通報しましょう。相手に遠慮する気持ちはいらないので、自分自身を守ることを優先しましょう。
「とにかく断る。警察をちらつかせる」(20代・東京都)
「家に着いて来ようとした時点で警察を呼ぶ等の事を言います」(30代・兵庫県)
「すぐに駅やお店などの人通りが多い所へ行き、時間をつぶす。それでも逃げられなかったら、警察などに通報する」(30代・東京都)
「通報してもらう」(30代・大阪府)
「防犯ブザーを鳴らす」(20代・兵庫県)
「警察に連絡する」(20代・東京都)
最後に
送り狼は、お酒が弱い女性や押しに弱そうな女性、1人暮らしの女性をターゲットに声を掛けてくることが多いです。予期せぬタイミングでアプローチを仕掛けてくることもあるので、自分がそんなことをされるわけがない! と油断していてはダメです。なるべく隙を作らずに、ハキハキとした印象を植え付けることで対象から外れるでしょう。
とはいっても、全ての男性がそのような下心があるわけではありません。お酒の席でも酔いすぎないように注意して、本当に大丈夫な人なのか見極められるようになると安心ですね。
ストーカー被害などの事件に発展しないように、普段から自分の身はしっかり自分で守れるよう意識した行動をしていきましょう。
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