1:「いや、僕も忙しいんで」
「めちゃくちゃ業務が立て込んでいたときに何度も電話をしつこくかけてきた下請け先。何か急用かと出たら、調べ物を依頼されました。かなり忙しいタイミングだったので『すみません、今急ぎの仕事をしていてテンパっているので、夕方でもいいですか?』と聞いたら、相手から『いや、僕も忙しくてテンパっているので、早くしてください。いますぐお願いします』と返され、ドン引き…。
自分のことしか考えてないの!? ってイラッとしましたね」(34歳・女性/メディア関係)
2:「あなたは、そんなに忙しいですか?」
「一度電話に出るとやたら雑談をしたがり電話が長い取引先がいて、時間に余裕があるとき以外はその方からの電話に出ないようにしています。この前、立て続けにコールがあって、たまたま私は忙しかったのでそのまま折り返しもしないまま丸1日くらい経ってしまって。すると次に電話に出たときに、開口一番『そんなに忙しいですか?』と質問され、びっくり…。
電話を1日以上放置したこちらも悪いのはわかりますが、ここまでストレートに思ったことを口にされても、返す言葉がなかったです…」(31歳・女性/翻訳)
3:「何様ですか?」
「見知らぬ携帯番号からの着信は出ない主義だったのですが、テレワークの普及でそうも言っていられず、最近では警戒しつつ出るようにしています。だけど、知らない番号からの着信は、相手が名乗るまではこちらからは名乗らないようにしています。
先日かかってきた電話で、自分は名乗らずにいきなり『○○さんですか?』と私の名字を確認してきたので、なんだか怖いなと思って黙っていたんです。すると相手はそのまま『何様ですか?』と言うではないですか…! おそらく“どちら様ですか?”みたいな意味で使っていたんだと思いますけど、“何様ですか?”なんて言われたことは初めてだったのでびっくりしましたし、こういう人とは仕事をしたくないなって思いました」(30歳・女性/アート関係)
* * *
対面で話す機会が減っていることから、電話をする機会が増えているという人は多いですよね。マナーを守らないやりとりは、相手を不快にさせる原因になりやすく、さらには人間関係が悪化してしまうきっかけにも…。相手が誰であれ、思いやりとマナーを意識した電話を心がけたいですよね。
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並木まき
ライター・時短美容家。シドニー育ちの東京都出身。28歳から市川市議会議員を2期務め政治家を引退。数多くの人生相談に携わった経験や20代から見てきた魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様を活かし、Webメディアなどに執筆。